葛駅

近鉄吉野線の駅、葛の改札画像です。

駅名標。駅名は、かつて存在した南葛城郡葛村に由来し、当駅は役場の最寄駅であった。このように、駅名は地名に由来するが、取材班は普段から「クズ」とよく言われているため、一瞬自分達のことを指しているのではないかと思ってしまった。
自立式駅名標。当駅徒歩圏内には葛もち工場があり、工場直売所で葛もちを安く購入することができるようである。
当駅に設置されている名所案内
駅舎。鉄筋コンクリート製の簡易的な駅舎となっている。
改札口。無人駅となっており、ICOCA・PiTaPa等の交通系IC専用の簡易改札機が設置されている。
駅舎内部は待合室となっている。このほか、ホーム上にも冷暖房完備の待合室があり、暑い夏や寒い冬でも快適に電車を待つことができる。
ホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の行き違いは不可能である。

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所在地:奈良県御所市
乗入路線
近鉄吉野線

大和二見駅

和歌山線の駅、大和二見の改札画像です。

駅名標。ラインカラー対応となっている。この駅名標はホームに設置された柵にダイレクトに取り付けられている。
自立式駅名標も設置されている。
駅舎。以前は趣ある木造駅舎が残っていたが、近年簡易型駅舎に改築された。JR西の簡易駅舎はシルバーを基調とした色合いのものが多いが、当駅は黒を基調とした色合いとなっている。夏は暑そうだ。
駅舎内部。当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。自動券売機が設置されているほか、ベンチが4席設けられている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
かつては相対式2面2線であったと思われ、ホーム跡が残るが、線路は剥がされている。

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所在地:奈良県五條市
乗入路線
和歌山線

五条駅

和歌山線の駅、五条の改札画像です。

駅名標。当駅は奈良県五條市の代表駅である。市名が「五條」なのに対し、駅名は「五条」となっており、表記が異なる。
自立式駅名標。ラインカラー対応となっている。当駅は和歌山線における運行上の拠点駅であり、朝夕を中心に当駅始発・終着となる列車が存在する。
駅舎。一部増築がなされた木造駅舎となっており、増築部分は鉄筋コンクリート製であるようである。
改札口。有人駅となっており、IC専用簡易改札機が設置されている。なお、和歌山線で各駅にIC簡易改札機が設置されているのは当駅から王寺方面の各駅のみである。和歌山方面の各駅は、利用の多い一部駅を除き車載機でのIC対応となっている。
きっぷ売り場の様子。みどりの窓口があるほか、自動券売機が2台とICチャージ機が設置されている。
駅舎内部は待合室となっており、五條名産の柿の葉寿司の店舗(たなか)が入居している。
ホームは2面3線となっており、列車の行き違いおよび折り返しが可能となっている。このほか、側線が複数設けられている。
当駅のホーム上屋は木造の趣ある雰囲気が感じられる。
当駅ホームの木造上屋と227系車両。和歌山線では、長らく当駅ー王寺間でのみICOCA等の交通系ICが利用可能であったが、IC車載機を搭載した同車の導入により、全線でのIC利用が可能となった。
当駅ホームには国鉄時代からのものと思われる手書きの名所案内看板がある。適度に錆び付いた様子がレトロ感を感じさせる。
また、和歌山線の他駅同様に、当駅にも地元学生の描いたイラストが展示されている。
ホーム上には、車内暴力帽子を啓発する手書き看板が立てられている。
和歌山線の運行拠点駅である当駅には、側線が複数設けられており駅構内は広くなっている。
駅構内には木造の趣ある詰所が建てられており…
詰所には「救急ノウ」と書かれたホーローっぽい看板が取り付けられている。

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所在地:奈良県五條市
乗入路線
和歌山線

北宇智駅

和歌山線の駅、北宇智の改札画像です。

駅名標。ラインカラー対応となっている。
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。
当駅の待合室はログハウス風のデザインとなっている。
待合室内部の様子。自動券売機およびIC専用簡易改札機が設置されている。
待合室内部の様子。自動券売機およびIC専用簡易改札機が設置されている。
待合室内には差別落書きに関する手書き看板が設置されている。どのような内容の落書きであったのだろうか…
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
当駅は2007年までスイッチバック式の停車場であった。現在スイッチバックは解消されたが、現在でもスイッチバック駅時代の名残が残っている。
雑草に覆われておりわかり難いが、現在でもスイッチバック時代に使用されていたホームの跡が残っている。
当駅から王寺方面を望む。踏切の部分に柵が設けられており、架線柱の幅も広くなっているが、かつてはこの部分に折り返し線が設けられていたようである。

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所在地:奈良県五條市
乗入路線
和歌山線

吉野口駅

和歌山線と近鉄吉野線の駅、吉野口の改札画像です。

JR線駅名標。ラインカラー対応となっている。
JR線自立式駅名標
近鉄吉野線駅名標。当駅は近鉄吉野線とJR和歌山線の乗換駅であるが、近鉄とJR西日本の共同使用駅であり、駅はJR西日本が管轄している。そのため、近鉄の駅名標もJR西日本仕様のものに近鉄の駅番号が入った変態仕様となっている。
近鉄吉野線の自立式駅名標。自立式駅名標もつり下げ式と同様に、JR仕様のものに駅番号が入っている。
駅舎。開業当時からのものと思われる、歴史と趣ある木造駅舎となっている。
改札口。有人駅となっており、IC専用簡易改札機が設置されている。当駅はJR西日本が管轄しているが、簡易改札機は近鉄仕様のものになっている。これは、JR和歌山線では長らくICOCA等の交通系ICが使用できず、近鉄吉野線でのみ利用可能であった名残である。
きっぷ売り場の様子。窓口があるほか、自動券売機が設置されている。自動券売機は、JR西日本のものと近鉄のものが1台ずつ置かれている。
駅舎内部は広々とした待合スペースとなっている。
ホームはJRと近鉄あわせて3面5線となっている。
このうち、JRは2面3線を使用し、列車の行き違いが可能となっている。
近鉄ホームは2面2線となっている。阿部野橋直通の特急や急行が通る近鉄の方が、JRより本数も利用者も多いにも関わらず、JRより少ないホームで本数をやりくりしている。
先述の通り、当駅はJRと近鉄の共同使用駅であるため、両社間を改札を通ることなく乗り換えることができる。但し、ICOCA等の交通系ICカードで乗車する場合にのみ、JRと近鉄どちらを利用したかを区別するために、ホームや通路に設置された乗り換え改札機にタッチをする必要がある。
乗り換え改札機はホーム上のほか、ホーム間連絡の地下通路にも設置されている。乗り換え改札機にタッチする必要があるのは、近鉄とJRとを乗継ぐときと、当駅でJRに乗車・下車するときである。JRに乗車・下車する場合は、いかなる時でもタッチする必要があるため注意が必要である。
当駅のホーム屋根は、歴史を感じさせる趣ある木造のものとなっている。
当駅には国鉄時代からのもじ鉄案件が複数存在する。JR線の五条・橋本・和歌山方面ホームにはホーロー製の方面看板がある。なお、ホーローには「五條」と書かれているが、これは市名の表記であり、駅名は「五条」である。
近鉄の吉野方面ホームにもホーローが複数タイプ設置されている。画像のものは「吉」の字の上が「士」となっているタイプである。
近鉄の吉野方面ホームにもホーローが複数タイプ設置されている。画像のものは「吉」の字の上が「士」となっているタイプである。
一方、吉野方面の「吉」の字の上が吉野家のロゴ同様に「土」になっているタイプのホーロー看板も存在する。
近鉄の橿原神宮前方面ホームには、ホーローではないものの、手書きっぽい方面表示看板が設置されている。
JR線ホームに設置されている乗り換え看板。国鉄時代から残るものと思われる。
このほか、当駅の便所付近には「手洗所」の看板があり、国鉄時代から使用されているものと推測される。このように、当駅には趣ある木造駅舎があるのみならず、共同使用駅であったり、国鉄看板があったり、木造の上屋があったりと、マニア心をくすぐるネタが豊富に存在する。

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所在地:奈良県御所市
乗入路線
和歌山線
近鉄吉野線