坪尻駅

土讃線の駅、坪尻の改札画像です。

駅名標。当駅は新改駅と並び土讃線でただ2つのスイッチバック式停車場であり、周囲に人家が存在しない秘境駅としても知られている。
駅舎。開業当時から使用されているものと思われる木造駅舎となっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎内部は待合室となっている。
駅舎内部の様子
当駅の時刻表。当駅に停車する列車は取材時上り4本、下り3本の計7本のみであった。当駅を含む琴平ー阿波池田間は県境越えの区間のため普通列車は1日6往復のみの運行であるが、当駅は前述の通り秘境駅であり利用者が僅少なため通過列車がありさらに停車本数が少なくなっている。
ホーム側から見た駅舎出入口の様子
当駅には下灘や安和等、ロケーションの良い駅にも設置されている「らぶらぶベンチ」が設置されている。しかしながらカップルで当駅を訪れる旅客がどの程度いるかは不透明である。
ホームは単式1面1線であるが、前述の通りスイッチバック式停車場であるため通過線も存在する。そのため一部の列車は当駅で特急列車の通過待ちを行う。
ホームに面した線路は行き止まりとなっており、到着した列車は方向を変えて発車していく。
ホーム上には「坪尻駅 秘境の駅」と書かれた看板が建てられていた。国鉄・JR公式に認められた「秘境駅」といえよう。
当駅ホームから阿波池田・高知方面を望む
当駅に停車する列車は、当駅の阿波池田・高知寄りに設けられた引き上げ線で必ず方向転換する必要がある。琴平方面行きは当駅発車後に、阿波池田方面行きは当駅到着前に方向転換を行う。
引き上げ線から当駅構内方面を望む
当駅構内では引き上げ線と本線がX字のように交差する構造となっている。
当駅横の本線を通過する特急南風号。当駅はスイッチバック式停車場であるが、方向転換が必要なのは当駅に停車する列車のみであり、当駅を通過する列車は方向を変えずに高速で通過することができる。

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所在地:徳島県三好市
乗入路線
土讃線

鮎喰駅

徳島線の駅、鮎喰の改札画像です。

駅名標
駅入口。当駅はホームがあるのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。
駅入口の様子。階段傍には自動券売機が設置されている。
ホームから駅前を見下ろした様子。ホームは線路同様盛り土上にあるが、当駅西側で鮎喰川を渡ることもあり、盛り土の高さは高くなっている。
ホーム上の階段付近には、通過列車に注意するよう啓発する手書き看板が設置されている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
また、阿波池田方のホーム端には、出入口から出るよう啓発する手書き看板が設置されている。このように、当駅はホームのみの無人駅でありながら、手書きのもじ鉄案件が複数存在する。

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所在地:徳島県徳島市
乗入路線
徳島線(よしの川ブルーライン)

府中駅

徳島線の駅、府中の改札画像です。

駅名標。「府中」と書いて「こう」と読む難読駅名である。「ふちゅう」駅ではないので気をつけたい。
旧駅舎。開業当時からの木造駅舎が長年使用されていたが、老朽化に伴い2021年に解体された。現在は「銀の箱」となっている。
駅舎に設置された1種駅名標は国鉄時代からのものであり、取材時は光っていた。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
かつての窓口跡は封鎖されている。
駅舎内部は広々とした待合室となっており、自動券売機が設置されている。
ホーム側から見た旧駅舎の様子
ホーム側から見た旧駅舎の様子
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。
跨線橋から俯瞰したホームの様子。当駅の駅舎側1番のりばの線路は1線スルー式となっており、特急列車は1番のりばを通過する。また、普通列車も行き違いがない限り両方向とも1番のりばから発着する。
当駅には、1種駅名標以外にも国鉄時代からのものと思われるもじ鉄案件が存在する。1番のりばの番線標は手書きと思われる。
また、駅舎の柱にも「り」の字が特徴的な縦型の番線標が設置されている。
2番のりばの番線標。1番のりばのもの同様に手書きと思われるが、下部を切り取った痕跡が見られる。下部には果たして何が書かれていたのだろうか。

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所在地:徳島県徳島市
乗入路線
徳島線(よしの川ブルーライン)

石井駅

徳島線の駅、石井の改札画像です。

駅名標。当駅には一部の特急列車も停車する。
駅舎のホーム側には国鉄スタイルの駅名標も設置されている。
駅舎。国鉄時代から使用されている木造駅舎となっている。駅舎は駅前広場より少し高い位置に建っている。
改札口。当駅は有人駅となっている。
きっぷ売り場の様子。窓口が設けられているほか、自動券売機が1台設置されている。
窓口の「きっぷうりば」の文字からは国鉄っぽい雰囲気が感じられる。
同様に、自動券売機付近にある「自動きっぷうりば」の文字からも国鉄風の趣が感じられる。
駅舎内部は待合室となっており、近年地元の石井町により内装がリニューアルされたようである。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。
駅舎反対側ホームである2番のりばにも比較的大規模な待合スペースが設けられている。
ホーム同士の行き来は跨線橋にて行う。
当駅に設置されている跨線橋は歴史を感じさせる構造をしているが…
この跨線橋には「鐵道院」の刻印があり、1915年に建立された非常に歴史あるものである。鐵道院時代から残る跨線橋は四国はおろか全国でも残存例は少なく、貴重なものとなっている。
跨線橋内部の様子。壁だけでなく階段も木でできており、暖かみと趣が感じられる雰囲気が漂う。

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所在地:徳島県名西郡石井町
乗入路線
徳島線(よしの川ブルーライン)

下浦駅

徳島線の駅、下浦の改札画像です。

駅名標
駅全景。当駅はホームのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。
駅入口の様子
ホーム上には短い上屋があり、その下は待合室となっている。
上屋下の待合スペースの様子
ホーム上には白ポストが置かれている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。

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所在地:徳島県名西郡石井町
乗入路線
徳島線(よしの川ブルーライン)