沼ノ端駅

室蘭本線と千歳線の分岐駅、沼ノ端の改札画像です。

千歳線駅名標。当駅は千歳線と室蘭本線の分岐駅であり、千歳線は当駅が起点駅である。なお、千歳線は全ての列車が隣の苫小牧駅まで乗り入れる。特急列車は、すずらん号の全列車が当駅に停車する。
室蘭本線駅名標。室蘭本線は当駅以西では特急列車や貨物列車も多く走る大動脈であるが、大多数の列車は千歳線に乗り入れるため、当駅以東では普通列車が細々と走るローカル線となっている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。自由通路付きの橋上駅舎となっている。ガラス張りの外壁と鳥をモチーフとした装飾が特徴的である。
当駅駅舎には当駅開業120周年を記念して設置されたと思われる、「安全の鐘」と、「ミロク」と題された謎の像が設置されている。
また、2007年まで使用されていた旧駅舎が解体されずに残っている。旧駅舎は閉鎖されており、中に入ることはできない。
旧駅舎の内部には「事故防止 指差し声出して」と書かれた木製と思われる看板が設置されている。(ホームより望遠で撮影)
旧駅舎は現駅舎の真横に建っているが、なぜ解体されずに残っているのかは不明である。
自由通路内部。この自由通路は跨線橋も兼ねており、改札口はホームごとに設置されている。
苫小牧方面ホーム改札。無人駅となっている。Kitaca等の交通系IC専用の簡易型自動改札機と、簡易型の自動券売機が設置されている。
札幌方面ホーム改札。こちらも無人改札となっている。改札機はKitaca等の交通系IC専用の簡易型自動改札機であるが、券売機は通常タイプが設置されている。
Kitaca等の交通系ICは、当駅から千歳線方面と、苫小牧駅まで利用できる。当駅から遠浅・追分方面の室蘭線各駅と、苫小牧駅より先の室蘭線・日高線では使用できない。
ホームは2面3線となっている。苫小牧・室蘭方面は、当駅を出てすぐの地点から、白老駅付近の28.7kmが直線区間となっており、日本一の直線区間となっている。
当駅から札幌・追分方面を望む。室蘭本線は、当駅以東の追分・岩見沢方面は非電化となるが、複線区間となっている。これは、かつて石炭を積んだ貨物列車が室蘭線を経由していたためである。石炭産業が衰退した現在も、道東・道北と道南を結ぶ貨物列車が、本数の多い札幌圏を避けるため当線を経由して運行されることがある。

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所在地:北海道苫小牧市
乗入路線
室蘭本線
千歳線

秩父別駅

留萌本線の駅、秩父別の改札画像です。

駅名標
駅舎。トタン屋根が特徴的な、築50年程の味のある木造駅舎となっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎内部には窓口があったと思われる痕跡が残る。現在、窓口跡は板で塞がれてしまっている。
駅舎内は待合室となっている。また、当駅の駅舎内には鉢植えがいくつか置かれている。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
駅舎にはホーロー製の縦型駅名標が取り付けられているが…
柱1本に1枚という勢いで取り付けられており、ホーローだらけとなっている。
当駅のホーム上には花壇があるが、よく見ると植栽の形が「JRチップベツ」となっている。

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所在地:北海道雨竜郡秩父別町
乗入路線
留萌本線

忠類駅

国鉄広尾線の駅、忠類の廃駅画像です。
 
駅名標。当駅は国鉄広尾線の廃線に伴い、1987年に廃止となった。ホーム跡には営業当時から残ると思われる駅名標が残っている。広尾線には廃止後に保存されている駅が複数あるが、営業当時の駅名標がそのまま残るのは当駅のみと思われ、非常に貴重なものである。
駅舎。営業当時に使用されていたと思われる木造駅舎がそのまま残っている。駅舎横の大木と合わさって、趣ある雰囲気を感じさせる。
駅舎。営業当時に使用されていたと思われる木造駅舎がそのまま残っている。駅舎横の大木と合わさって、趣ある雰囲気を感じさせる。
駅舎には、ホーロー駅名標が廃止から30年以上経った現在でも残っている。
駅舎内部の駅舎からホームに出る扉付近の様子。木製の古い窓や扉がそのまま残されている。
かつての窓口・駅員詰所跡の様子。ベンチが2台置かれているほか、国鉄時代のポスターや看板がそのまま残されており、タイムスリップしたような感覚に陥るエモい空間が広がる。
看板類の様子。国鉄時代の運賃表、お知らせ看板等、古い看板が大量に残されており、看板マニアにはたまらない空間となっている。
駅員詰所内には、ホーロー看板2枚と、古い構内図があり、非常に貴重な看板を見ることができる。(ガラス窓越しに撮影)
駅舎内部の様子。カーキャッチャーや標識等が置かれている。また、営業当時に使用されていたと思われるストーブ等もあり、趣が感じられる。
駅舎のホーム側には木製の看板が設置されている。
同様に、ホーム側には忠類駅と書かれた手書きっぽい看板が残されている。
駅舎のホーム側には、営業当時に使用されている古い看板が、見せつけるかのように何枚も置かれている。
荷物扱いの看板、安全第一の看板。このように、当駅には趣ある木造駅舎や古い貴重な看板が残っている。愛国駅や幸福駅も遺構が残されているが、それらと比べて当駅は観光地化されていないばかりか、貴重なものがたくさん残されておりマニア的には見所に溢れている。
ホーム・線路は現在も残されており、貨物用車両が保存されている。当駅は帯広から50km、帯広空港からも25kmほど離れており、お世辞にもアクセスがいいとは言えない。しかし、看板マニア必見の代物が多数あるため、十勝地区に来たならばぜひ訪れたいスポットである。
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所在地:北海道中川郡幕別町
乗入路線
 広尾線

峰延駅

函館本線の駅、峰延の改札画像です。

駅名標。隣の岩見沢駅より札幌寄りは列車本数が増え、Kitaca等の交通系ICも使用できるのに対し、当駅以東では普通列車の本数は激減する。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標も設置されている。
駅舎。出入り口付近のレンガ風のデザインと、シンメトリーな形が特徴的な駅舎である。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎のホーム側出入り口付近には国鉄時代から残ると思われる方面表示看板がある。画像は美唄・滝川方面。
岩見沢・札幌方面の方面表示看板
駅舎内部は待合スペースとなっている。
駅舎内部
ホームは相対式2面2線となっている。ホームの配置は上下線で千鳥配置になっており、北海道でしばしば見かけるスタイルとなっている。
下り滝川・旭川方面ホームへは跨線橋を渡る必要がある。
跨線橋出入り口には美唄・滝川方面と書かれた方面表示看板が設置されている。

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所在地:北海道美唄市
乗入路線
函館本線

苫小牧駅

室蘭本線と日高本線の接続駅、苫小牧の改札画像です。

駅名標。当駅には室蘭本線と日高本線が乗り入れ、日高本線は当駅が起点駅である。また、隣の沼ノ端駅より分岐する千歳線の列車も乗り入れる。
当駅に設置されている名所案内。北海道有数の港湾都市である苫小牧市からは、貨物船のほか旅客フェリーも発着しており、名所案内にもフェリーターミナルの案内がなされている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。橋上駅舎となっている。かつては、駅舎向かい側のビルまで連絡通路が伸びていたが、現在は連絡通路は撤去されている。
改札口。Kitaca対応の自動改札機が設置されている。当駅はKitacaエリア最南端の駅となっており、千歳線方面でのみ利用可能となっている。室蘭線の東室蘭方面・追分方面および日高線では利用不可能である。
改札口周辺。みどりの窓口が設置されている。
駅舎内部。南北自由通路が設置されている。
券売機周辺。自動券売機は、近距離券売機と指定席券売機が設置されている。
改札内コンコース。改札口コンコースの間には扉が設けられているが、これは冬季に風が駅舎内に吹き込み、駅舎内の気温が低下することを防ぐために設けられているもので、寒冷地である北海道ならではの設備である。
ホームは2面4線となっており、側線も複数存在する。当駅は室蘭本線における主要駅であり、北斗号、すずらん号は全列車が当駅に停車するほか、普通列車はほとんどが当駅始発・終着となる。
当駅から王子製紙苫小牧工場へ専用線が伸びていることもあり、駅構内は広くなっている。
当駅ホームに設置されている出口案内看板は、国鉄時代から残るものと思われる。これ以外にも、当駅構内では国鉄時代からの看板がいくつかみられる。
改札口付近にある手洗所にある案内看板。エモい。
自動券売機付近にある案内看板
自由通路入り口付近にある案内看板。このように、当駅構内では看板マニア必見の国鉄時代の看板を複数見ることができる。

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所在地:北海道苫小牧市
乗入路線
室蘭本線
千歳線)
日高本線