様似駅

日高本線の終着駅、様似の改札画像です。

駅名標。当駅は日高本線の終着駅である。
名所案内。「襟裳の春は何も無い春」と歌われた襟裳岬は当駅が最寄駅であるが、距離は約40km離れている。襟裳岬まではバス連絡となり、襟裳岬・広尾経由で帯広までバスで向かうこともできる。
駅舎。緑色の屋根が特徴的な駅舎は開業当時からの木造駅舎である。駅舎内には様似町の観光案内所が入居している。
改札口。日高線の終着駅ということもあり、窓口があり乗車券の購入が可能である。
駅舎内には待合スペースが設けられている。
ホームは単式1面1線の棒線駅であり、側線も1線有する。日高線は2015年1月の高波被害以降、鵡川ー当駅間で運休となっており、このホームには6年以上列車が発着していない。
ホーム屋根は古レールを使用しており歴史を感じさせる雰囲気が漂う。
駅舎のホーム側には木製の駅名標も残る。
当駅ホームから起点の苫小牧方面を望む。運休が続き、6年以上列車が通っていない線路は錆びついて輝きを失っていることがわかる。運休区間である日高線の鵡川ー当駅間は廃止・バス転換となる方向性が既に決定しており、錆びついた線路は剥がされる時を待つのみとなっている。
当駅のホームから日高線の終点を望む。苫小牧から実に146.5kmにわたって伸びる日高線の長い線路は当駅で終点となるが、今後は当駅に変わり鵡川駅が終着駅としての役割を担う。苫小牧ー鵡川間の距離は30.5kmであり、日高線は約1/5の長さに短縮されることになる。

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所在地:北海道様似郡様似町
乗入路線
日高本線

旭川四条駅

宗谷本線の駅、旭川四条の改札画像です。

駅名標。駅名の通り、4条通(国道39号)に隣接した箇所に位置する。北海道では「四条」と書くと「よじょう」と読むのが一般的である。当駅は宗谷線の駅であるが、新旭川駅で分岐する石北線の列車も乗り入れる。なお、駅番号は石北線のものが付番されている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。駅名が長いため、若干カツくなっている。
駅舎。高架駅となっており、高架下に待合室が設けられている。
駅舎内部の様子。比較的広々とした待合室となっている。
待合室奥側からホーム出入口側を望む。
ホームへの階段付近の様子。当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。階段付近にはかつて使用されていたと思われる駅員詰所が残っている。
ホームへの階段の様子。ホームには階段を上がってダイレクトに行くことができる。
階段を上がると踊り場が設けられており、右へ進むと1番線の旭川方面ホームに、左へ進むと2番線の名寄・上川方面ホームに向かうことができる。
ホームは相対式2面2線となっている。当駅を含む旭川駅ー旭川運転所間は複線電化区間であるが、当駅に停車する列車は全て気動車である。
ホームから階段出入口付近を望む
当駅は旭川ー旭川運転所間の電化区間に位置しているが、先述の通り当駅に停車する列車はすべて気動車である。当駅を通過する電車は、旭川運転所への回送列車に限られる。取材時、特急カムイに使用される電車の回送列車が当駅を通過していった。
当駅では、非常に多数のもじ鉄案件を見ることができる。待合室出入口付近には、手書きの1種駅名標がしれっと残っている。
待合室内部には「乗車口のご案内」「入鋏省略」の手書き看板が設置されている。
「お手洗」の手書き看板。鉄板と推測される。
階段付近に設置された「無断でホームに上らないで下さい」と書かれた手書き看板。有人駅時代から残るものと思われる。無論、現在は無人駅のため、ホームへは実質上がり放題となっている。
階段の踊り場付近に設置されたのりば案内看板。行灯タイプと推測される。
階段踊り場付近には別タイプの手書きのりば案内看板が設置されている。画像は名寄・上川方面のもの。
旭川方面の手書きのりば案内看板。
ホーム上にも手書きのりば案内看板が設置されている。しかし、看板の前にネットが張られており見難くなっている。
ホーム上にある名寄・上川方面の手書きのりば案内看板
ホームの階段出入口付近に設置された出口案内看板。手書きと推測され、赤矢印が国鉄みを感じさせる。
1番線に設置された階段付近の出口案内看板。2番線のものとは若干様式が異なる。このように、当駅には国鉄時代から残ると思われる看板が大量に残っており、看板マニアは必見である。

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所在地:北海道旭川市
乗入路線
 宗谷本線
 石北本線)

志文駅

室蘭本線の駅、志文の改札画像です。

駅名標
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。三角屋根が特徴的な小ぢんまりとした木造駅舎となっている。
駅舎に掲げられた1種駅名標からは味のある雰囲気が感じられる。
駅舎内部。無人駅となっており、改札口は存在しない。
当駅の跨線橋は趣ある雰囲気が感じられるレトロな外観となっている。
冬季の跨線橋の様子
跨線橋内部の様子。木造の柱や壁面が歴史と趣を感じさせる。
レトロな駅舎と跨線橋は青空によく映える。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。かつては当駅からは万字線が分岐していたが、1985年に廃止された。万字線は駅舎反対側にあった3番線から発着していたようである。
冬季の駅構内の様子。岩見沢地区は道内でも積雪の多いエリアであり、取材時は2mを超える積雪があった。
当駅跨線橋からホームを望む
2番のりばのホーム上には木製の柱が残っており…
柱には錆びついた円形の番線標が設置されていたが…
2021年2月に取材した際は木製の柱がコンクリート製のものに交換されており、残念ながら円形の番線標は撤去されてしまった。

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所在地:北海道岩見沢市
乗入路線
室蘭本線

茂尻駅

根室本線の駅、茂尻の改札画像です。

駅名標
駅舎。開業当時から残ると思われる木造駅舎となっている。なお、駅舎は駅前広場よりかなり高い位置にあり、階段を登る必要がある。
駅舎に取り付けられた駅名標は、ホーロー製であるものと思われる。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
かつて窓口があったと思われる箇所は封鎖されており、絵画が飾られている。
当駅の駅舎内はそこそこの広さがあるが、他駅と異なりベンチや椅子は1脚たりとも置かれていない。また、鶴の絵が描かれた掛け軸のようなものが仏壇風の構造物の中に納められている。正直、駅舎内になぜこのようなものがあるのかは非常に謎である。
駅舎からホームへは連絡通路と跨線橋を渡り連絡する。
駅舎のホーム側壁には「もしり」と手書きで書かれており、エモい雰囲気が感じられる
当然、当駅にもホーロー製の縦型駅名標は設置されている。
ホームから見た駅舎の様子
ホームは島式1面2線で列車の行き違いが可能。

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所在地:北海道赤平市
乗入路線
根室本線

近文駅

函館本線の駅、近文の改札画像です。

駅名標
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。三角屋根が特徴的な地平駅舎となっている。当駅周辺は旭川市街地の西端部付近にあたり、駅周辺には住宅も多い。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
かつて窓口があったと思われる箇所は封鎖されている。当駅には簡易型の自動券売機が設置されている。
駅舎内部は待合室となっている。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは島式1面2線となっている
当駅構内には側線が複数存在する
当駅のホーム上には、歴史を感じさせる木造の待合室が残っている。
待合室の外観は趣ある雰囲気が漂う。明治後期に建てられたものとされており、事実であるならば築100年以上が経過していることとなる。
待合室内部の様子。ランプの造りからもレトロ感を感じることができる。
待合室の逆サイドを望む。シンメトリーな造りとなっていることがわかる。

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所在地:北海道旭川市
乗入路線
函館本線