信濃境駅

中央本線の駅、信濃境の改札画像です。

駅名標。駅名の通り、当駅は信濃と甲斐の境に位置している。当駅は長野県に位置するが、隣の小淵沢駅は山梨県となる。
駅舎ホーム側には木製・手書きの駅名標も設置されている。
また、当駅ホームには国鉄時代からのものと推測される名所案内看板もある。
近年設置されたと思われる、井戸尻遺跡の名所案内看板もある。
駅舎。開業当時からのものと思われる、趣ある木造駅舎となっている。
駅前には背の高いシラカンバの木が1本生えており、高原情緒が感じられる。
駅舎に掲げられた1種駅名標は木製・手書きとなっている。
改札口。無人駅となっている。Suica等の交通系ICが利用可能であり、IC専用簡易改札機が設置されている。
窓口付近の様子。かつての窓口跡が残るが、現在は無人駅のためカーテンが閉められている。自動券売機は設置されておらず、代わりに乗車駅証明書発行機が設置されている。
駅舎内部には待合スペースが設けられている。
駅舎ホーム側の様子。木製駅名標とレトロ感ある造りのベンチが趣ある雰囲気を醸し出している。
ホームは相対式2面2線となっている。
2番線の小淵沢・甲府方面ホームに設置されている待合室は洋風デザインとなっており、駅舎とは対照的である。
取材時は梅雨明け直前の7月下旬。生憎の雨ではあったものの、駅前にはアジサイが美しく咲き誇っていた。

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所在地:長野県諏訪郡富士見町
所属路線
中央本線

川岸駅

中央本線辰野支線の駅、川岸の改札画像です。

駅名標。長野支社標準デザインの自立式駅名標となっている。
駅舎。緑色のトタン屋根が特徴的な、開業当時からのものと思われる木造駅舎となっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎内部。かつて窓口があったと思われる箇所は閉鎖されている。自動券売機はないが、乗車駅証明書発行機が設置されている。
駅舎ホーム側には、ヒョウタンの形をした木製の駅名標が設置されている。
駅舎からホームは屋根付きの通路を通ってアクセスする。
屋根の支柱は古レールを使用したものとなっている。
跨線橋には木製の駅名標が設置されており、国鉄時代からの手書き看板であったと思われるが、ステッカーが上貼りされてしまっている。
ホームは島式1面2線となっており、列車の行き違いが可能となっている。
ホーム屋根は木製の趣ある雰囲気が感じられるものである。
当駅のホーム上屋には「左右指差確認」と書かれた木製手書き看板が設置されている。
当駅はJR東日本・中央東線の駅であるが、発着する列車のほとんどが飯田線からの直通列車である。飯田線はJR東海の管轄であるため、JR東日本の駅でありながら、当駅を発着する車両はほとんどがJR東海の車両となっている。
前述の通り、当駅を発着するほとんどの列車でJR東海の車両が使用されているが、取材時は数少ないJR東日本車両を使用する列車も見ることができた。

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所在地:長野県岡谷市
所属路線
中央本線(辰野支線)
飯田線)

辰野駅

中央本線辰野支線の駅、辰野の改札画像です。

吊下式駅名標。当駅は中央本線(辰野支線)と飯田線の接続駅である。辰野支線の岡谷ー当駅間は大部分が飯田線からの直通列車となっており、実質飯田線の一部のようになっている。一方、辰野支線の当駅ー塩尻間は、ピストン輸送を行う区間列車を中心とした運用である。
自立式駅名標。飯田線は当駅が終点である。飯田線の隣駅である宮木駅までの矢印がオレンジ色となっているが、これは飯田線がJR東海の管轄であるためである。
写真入り駅名標。辰野町は「ホタルの里」として知られているため、駅名標にもホタルの写真が入っている。
駅舎。国鉄時代より使用されている鉄筋コンクリート製の駅舎となっている。この駅舎は塩嶺トンネルの新線(みどり湖経由)の見返りとして建設された駅ビルであり、かつてはテナントも入居していたが、現在はテナントは全て撤退したため、駅ビルは閉鎖されている。
当駅の1種駅名標は石造りの高級感あるものとなっている。
改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。東京近郊区間内に含まれてはいるものの、Suica等の交通系ICは一切利用不可である。
きっぷ売り場の様子。かつてはみどりの窓口が設置されていたようであるが、現在窓口は閉鎖されている。自動券売機は2台設置されており、うち1台は指定席券売機である。
駅舎内部には待合室が設けられている。
待合室内部の様子
ホームは2面4線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能となっている。
0番線ホームは頭端式となっており、飯田線の当駅始発列車が使用するようである。
駅構内の様子。駅構内は広くなっており、多数の留置線が設けられている。
当駅ホームに設置されている番線標。他駅ではあまり見かけないタイプの番線標となっている。
2番線・3番線の番線標
当駅の跨線橋には手歯止に関する木製の看板が設置されているが、経年劣化が激しいため文字はかなり読み難くなっている。

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所在地:長野県上伊那郡辰野町
所属路線
中央本線(辰野支線)
飯田線

信濃川島駅

中央本線辰野支線の駅、信濃川島の改札画像です。

駅名標。長野支社標準デザインの自立式駅名標となっている。
写真入り駅名標。当駅付近を流れる天竜川の写真入りである。
駅舎。鉄筋コンクリート製の簡易駅舎となっている。
駅舎。鉄筋コンクリート製の簡易駅舎となっている。
駅舎に取り付けられた1種駅名標は国鉄時代より残るものと推測される。
駅舎内部は待合室となっている。
駅舎とホームは若干離れており、連絡通路を通ってアクセスする。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。ホームへはダイレクトに行くことができる。
ホーム出入口の階段付近には、「下り塩尻方面」と書かれているが、当駅は現在棒線駅であるため、塩尻方面・辰野方面ともに同じホームから発着する。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。かつては相対式2面2線を有しており、列車の行き違いが可能であったようである。
ホーム上の待合室内部の様子
当駅ホームの塩尻方面端の様子。ホームから飛び降りないよう注意啓発する看板が設置されている。
このうち、「通行禁止」と書かれた看板はホーロー看板と思われる。

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所在地:長野県上伊那郡辰野町
所属路線
中央本線(辰野支線)

小野駅

中央本線辰野支線の駅、小野の改札画像です。

駅名標。当駅は中央本線辰野支線にある中間駅である。みどり湖経由の新線が開通して以降、特急あずさ号や貨物列車等は全て新線経由の運行となり、旧線は普通列車のみの運行となった。
自立式駅名標。長野支社標準タイプとなっている。当駅を含む塩尻ー辰野間は、飯田線の直通列車が多く走る辰野ー岡谷間と比べても本数が少なく、同区間の半分程度にとどまる。
別タイプの自立式駅名標も設置されており、基本的なデザインは同じであるものの、フォントが異なるため印象が全く異なって見える。
裏側には同一デザインで手書きの駅名標がしれっと残っている。ホームの外側、線路のない方向を向いているため、列車内からは見ることのできない駅名標である。
長野支社管内で比較的よく見かける写真入り駅名標。当駅が最寄りのしだれ栗森林公園の写真が使用されている。このように、当駅構内の駅名標だけで5種類も設置されている。
当駅ホームの辰野寄りにはホーロー製の縦型駅名標がある。その隣には錆び付いて解読が難しいが、指差確認の看板もある。
駅舎。開業当時からのものと思われる趣ある木造駅舎となっている。
駅入口付近には木製の1種駅名標が設置されている。
改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。係員不在時間帯は無人となる。
きっぷうりばの様子。当駅に自動券売機はなく、乗車券は窓口で購入する必要がある。
駅舎内部には待合室が設けられているが、係員配置時間帯のみ使用できる。無人時間帯は施錠され、使用することができない。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。
当駅の跨線橋は鉄道院時代に建てられた歴史と趣あるものとなっている。
駅舎同様、待合室も木造の趣ある建物となっている。
当駅に設置されている方面看板。本来、上り東京方面は辰野方面であるが、下り塩尻方面の看板に東京が書かれている。当駅からの列車は辰野止まりのため、辰野方向に進んで東京方面に向かうと辰野と岡谷で2回乗換が必要であるため、塩尻方面へ向かう方が便利である。
辰野方面の方面看板。川岸駅は辰野ー岡谷間にある中間駅であるが、同駅へは辰野で乗り換えた方が乗換回数・所要時間面で便利である。岡谷へは塩尻・辰野どちらを経由しても乗換回数・運賃は同じである。
趣ある駅舎・駅名標・跨線橋・待合室を有する当駅には、良質なもじ鉄案件も複数存在する。当駅に設置されている番線標は手書きのものとなっている。
2番線の番線標。1番線同様に手書きである。
駅舎のホーム側には「通商産業大臣指定 軽量管理事業場」のホーロー看板と「指差確認」の看板がある。「指差確認」看板は、ホーロー駅名標横にも設置されているが、ホーロー横のものが風雨に晒され錆び付いているのに対し、こちらは屋根下にあるため状態が比較的良好である。

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所在地:長野県上伊那郡辰野町
所属路線
中央本線(辰野支線)