日高幌別駅

日高本線の駅、日高幌別の改札画像です。

駅名標。比較的新しい駅名標であるが、南側を向いており日光をダイレクトに浴びるため、かなり色あせている。
駅舎。郵便局・レストランが入居しており、営業時間外は駅舎に立ち入ることができない。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
ホームから様似方面を望む。5年以上列車が通っていない線路は完全に錆びついており輝きを失っている。日高線の廃線・バス転換方針が決定したため、この線路を列車が再び走ることはない。

なお、取材班が当駅を訪問時、路に立ち入って写真を撮影している鉄道愛好家の姿が確認された。休止中であるとはいえ、JR北海道の私有地である線路内に侵入する行為は鉄道営業法に違反する明確な違法行為である。

駅巡りを行う際は、マナーを守って皆が気持ちよく過ごせるようにしたいものである。

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所在地:北海道浦河郡浦河町
乗入路線
日高本線

鵜苫駅

日高本線の駅、鵜苫の改札画像です。

駅名標。当駅を含む日高線の鵡川ー様似間は2015年の高波被害により運休となっており、廃止・バス転換の方針が決定している。当駅の駅名標は比較的新しく綺麗な状態となっている。
駅舎。廃車体を転用したタイプの駅舎となっている。駅舎にはタコのイラストが入っているが、かなり錆びついており痛々しい状態となっている。
駅舎内部は待合室となっている。無人駅であり改札口や自動券売機は存在しない。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。

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所在地:北海道様似郡様似町
乗入路線
日高本線

西様似駅

日高本線の駅、西様似の改札画像です。

駅名標
名所案内。様似町を代表する観光地である親子岩は当駅が最寄駅である。
駅舎。北海道で比較的よく見かける、廃車体を転用したタイプの駅舎となっている。駅舎には虹や雲のかわいらしいイラストが入るが、塩害の影響か錆も見られる。
駅舎内部は待合室となっている。
ホームから駅舎を望む。無人駅となっており、ホームにはダイレクトに行くことができる。
当駅の線路付近にはホーロー製と思われる「指先呼称確認」と書かれた古い看板がある。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
当駅ホームから苫小牧方面を望む。日高線は2015年1月の高波被害により運休が続いており、廃止しバス転換となる方針が決定している。5年以上列車が通っていない錆びついた線路には、二度と列車が通過することはない。

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所在地:北海道様似郡様似町
乗入路線
日高本線

様似駅

日高本線の終着駅、様似の改札画像です。

駅名標。当駅は日高本線の終着駅である。
名所案内。「襟裳の春は何も無い春」と歌われた襟裳岬は当駅が最寄駅であるが、距離は約40km離れている。襟裳岬まではバス連絡となり、襟裳岬・広尾経由で帯広までバスで向かうこともできる。
駅舎。緑色の屋根が特徴的な駅舎は開業当時からの木造駅舎である。駅舎内には様似町の観光案内所が入居している。
改札口。日高線の終着駅ということもあり、窓口があり乗車券の購入が可能である。
駅舎内には待合スペースが設けられている。
ホームは単式1面1線の棒線駅であり、側線も1線有する。日高線は2015年1月の高波被害以降、鵡川ー当駅間で運休となっており、このホームには6年以上列車が発着していない。
ホーム屋根は古レールを使用しており歴史を感じさせる雰囲気が漂う。
駅舎のホーム側には木製の駅名標も残る。
当駅ホームから起点の苫小牧方面を望む。運休が続き、6年以上列車が通っていない線路は錆びついて輝きを失っていることがわかる。運休区間である日高線の鵡川ー当駅間は廃止・バス転換となる方向性が既に決定しており、錆びついた線路は剥がされる時を待つのみとなっている。
当駅のホームから日高線の終点を望む。苫小牧から実に146.5kmにわたって伸びる日高線の長い線路は当駅で終点となるが、今後は当駅に変わり鵡川駅が終着駅としての役割を担う。苫小牧ー鵡川間の距離は30.5kmであり、日高線は約1/5の長さに短縮されることになる。

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所在地:北海道様似郡様似町
乗入路線
日高本線

旭川四条駅

宗谷本線の駅、旭川四条の改札画像です。

駅名標。駅名の通り、4条通(国道39号)に隣接した箇所に位置する。北海道では「四条」と書くと「よじょう」と読むのが一般的である。当駅は宗谷線の駅であるが、新旭川駅で分岐する石北線の列車も乗り入れる。なお、駅番号は石北線のものが付番されている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。駅名が長いため、若干カツくなっている。
駅舎。高架駅となっており、高架下に待合室が設けられている。
駅舎内部の様子。比較的広々とした待合室となっている。
待合室奥側からホーム出入口側を望む。
ホームへの階段付近の様子。当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。階段付近にはかつて使用されていたと思われる駅員詰所が残っている。
ホームへの階段の様子。ホームには階段を上がってダイレクトに行くことができる。
階段を上がると踊り場が設けられており、右へ進むと1番線の旭川方面ホームに、左へ進むと2番線の名寄・上川方面ホームに向かうことができる。
ホームは相対式2面2線となっている。当駅を含む旭川駅ー旭川運転所間は複線電化区間であるが、当駅に停車する列車は全て気動車である。
ホームから階段出入口付近を望む
当駅は旭川ー旭川運転所間の電化区間に位置しているが、先述の通り当駅に停車する列車はすべて気動車である。当駅を通過する電車は、旭川運転所への回送列車に限られる。取材時、特急カムイに使用される電車の回送列車が当駅を通過していった。
当駅では、非常に多数のもじ鉄案件を見ることができる。待合室出入口付近には、手書きの1種駅名標がしれっと残っている。
待合室内部には「乗車口のご案内」「入鋏省略」の手書き看板が設置されている。
「お手洗」の手書き看板。鉄板と推測される。
階段付近に設置された「無断でホームに上らないで下さい」と書かれた手書き看板。有人駅時代から残るものと思われる。無論、現在は無人駅のため、ホームへは実質上がり放題となっている。
階段の踊り場付近に設置されたのりば案内看板。行灯タイプと推測される。
階段踊り場付近には別タイプの手書きのりば案内看板が設置されている。画像は名寄・上川方面のもの。
旭川方面の手書きのりば案内看板。
ホーム上にも手書きのりば案内看板が設置されている。しかし、看板の前にネットが張られており見難くなっている。
ホーム上にある名寄・上川方面の手書きのりば案内看板
ホームの階段出入口付近に設置された出口案内看板。手書きと推測され、赤矢印が国鉄みを感じさせる。
1番線に設置された階段付近の出口案内看板。2番線のものとは若干様式が異なる。このように、当駅には国鉄時代から残ると思われる看板が大量に残っており、看板マニアは必見である。

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所在地:北海道旭川市
乗入路線
 宗谷本線
 石北本線)