奥行臼駅

標津線の駅、奥行臼の廃駅画像です。

駅名標、当駅はJR標津線の廃線に伴い、1989年4月30日に廃止となった
駅舎、開業当時からの木造駅舎が廃止まで使用され、現在も解体されずに保存されている
廃止当時は無人駅であったようだ
JR北海道のロゴが入った窓口跡も残っており、別海町により駅跡の管理が行き届いていることが垣間見える。当駅は2年間のみJR北海道の駅として営業したこととなる
廃止当時に使用されていたと思われる駅名標が保存されている
かつて駅員詰所が存在したスペースには古い看板や金庫・はかり等が保存されている
駅舎内部の待合スペース
駅舎内の壁には歴史を感じさせる旅客運賃表が掲示されていた
ホーム側から見た駅舎の様子、廃止当時は駅舎ホーム側にホーロー駅名標が掲げられていたようである
ホームは島式1面2線のように見えるが、駅舎側のホームは側線であり、旅客列車の運用上は棒線駅であったようだ。柱がかなり傾いており、廃止からの長い年月の経過が垣間見える
線路上に降り立っても誰にも文句を言われないのは廃線巡りの醍醐味と言えるかもしれない
駅構内には詰所も残っており、こちらも駅舎同様別海町の有形文化財に指定されている
老朽化が進んでいるものの、廃止当時のまま残る当駅の構造物は、当地に鉄道があった歴史を後世へと静かに物語っているのである

 

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所在地:北海道野付郡別海町
乗入路線
標津線

卯原内駅

国鉄湧網線の駅、卯原内の廃駅画像です。

駅名標、当駅は国鉄湧網線の廃止に伴い、国鉄分割民営化直前である1987年3月20日に廃止となった
当駅に設置されていた名所案内、当駅は能取湖の湖畔に位置しており、営業当時の湧網線の車窓からもきっと能取湖がよく見えたことだろう
当駅跡地は「卯原内交通公園」として、廃線から40年近く経とうとしている現在でも、鉄道があった頃の記憶を今に伝えている
卯原内交通公園内には「網走市鉄道記念館」があり、湧網線をはじめとした鉄道に関連する資料が保存されているようである。開館時間が限られるため訪問時は留意しておこう
当時のホームと思われる遺構が残っている
交通公園内には9600形蒸気機関車49643号機と、国鉄の旧型客車であるオハ47形オハ47 508が保存されている
湧網線の線路があった跡地は自転車道に転用されている
交通公園内には踏切警報機も保存されている
当駅に隣接する能取湖は「日本一サンゴ草群落地」があることで知られる
9月には赤く紅葉したサンゴ草の様子を見ることができる

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所在地:北海道網走市
乗入路線
湧網線

愛冠駅

北海道ちほく高原鉄道の駅、愛冠の廃駅画像です。

駅舎、当駅は2006年春の北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(旧:JR池北線)廃止に伴い廃駅となったが、駅舎は現在も解体されずに残されている
屋根と外壁が一体化した左右対称の特徴的な形状をした小ぢんまりとした駅舎である
駅舎内は現在カフェ・レストランに改装され再利用されている(許可を得て撮影)
当時のホーム入口の様子
ホームも解体されずに残されており、営業当時は単式1面1線の棒線駅出会ったことが伺える。なお線路と駅名標は残念ながら撤去されてしまったようだ
線路跡から駅構内を望む

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所在地:北海道足寄郡足寄町
乗入路線
ふるさと銀河線

足寄駅

北海道ちほく高原鉄道の駅、足寄の廃駅画像です。

駅名標、当駅は北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(旧:JR池北線)の駅であったが、同線の廃止に伴い当駅も2006年4月21日に廃止となった
駅舎、「道の駅あしょろ銀河ホール21」と合築の駅舎であり、現在も鉄道営業当時の駅舎が残されている。鉄道営業時代は鉄道駅かつ道の駅という2つの顔をもっていたが、鉄道駅が廃止された現在は道の駅のみとなっている
鉄道営業当時はふるさと銀河線のホームを跨ぐように駅舎が建てられていた。廃止後、ホーム用地は道の駅の敷地拡張に転用されたが、現在も道の駅の建物内に鉄道営業当時の記憶を残すコーナーが設けられている
道の駅の建物内に保存された駅名標は当地に鉄道があった記憶を未来永劫語り継ぐことだろう
このほか、JR北海道時代に使用されていた旧駅舎を模した建物が道の駅に隣接して保存されている。旧駅舎を模しているが、旧駅舎とは駅入口の位置関係が左右反転している点が大きく異なる
ホーロー駅名標については営業当時に使用されていたものと思われる
旧駅舎を模した建物内部の様子
手書きの発車時刻表には「国鉄」と書かれたステッカーが貼られているが、北海道ちほく高原鉄道への転換日が「平成元年(1989年)6月4日」であることを考えると、「1.6.4現在」と書かれている時点でこの時刻表は北海道ちほく高原鉄道への転換後のものであり、「国鉄」という表記は嘘八百ということになる
「平成元年4月1日改正」の「国鉄」普通運賃表、国鉄からJRへの転換が昭和62年であることから、「国鉄」普通運賃というのは嘘八百であるが、「寝台料金」「急行料金」等の表記に時代を感じさせる
駅舎を模した建物の後側には僅かではあるものの線路が敷かれている
駅舎を模した建物裏側の様子
国鉄時代に設置されていた駅名標が保存されている、おそらくレプリカであるものと思われるが、書体等の再現性は高い
筆文字タイプのホーロー縦型駅名標が保存されており、こちらは本物であるものと思われる
のりば1番と書かれた手書き看板、当時使用されていたものかどうかは不明である

 

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所在地:北海道足寄郡足寄町
乗入路線
ふるさと銀河線

本別駅

北海道ちほく高原鉄道の駅、本別の廃駅画像です。

駅名標、当駅は北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(旧:JR池北線)の駅であったが、同線の廃止に伴い当駅も2006年4月21日に廃止となった
駅舎、ふるさと銀河線時代に使用されていた駅舎は、解体されずにそのまま国道242号の道の駅「ステラ★ほんべつ」の建物として使用されている。すなわち当駅は、鉄道駅から道の駅へと生まれ変わったことになる
当地に鉄道があった頃の記憶を残すべく、鉄道駅があった頃の跨線橋および線路の一部が道の駅の駐車場に保存されている
跨線橋は木造の立派な造りであったことがわかる
跨線橋の入り口には「↑橋をお渡り下さい」と書かれた「ハシカン」が残されていた、現在は橋を渡っても列車が待っていることは無いが、列車が来ていた頃の記憶をいつまでも後世に伝えてくれる存在でもある

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所在地:北海道中川郡本別町
乗入路線
ふるさと銀河線