有田駅

佐世保線と松浦鉄道の駅、有田の改札画像です。

駅名標。有田町の花であるサクラのイラスト入りである。当駅は有田焼で知られる有田町の中心駅であり、佐世保線と松浦鉄道の分岐駅である。当駅には特急みどり・ハウステンボス号を含む全列車が停車する。
自立式駅名標。手書きタイプとなっており、吊り下げ式同様サクラのイラストが入る。当駅は松浦鉄道の起点駅であり、JR九州と松浦鉄道の共同使用駅でもあるため、佐世保線と松浦鉄道は改札を通ることなく乗り換えが可能である。
当駅には国鉄デザインの手書き駅名標も設置されている。
駅舎。平成に入ってから改築された、比較的新しい駅舎である。屋根から突き出た楕円形の煙突のような部分が特徴的であり、有田焼の窯を彷彿とさせるデザインとなっている。
有田焼の里ということもあり、駅舎に掲げられた1種駅名標は有田焼の陶板となっている。
また、駅舎の時計も有田焼で造られたものとなっている。
改札口。有人駅となっている。当駅はJR九州・松浦鉄道の共同使用駅であるため、どちらに乗る際もこの改札を通ることとなる。また、佐世保線・松浦鉄道相互の乗り換えは、改札内で改札を通らずに乗り換えることができる。
改札口は共用であるが、きっぷ売り場は分かれている。JR線のきっぷ売り場は、自動券売機・みどりの窓口が設けられている。
松浦鉄道のきっぷ売り場も、自動券売機・窓口が設けられている。また、土産物等を販売する売店もあるようである。
駅舎内部には待合スペースが設けられているほか、コインロッカーも準備されている。
駅舎を外から見た際に、煙突のような構造となっていた部分は、明かり取りの窓が設けられており、天井からは照明が吊るされている。
ホームは2面3線となっており、このうち2線を佐世保線が、1線を松浦鉄道が使用する。
当駅のホーム屋根は木造で歴史を感じさせる造りとなっている。
有田焼の里ということもあり、ホームには有田焼の陶板が展示されている。
有田焼の里ということもあり、ホームには有田焼の陶板が展示されている。
松浦鉄道が使用する3番のりばのホーム上には、JR九州の集札箱と、松浦鉄道の自動券売機が置かれている。佐世保線と松浦鉄道を改札内で乗り継ぐ乗客への配慮がなされている。
当駅構内は広くなっているが、これはかつて貨物駅があった名残である。現在はオフレールステーションとなっており、貨物列車の発着は無く、トラック便での対応となっている。
奥には貨物ホームの跡が残っており、ホーム屋根から趣ある雰囲気が感じられる。
当駅の1番のりばホーム上には、有田焼で造られたと思われる芸術的なモニュメントが設置されており、お洒落な雰囲気が感じられる。
当駅にはもじ鉄案件が複数存在する。1番のりばの番線標は、国鉄風の行灯タイプとなっている。
1番のりばには、自立式の手書き乗換案内看板が設置されている。なお、平戸口方面と書かれているが、平戸口駅は松浦鉄道移管翌年の1989年にたびら平戸口駅に改称されているため、この看板は改称以前より残るものと推測される。
2番のりばには、行灯式の乗換案内看板が設置されている。こちらも、平戸口方面となっており、改称以前より残るものと推測される。
2番のりばの乗換案内の裏側は3番のりばに向けての乗換案内看板となっており、こちらは松浦鉄道乗客に向けての乗換案内であるため、JR線の駅名が書かれている。

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所在地:佐賀県西松浦郡有田町
乗入路線
佐世保線
西九州線

上川駅

石北本線の駅、上川の改札画像です。

吊下式駅名標。隣駅表示「しらたき」がステッカー貼りとなっているが、これは当駅ー白滝間にあった上白滝駅が利用者僅少により2016年春に廃止されたためである。かつては上白滝駅の他にも、天幕、中越、上越、奥白滝の4駅があったが2001年までに全て廃止されている。
自立式駅名標。当駅は石北本線の主要駅であり、特急オホーツク・大雪号、特別快速きたみ号を含む全列車が停車する。旭川方面からの普通列車は全て当駅折り返しとなり、当駅から遠軽方面への本数は激減する。隣の白滝駅までの距離は37.3kmあり、JR在来線の駅間距離としては日本一長い。この区間を、普通列車は1時間近くかけて走破する。
ホーム設置の名所案内。大雪山関連の記載が占めている通り、当駅は大雪山へ最も近い鉄道駅である。層雲峡温泉の玄関口でもあり、看板にも層雲峡のイラストが入っている。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎。鉄筋コンクリート製の横に長い駅舎となっている。
改札口。当駅は有人駅となっており、係員による集改札が行われる。
当駅にはみどりの窓口が設置されているが、自動券売機は設置されていない。乗車券・特急券は窓口でのみ購入できる。
駅舎内部は広々とした待合室となっており、近年改装されたためか清潔感ある雰囲気が感じられる。
当駅は層雲峡温泉の最寄駅であるためか、駅舎内には「温泉むすめ」の等身大パネルが置かれている。
駅舎のホーム側には安全管理優良職場のホーロー看板が設置されていた。
ホームは2面3線となっており、列車の折り返し・行き違いが可能である。当駅周辺は道内でも有数の豪雪地帯であるため、冬季には除雪作業員が除雪を行う姿を見ることが多い。
当駅設置の跨線橋は歴史を感じさせる造りとなっている。
跨線橋内部の様子。天井もさることながら、床が板張りとなっていることが特徴的である。
跨線橋内には「ご乗車ありがとうございます」と書かれた木製手書き看板が設置されている。
裏側には「おつかれさまでした」と書かれている。
また、2番・3番線側の跨線橋出入口には「出口」の手書き看板が設置されていた。
当駅の2番・3番線に設置されているホーム上屋は独特の形状となっており、当駅のシンボル的存在である。
上屋は3連アーチ状の形状となっており、他駅では見かけない当駅独特の上屋である。
当駅では1日1度、15:40にのみホーム3線が全て埋まる。遠軽発旭川行き普通列車が15:21に到着後、16:06の発車まで2番線に45分間停車する。この間に15:40発旭川行き特急大雪4号と15:41発北見行き特別快速きたみ号が当駅で交換を行うため、それぞれ1番線と3番線に入線する。

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所在地:北海道上川郡上川町
乗入路線
 石北本線

矢美津駅

北上線の駅、矢美津の改札画像です。

駅名標。表面に亀裂が多数入っており、状態は非常に悪い。当駅は2016年以降、12/1〜3/31の冬季期間は全列車通過となっていたが、利用者減少に伴い2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。
待合室にはラインカラー入りの駅名標が設置されており、こちらは状態が良好である。当駅が廃止となるダイヤ改正当日は冬季休業中のため、実質的な最終営業日は2021年11月30日となった。2駅隣の平石駅も当駅同様冬季通過駅であり、同じタイミングで廃止が決定している。
ホーム上の柱にはホーロー駅名標と思われる看板が設置されているが、錆が酷く解読は難しい。上部に「や」の文字が確認できるが、その下の文字は「な」のような形であり、文字も4文字分のスペースがある。当駅の駅名標でない可能性もあるが、真相は謎である。
このほか、ホーム出入り口付近にある電気メーターの後ろ側にもホーローと思われる看板が残っていた。
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅であり、改札口は存在しない。ホームへはダイレクトに行くことができる。
ホーム中ほどの位置に片流れ屋根の待合室が設けられている。
待合室内部の様子。ベンチが4脚設置されている。
当駅の時刻表。上り北上方面が1日5本、下り横手方面が1日4本の計9本が停車する。北上線ではこのほか当駅を通過する快速列車が運行されている。
当駅の運賃表の様子
当駅の待合室内にはトロッコ風のモニュメントが設置されている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
当駅に進入する北上行き普通列車。記事公開時点で、当駅の駅としての「籍」は残っているものの、すでに冬季休業期間に入っており、列車が当駅に停車することはもう二度とない。
駅周辺の様子。当駅周辺は僅かに人家があるのみとなっており、廃止も止むを得ない状況であることが伺える。

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所在地:秋田県横手市
乗入路線
北上線

平石駅

北上線の駅、平石の改札画像です。

駅名標。当駅は2016年以降、12/1〜3/31の冬季期間は全列車通過となっていたが、利用者減少に伴い2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。しかし、ダイヤ改正当日も冬季休業中のため、実質的な最終営業日は2021年11月30日となった。2駅隣の矢美津駅も当駅同様冬季通過駅であり、同じタイミングで廃止が決定している。
待合室にはラインカラー入りの駅名標も設置されている
駅全景。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっている。
駅前の道から階段を上がってホームへダイレクトに行くことができる。
ホーム中ほどの位置に片流れ屋根が特徴的な待合室が設けられている。
待合室内部の様子。ベンチが4脚設けられているのみである。山間部に立地するが、取材時は待合室内部に虫等は少なく比較的清潔に保たれていた。
当駅の時刻表。当駅には上り北上方面が1日5本、下り横手方面が1日4本の計9本の列車が停車していた。
当駅の運賃表
待合室内にはトロッコ風のモニュメントが設置されていた。
ホームは単式1面1線の棒線駅で列車の行き違いは不可能である。
駅周辺に民家はごく僅かであり、駅が廃止となるのもやむを得ない状況であることがわかる。
当駅に進入する北上行きの列車。記事公開時点で駅としての「籍」はあるものの、冬季休止中のため当駅に列車が停車することはもう二度とない。

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所在地:秋田県横手市
乗入路線
北上線

池田園駅

函館本線砂原支線の駅、池田園の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い、2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。隣の流山温泉駅、その隣の銚子口駅も廃止となるため、大沼ー鹿部間にあった中間駅3駅が同時に廃止され消滅することとなった。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎。ベージュ色の外壁が特徴的な、比較的大きい駅舎である。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
壁には運賃表・時刻表が貼られている。当駅に停車する列車は少ない。
駅舎内部には待合室が設けられている。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎からホームは跨線橋で結ばれる
ホームは単式1面1線の棒線駅で列車の行き違いは不可能である。かつては島式1面2線の交換可能な構造であり、ホームの形状にその名残が確認できる。
駅舎反対側の大沼方面に抜けることができる勝手口が設けられている。この勝手口の先には人気のレストランがあり、当駅から歩いて訪れることもできるが、駅廃止に伴い列車での訪問は難しくなった。もっとも、列車利用でレストランを訪れる客はそう多くなく、ほとんどが車利用であるものと思われる。

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所在地:北海道亀田郡七飯町
乗入路線
函館本線(砂原支線)