糸魚沢駅 根室本線の駅、糸魚沢の改札画像です。 駅名標。当駅は利用者減少に伴い、2022年春のダイヤ改正で廃止されることが決定した。隣の厚岸駅、茶内駅まではそれぞれ約10km程度離れている。 当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。廃止直前である2021年夏頃にサッポロビールの広告部分の塗り潰しが行われた。 駅舎。当駅の駅舎は2015年に改築されたログハウス風デザインの真新しい駅舎である。駅舎として使用されたのは2022年の廃止までの約7年間と非常に短命であった。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 小ぢんまりとした駅舎内には時刻表や運賃表のほか掲示板が設置されている 駅舎内には待合スペースが設けられている。 ホーム側から見た駅舎の様子 ホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の行き違いは不可能である。当駅周辺に人家はごく僅かであり、駅の廃止もやむを得ない状態であることが伺える。 ————————————— 所在地:北海道厚岸郡厚岸町 乗入路線 ■ 根室本線(花咲線)
根室駅 日本最東端の有人駅、根室の改札画像です。 駅名標。当駅は北海道の本島最東端である根室市の代表駅である。また、根室本線の終着駅であり、日本最東端の終着駅である。 当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。 日本の本土最東端である「納沙布岬」のイラスト入り名所案内看板が設置されている。 当駅のホーム上には「日本最東端有人の駅」であることを示す看板が設置されている。最西端である佐世保駅までは2,800km以上離れており、鉄道のみの利用では新幹線・特急を使用しても1日でたどり着くことはできない。 ホーム上には「朝日に一番近い街」と書かれた看板が設置されている。一年で最も日の出が早い時期である夏至(6/21頃)前後では、根室の日の出時刻は3時37分となる。 駅舎。青い外壁が特徴的な横に長い駅舎となっている。 駅舎外観には根室近辺の地図が描かれているほか、黄色い丸ポストも設置されている。 改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。当駅は列車別改札となっており、発車時刻の5〜10分前までは改札内に入ることができない。前述の通り、当駅は日本最東端の有人駅である。 当駅にはみどりの窓口が設置されており、無論、みどりの窓口設置駅としては日本最東端である。また、簡易型の自動券売機も1台設置されている。 根室本線の釧路ー当駅間は釧路以西とは運転系統が完全に分断されており、「花咲線」の愛称が与えられている。当駅の駅舎内には花咲線のポスター・ヘッドマークのほか、2016年春に廃止となった花咲駅のホーロー駅名標が1枚展示されている。 駅舎内部は待合室となっている。 手洗所出入口付近には内照式の手洗所看板が設置されていた。光るかどうかは不明である。 ホームは単式1面1線の棒線駅である。当駅に到着した列車はそのまま折り返して発車していく。駅構内には側線が複数存在し、機回しも可能である。 当駅の上屋は古レールを使用したものとなっている。 駅舎ホーム側には駅長事務室看板が設置されている。この看板は日本最東端の駅長事務室看板である。 当駅ホームから線路終端部を望む。滝川駅を起点に443.8kmにわたって続く根室本線は当駅が終点である。 ————————————— 所在地:北海道根室市 乗入路線 ■ 根室本線(花咲線)
釧路駅 根室本線の駅、釧路の改札画像です。 駅名標。当駅は帯広市と並ぶ北海道道東の主要都市、釧路市の玄関口である。札幌からの特急「おおぞら」号は当駅までの運行であり、当駅以東は普通列車のみの運行となる。当駅を跨いで運行される列車は1本も存在せず、当駅を発着する全列車が当駅始発・終着となる。 LEDタイプではない電照式駅名標。当駅は根室本線の駅であるが、隣の東釧路駅から分岐する釧網本線の列車も全列車が当駅まで乗り入れる。根室本線は当駅で系統が分断されており、当駅ー根室間は通称「花咲線」と呼ばれる、普通列車のみ運行のローカル線となっている。 枕木に平行なタイプの駅名標も設置されている。同様の駅名標は、国内では他に小樽駅、青森駅、横手駅、郡山駅、門司港駅等でも見ることができる。 当駅2番・3番のりばには線路に並行に設置された国鉄時代の駅名標も残っており、JR化後に導入された駅番号がステッカー貼りで対応されている。 国鉄時代の駅名標は表と裏でフォントの形が若干異なる。 1番のりばには枕木に並行に設置された国鉄駅名標も存在し、こちらも駅番号のステッカーが貼られている。 裏側の様子。2番・3番のりばに設置のものと比べるとフォントの違いがわかりやすい。これらの国鉄駅名標は未来永劫末長く残ってほしいものである。 当駅にはホーロー縦型駅名標が残っていた。 駅舎。ターミナル駅に多く見られるタイプの、国鉄時代からの鉄筋コンクリート製の駅舎が現役で使用されている。このタイプの駅舎は新潟駅や米子駅等、近年改築される例も多く見られており、年々数を減らし貴重となりつつある。 駅名の赤い立体文字が駅舎のアクセントである。 当駅駅舎前にはSLの動輪が展示されている。 改札口。自動改札機が4通路設置されており、自動改札機の設置駅として当駅は日本最東端にあたる。 当駅にはみどりの窓口が設置されている。 改札口わきには自動券売機が2台設置されており、うち1台はクレジットカード専用の指定席券売機である。 駅舎内部の様子 駅舎内には北海道四季彩館(土産物店)やセブイレ等の店舗も入居している。当駅の四季彩館はキオスクの店舗としては日本最東端にあたる。 駅舎内店舗の様子。四季彩館・セブイレより奥には飲食店も何店舗か入居している。 さらに奥にはコインロッカー・待合室が設けられている。 ホームは3面5線となっている。前述の通り当駅では全ての列車が折り返す。特急おおぞら号は改札口に近い1番のりばから発着する。 ホーム同士を連絡する地下通路には国鉄行灯タイプの番線標が設置されている。 また、ホーム上にも国鉄行灯タイプの番線標が残っていた。 地下道入口への階段付近には「地下道」と手書きで書かれている。 1番のりばのホーム柱にはホーローと思われる乗車位置案内も残っていた。 当駅のホーム上屋は趣を感じさせる形状となっている。 ホームの滝川方は古レールを活用したホーム上屋である。 一方、根室方は木造のホーム上屋となっている。 当駅のホーム上には「釧路湿原」のイラストが書かれたシャッターのある建物が残っている。「にっしょく」との記載があるが、これは旧国鉄時代に車内販売、食堂車、駅構内の食堂を営業していた「日本食堂」の略称であり、このことから国鉄時代より残る建物と推察される。 このほか、1番のりばのホーム上にも「晩秋の釧路湿原」のイラストが単体で展示されている。 ————————————— 所在地:北海道釧路市 乗入路線 ■ 根室本線 (■ 釧網本線)