中鶴来駅

北鉄石川線の駅、中鶴来の廃駅画像です。

駅全景。当駅は2009年の北鉄石川線鶴来ー加賀一の宮間の廃線に伴い廃止となった。当駅付近にはかつて鶴来高校があり通学客の利用があったが、鶴来高校が鶴来駅付近に移転後は閑散化した。
当駅付近の線路跡は廃線から10年近くが経過した取材当時でも、架線や線路は撤去されることなく運行当時のまま残されていた。ただ、踏切跡では、線路に立ち入ることが出来ないようバリケードがなされていた。

当駅ー鶴来駅間の廃線区間にある線路跡。やはり、架線柱や線路・架線は撤去されずに残されていることがわかる。

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所在地:石川県白山市
乗入路線
石川線

岩泉駅

岩泉線の終着駅、岩泉の廃駅画像です。
 
駅舎。当駅は岩泉線の終着駅であったが、土砂崩れにより同線は2010年8月から不通となった。復旧に際し、全国の鉄道路線で最も低い輸送密度であった同線の利用者数に見合わないほど莫大な安全対策費用を要することを理由に、当駅は2014年4月1日、同線の廃止に伴い廃止となった。
「岩泉驛」と書かれた石碑。岩泉線開通記念に設置されたものと思われ、日付は当駅まで岩泉線が延伸開業した1972年2月6日となっている。開業からわずか42年で、岩泉線は鉄路としての役目を終えることとなった。
駅前に掲げられている「岩泉町とその周辺」のイラストマップ。岩泉町と周辺の地図と龍泉洞、浄土ヶ浜といった名所のイラストが入っている。地図には鉄道路線も描かれているが、三陸鉄道が宮古ー田老間のみで「宮古線」として描かれているため、1972年の当駅開業当時の地図であると推測される。
駅舎内は封鎖されており、残念ながら中に入ることはできない。駅舎を回り込んでホーム側に向かうと、ようこそ岩泉へと書かれた手書きの歓迎看板が設置されている。無論、廃線となった現在では、岩泉を訪れた旅人がこの看板に出迎えられることはない。
駅舎からホームへ続く階段の様子
ホームは単式1面1線の棒線駅であったようである。画像は終点方向を向いているが、訪問時は8月末、かつて線路だった場所は草木で覆われており、線路が残っているかどうかなどは確認できなかった。
僅少な利用と災害が重なり、岩泉の地から岩泉線の鉄路は消えることとなった。岩泉線運行当時から、岩泉へは盛岡から直通のバスが1日4往復運行されている。県庁所在地・盛岡や龍泉洞へ直通するバスの方が、茂市での乗換が必要な岩泉線より遥かに便利であり、岩泉線は運行当時から岩泉の人々に必要とされていなかった鉄路なのかもしれない。
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所在地:岩手県下閉伊郡岩泉町
乗入路線
 岩泉線

朝日駅

国鉄万字線の駅、朝日の廃駅画像です。

駅名標。当駅は国鉄万字線の中間駅の1つであったが、1985年に同線の廃線に伴い廃止となった。駅名標は近年まで現役当時のものが残っていたようであるが、劣化したためか現在は再塗装が行われ現役当時の姿は残っていない。
駅舎。青いトタン屋根と板張りの外壁が特徴的な木造駅舎である。隣の上志文駅同様、廃止から35年経ってもなお現役当時の状態のまま残る貴重な駅舎である。
駅舎のホーム側を望む。状態良く大切に駅舎が保存されていることが伺える。
ホーム側からかつての改札口付近を望む。改札ラッチは現在も残っている。
改札口付近には木製の手書き駅名標が設置されている。
駅舎の扉には施錠がなされており、残念ながら駅舎内部に立ち入ることはできない。ガラス越しに駅舎内を望むと、かつての窓口跡が確認できたほか、駅舎内には多数の写真が飾られていることがわかる。
ガラス越しに見た駅舎内部の様子。待合室内に置かれたベンチは座り心地が良さそうな革張りのものである。駅舎内の黒板には「よみがえる朝日駅」の文字と駅舎のイラストが入る。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎の裏にはホームも残されている。ホームは単式1面1線の棒線駅で、現役時代も同じような位置にあったようである。
ホームに隣接して敷かれた線路には岩見沢市内の公園から移設されたSLも保存されており、風雨に晒されないよう屋根が架けられている。
当駅跡付近は廃止後に岩見沢市によって鉄道公園として整備されており、これまで紹介した駅舎やホーム、SLといった施設群は全て公園内で大切に保存されているものである。
公園内にはこのほか、踏切の警報機や動輪といったものも保管されている。
駅舎横にある「朝日駅跡」を示す石碑。上志文駅にも同様のものが設置されている。しかし駅舎の保存されている当駅では、駅舎自身がここに駅がかつてあったことを示す何よりの生き証人であろう。
公園内には万字線について解説する看板が設置されている。万字線は炭鉱からの石炭輸送を目的に敷設された路線で、炭鉱の衰退に伴い廃線の運命をたどった。岩見沢市・三笠市・美唄市・芦別市周辺には同様の路線が他にも複数存在する。

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所在地:北海道岩見沢市
乗入路線
 万字線

上志文駅

国鉄万字線の駅、上志文の廃駅画像です。

当駅は国鉄万字線の廃線に伴い1985年4月に廃止された。廃止から35年が経過しているが、赤いトタン屋根と煙突が特徴的な駅舎は現在も残っている。
駅舎には木製と思われる1種駅名標が現在も残っている。
現在、当駅跡地はスキー場の私有地となっており、一見するとここが駅跡であったとは思えない雰囲気となっている。現役時代には、隣接するスキー場へのスキー客を輸送する臨時列車も運行されていたようである。
裏側から見た駅舎の様子。古レールを利用したと思われる柱などが確認できる。
かつて線路やホームがあったと思われる部分は現在スキー場の敷地として整地されたため、線路やホームは全て撤去されている。廃止から35年が経過し、現役当時から残る駅施設は駅舎のみとなっている。

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所在地:北海道岩見沢市
乗入路線
 万字線

茂住駅

神岡鉄道の駅、茂住の廃駅画像です。

駅舎。当駅は神岡鉄道の廃止に伴い、2006年に廃止されたが、神岡鉄道の駅では唯一、廃止されたままの状態で残されている駅である。駅舎は営業当時からの鉄筋コンクリート製のものがそのまま残されている。
駅舎そばには踏切の警報機もそのまま残されている。警報機に取り付けられた、廃線に伴い…と書かれた看板がエモさを感じさせる。
駅舎の1種駅名標は国鉄スタイルである
取材当時、駅舎内にも立ち入ることができた。駅舎内部は営業当時のまま残されている。
かつて改札口があったであろう場所。
待合スペースも残されている。
ホーム跡付近を望む。かつては島式1面2線であったが、駅舎側の線路が撤去され、棒線駅として使用されていたものと思われる痕跡が残る。
ホームにも立ち入ることができた。9月に取材したため、レールマウンテンバイクの区間から外れている当駅の線路跡は鬱蒼とした草木に覆われており、廃線の趣をより強く感じることができた。
当駅付近から奥飛騨温泉口方向を望む。鬱蒼とした草木に覆われ、線路があった痕跡は信号機程度しか感じられない。冬が終わり、雪解けした頃に訪れると草枯れしているため、線路が確認できるかもしれない。

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所在地:岐阜県飛騨市
乗入路線
 神岡鉄道神岡線