トマム駅

石勝線の駅、トマムの改札画像です。

駅名標。当駅は全国でも珍しいカタカナのみの駅名となっている。駅名は駅周辺の地名「苫鵡(トマム)」に由来する。駅名の通り、当駅は星野リゾート・トマムの最寄駅である。
当駅には一見するとホーロー製駅名標に見える縦型駅名標が設置されているが、他駅のホーロー駅名標のデザインに似せた偽物である。
駅舎。鉄筋コンクリート造りの駅舎となっており、駅前広場より高い位置に駅入り口が設けられている。当駅は道内の駅で最も標高が高いため、冬季の積雪を考慮し、駅入り口が高くなっているものと思われる。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。窓口が設けられているが使用されていない。
駅舎内部は待合室となっている。
また、ホームの新得・帯広寄りにもホーム出入り口が設けられており、こちらからはホームへダイレクトに行くことができる。こちらは、主に星野リゾート・トマムへ向かう利用者向けの出入り口のようである。
ホーム出入り口付近の様子。星野リゾート・トマムへのシャトルバスはこの付近から発着するようである。
ホームは相対式2面2線となっており、列車行き違いが可能である。当駅には特急おおぞら号・とかち号の全列車が停車する。当駅から、隣の占冠駅までは21.8km、新得駅までは33.8km離れている。
石勝線名物であるポイント部分のスノーシェルターであるが、当駅にももちろん設置されている。
当駅は、星野リゾート・トマムの最寄駅であるという特性上、インバウンドの外国人観光客も多く利用する。しかし当駅は無人駅であるため、特急列車の乗車位置を案内するJRの係員は不在である。そのため、スマホでQRコードを読み込んで、乗車列車と号車・座席番号を入力すると乗車位置がわかるシステムが導入されている。
乗車位置は、北海道にゆかりのあるイラストと、色、アルファベットで案内される。色は全て異なり、イラストのイメージに近い色(画像ではキツネのマークはキツネ色)になっている。また、アルファベットとイラストの英語頭文字は同じ(キツネ:FOXのF)になっており、外国人利用者にもわかりやすくなっている。
ホーム上には、このような乗車位置案内看板がいくつも立てられており、列車を待つ際は、案内された看板の近くで待つと自分の座席位置に近いドアから乗車できる仕組みとなっている。
当駅の上下線ホーム間は、跨線橋で連絡している。この跨線橋は、星野リゾート・トマムの前身であるアルファリゾート・トマムの開業時に設置されたものである。
跨線橋は、そのまま星野リゾート・トマムの施設側に連絡通路として伸びているが…
現在は送迎バスでの送迎を行っているため、連絡通路は使用されておらず、通行できなくなっている。

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所在地:北海道勇払郡占冠村
乗入路線
石勝線

布部駅

根室本線の駅、布部の改札画像です。

駅名標
当駅にはホーロー製の縦型駅名標も設置されている。
駅舎。緑色のトタン屋根が特徴的な木造駅舎となっている。駅前には大きな松の木が立っている。
駅舎にはホーロー製の駅名標が取り付けられている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
当駅には窓口の跡が残るが、無人駅となった今は使用されていない。
駅舎内部の待合スペース
駅舎からホームへは構内踏切を渡る必要がある。
ホームから構内踏切を望む
ホームから駅舎を望む。緑色のトタン屋根が大きく目立つ。また、柱1本1本にホーロー駅名標が取り付けられていることがわかる。
駅舎ホーム側にも「ぬのべ」と書かれた、国鉄時代から残ると思われる駅名標が取り付けられている。
ホームは島式1面2線で行き違い可能となっている。

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所在地:北海道富良野市
乗入路線
根室本線

比布駅

宗谷本線の駅、比布の改札画像です。

駅名標。ピップエレキバンとは関係ない…ことはなく、むしろ関係が大ありである。駅名にちなみ、かつてピップエレキバンのCMのロケ地として当駅が使用され、放映開始後は当駅を訪れる観光客でにぎわったという。
駅前には、ピップエレキバンのCM中にも登場した国鉄時代の駅名標が保存されている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
当駅ホームに設置されている名所案内
駅舎。「スキーといちごの町」比布町の玄関口である当駅の駅舎は、新たな観光施設として町の顔となる駅舎として計画され、2016年に改築されたものである。
当駅駅舎前には、ピップエレキバンのCMをモチーフとした顔はめパネルが設置されている。CMは1980年に撮影されたもので、女優の故・樹木希林と当時のピップの会長が出演した。
駅舎内部。当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。駅舎内にはカフェが営業しているが、取材時は残念ながら営業時間外であった。
駅舎内部は待合室となっている。新しい駅舎だけあり、明るく清潔感ある印象を感じさせる。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは相対式2面2線で列車の行き違いが可能である。当駅には快速なよろ号が停車するほか、一部の普通列車が当駅で旭川方面へ折り返す。
跨線橋から見たホームの様子
2番線の名寄・稚内方面ホームへは跨線橋を渡る必要がある。
跨線橋内部の様子
比布町はいちごの町ということもあり、当駅付近の線路沿いの柵にはいちごのイラストが描かれている。

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所在地:北海道上川郡比布町
乗入路線
宗谷本線

占冠駅

石勝線の駅、占冠の改札画像です。

駅名標。当駅を含む石勝線の新夕張ー新得間は、特急列車のみの運行で、普通列車が運行されない区間である。そのため、新夕張ー新得間各駅の相互発着に限り、特例で特急列車の普通車自由席に運賃のみで乗車することができる。
自立式駅名標。もし、当駅の駅名が「Cカップ」に聞こえたならば、あなたは不純である。取材班は、全員が不純であるため、もちろん「Cカップ」に空耳してしまった。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。鉄筋コンクリート製の横に細長い駅舎となっている。駅舎の左半分は保線基地として使用されている。当駅は占冠村の玄関口であるが、占冠村のみならず、近隣の南富良野町や日高町からも、新千歳空港や札幌へ向かう最寄駅として広く利用者を集めている。
駅舎に掲げられた駅名標からは、そこはかとなく国鉄みが感じられる。
また、駅舎には「占冠駅」の銘板と、「海抜348m」の表示があり、どちらも国鉄時代から残るもじ鉄案件であると思われる。
当駅は無人駅扱いとなっており、集改札は行わないようである。
当駅には占冠村委託の窓口があり、乗車券の購入が可能となっている。
駅舎内の待合スペース
また、待合室からの出入り口のほかに、勝手口が設けられている。取材時は開放状態となっていた。
勝手口のホーム側には集札箱もおかれていた。そのため常時通行可能であるものと思われる。
ホームは2面3線となっており、列車交換が可能となっている。隣の新夕張駅までは34.3km、トマム駅までは21.2km離れている。
当駅のホームにも、出口看板や番線標など、国鉄時代から残ると思われる看板がある。
冬期の積雪時に、雪によりポイントが切り替わらないことによる輸送障害を防ぐための、石勝線名物であるスノーシェルターは当駅にも設置されている。

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所在地:北海道勇払郡占冠村
乗入路線
石勝線

野花南駅

根室本線の駅、野花南の改札画像です。

駅名標。隣駅表示「ふらの」がステッカーで貼られているが、これは2017年まで島ノ下駅が隣駅であったためである。島ノ下駅は利用者が少ないため廃止となり、当駅ー富良野間の駅間距離は19.4kmとなった。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。近隣の平岸駅や上芦別駅と似たデザインの駅舎だが、外観の色が両駅と異なる。
駅舎内部。待合室となっており、本棚も設けられている。
待合室内部の様子。比較的広々とした空間となっている。
駅舎内には窓口が残るが、無人駅となった今は使用されていない。
ホームは相対式2面2線で行き違い可能である。ホームの配置は、上下線ホームが千鳥配置となった構造である。
富良野方面ホームへは構内踏切を渡る必要がある。

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所在地:北海道芦別市
乗入路線
根室本線