宮古駅

山田線と三陸鉄道リアス線の駅、宮古の改札画像です。

三陸鉄道駅名標。当駅は三陸海岸の主要都市である宮古市の中心駅である。三陸鉄道リアス線のうち、当駅ー釜石間は元々JR山田線だったが、2011年の東日本大震災からの全線復旧に際し、三陸鉄道に移管された。
壁掛けタイプの三陸鉄道駅名標。基本的なデザインは吊下げ式と同じである。キャッチフレーズ「リアスの港」「マリンブルーとそよ風をぬって」と当駅が最寄の名所である浄土ヶ浜のイラスト入りである。
三陸鉄道の自立式駅名標。かつての北リアス線区間である当駅以北への折り返し列車が発着するホームに設置されているため、釜石方の隣駅表示がない。
JR山田線駅名標。前述の通り、かつては当駅ー釜石間もJR山田線であったが、同区間を三陸鉄道に移管した結果、現在は当駅が終着駅となった。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標も設置されている。
また、行灯タイプの三角縦型駅名標も設置されている。
当駅設置の名所案内。当駅が最寄の景勝地・浄土ヶ浜がイラスト入りで紹介されている。
駅舎。開業当時からの木造駅舎が使用されている。この駅舎はかつてJRの駅舎として使用され、三陸鉄道の駅舎は別に設けられていたが、山田線の三陸鉄道移管に伴い両社の駅舎が統合され、旧JR駅舎であるこの木造駅舎に1本化された。
旧三陸鉄道駅舎。山田線の経営移管に伴い使用が停止され、現在は三陸鉄道の本社として使用されている。
改札口。有人駅であり、JR山田線発着時のみ係員による集改札が行われる。三陸鉄道の列車は無人駅同様車内にて運賃収受を行う。当駅は三陸鉄道とJR東日本の共同使用駅であるが、駅業務は三陸鉄道が行なっている。なお、三陸鉄道の盛(さかり)行きは発車標ではひらがな表記となるが、これは山田線の盛岡行きとの誤乗を防ぐためである。
きっぷ売り場の様子。三陸鉄道・JR東日本それぞれの券売機が1台ずつ設置されている。また、三陸鉄道に移管後の現在も、JRのみどりの窓口が継続して設けられている。
駅舎内部は待合スペースとなっているほか、売店”KIOSK”が設けられている。
駅舎外には出口専用の改札ラッチが設けられているが、現在使用されているかどうかは不明である。
ホームは2面3線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能となっている。このうち、2面2線を三陸鉄道が、1面1線をJR山田線が使用する。
当駅ホームの上屋は木造のレトロ感あるものとなっている。
このほか、旧北リアス線区間である当駅以北(久慈方面)への折り返し列車のみが使用する切り欠きホームである0番線も設けられている。
当駅構内には留置線が複数存在し、車両の留置が行われる。
0番線ホームには、「落ちないにゃんこ神社」なるモニュメントが置かれている。複数匹の猫の像が大変可愛らしい。
斜めから見た落ちないにゃんこ神社の様子
このほか、ホーム上には浄土ヶ浜のイラスト入りの歓迎看板が設置されている。
2011年3月に発生した東日本大震災では、当駅が立地する宮古市にも津波が押し寄せ、甚大な被害が出た。当駅でも線路が冠水したものの、不幸中の幸いか被害の規模は小さく、旧北リアス線とJR山田線当駅ー盛岡間はどちらも3月中に運行を再開した。しかし、沿岸部を走るJR山田線の当駅ー釜石間は被害が甚大で、2019年春に三陸鉄道として運行を再開するまで復旧に8年を要した。

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所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線
 三陸鉄道リアス線

津軽新城駅

奥羽本線の駅、津軽新城の改札画像です。

駅名標。当駅ー青森間のみ運行される区間列車が多く存在するため、当駅始発・終着列車が多い。
自立式駅名標。当駅は盛岡支社管轄であるが、秋田支社仕様の自立式駅名標が設置されている。これは、2007年まで当駅が秋田支社管轄であったためである。東北新幹線新青森開業を見越したエリア再編により、盛岡支社管轄へと変更された。
駅舎のホーム側に設置された駅名標
駅舎。緑色のトタン屋根が特徴的な木造駅舎は築100年を超える、歴史と趣あるものである。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。2023年度を目処に、当駅を含む奥羽本線青森ー弘前間にSuicaが導入される予定となっている。
ホーム出入口付近には快速列車の停車駅を示した手書き看板が設置されている。奥羽本線の快速列車は取材時上下合わせて1日3本運行されており、秋田からの直通列車も1本のみ存在する。
かつての窓口跡は閉鎖されており、自動券売機も設置されていない。当駅は2020年まで有人駅であり、みどりの窓口も設置されていたが窓口閉鎖に伴い、いきなり無人駅となった。
駅舎内部は広々とした待合スペースとなっている。
ホームは2面3線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能である。当駅始発・終着列車は3番線より発着する。
当駅ホーム上にはログハウス風の待合室が設置されている。
待合室には川部・弘前方面を示す手書き看板が設置されている。
また、駅舎のホーム側には「見よ 出発現示」と書かれたホーロー看板も残っていた。

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所在地:青森県青森市
乗入路線
奥羽本線

羽黒下駅

小海線の駅、羽黒下の改札画像です。

駅名標。星空と八ヶ岳をモチーフとした小海線オリジナルデザインとなっている。
駅舎。開業当時からの木造駅舎が残るが、近年外装がリニューアルされた。
リニューアルに伴い設置された1種駅名標。近隣の八千穂駅および篠ノ井線内の駅も同様の意匠でリニューアルがなされている。
駅舎入り口付近には従来からの木製1種駅名標も残る。
改札口。当駅は有人駅であるが、係員不在時間帯は無人駅となる。
切符売り場の様子。当駅には自動券売機は設置されていないが、佐久穂町委託の窓口があり、乗車券類の購入が可能である。
窓口付近には国鉄の趣が感じられる「出札窓口」の表示がある
同様に、精算窓口の文字からも国鉄っぽい雰囲気が感じられる。精算の「米」部分の下半分は剥がれて無くなってしまっている。
駅舎内部は待合室となっている
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能となっている
駅舎反対側の小海・小淵沢方面ホームへは構内踏切を渡って移動する。
反対側ホームにも小ぢんまりとした待合室が設けられている。
駅舎反対側ホーム上には当駅の標高を示した石碑が設置されている。
また、同じく駅舎反対側ホーム上には佐久穂町設置と思われるモニュメントがある。

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所在地:長野県南佐久郡佐久穂町
所属路線
小海線(八ヶ岳高原線)

桑折駅

東北本線の駅、桑折の改札画像です。

駅名標。「くわおり」と読みたくなるが、「こおり」と読む難読駅名である。
駅舎。素朴な雰囲気が漂う味のある木造駅舎が現役である。
ホームから見た駅舎の様子
改札口。IC専用簡易改札機および運行状況・時刻表表示モニターが設置されている。
出場側の簡易改札機および集札箱
当駅には自動券売機があるほか、窓口営業時間には窓口での切符購入も可能。またステーションギャラリーピーチプラザも駅舎内に入居している。
ステーションプラザピーチプラザ内部。ピーチプラザとの名の通り桑折町は桃の生産が盛んである。ご存知の通り、桃は福島県を代表する味覚の1つであるが、桃の名産地・福島の中でも桑折の桃は特に質の高いことで知られるようである。
駅舎内部の待合スペース
ホームは2面3線であるが、中線にはフェンスがなされ現在使用されておらず、実質2面2線での運用である。当駅のすぐ横を東北新幹線が通っているが、東北本線とほぼ同じ高さでの通過となっている。
当駅の下り白石・仙台方面ホーム上には鉄道事故・災害ゼロを願う「ゼロ災塔」が置かれている。
福島県内の東北本線の駅でよく見られる跨線橋への駅名表示。当駅の跨線橋にも「JRこおり」の表示がなされている。「こおり」の文字が可愛らしさを感じさせる書体となっている。
当駅の上り福島・郡山方面ホーム跨線橋付近にはレンガ造りの倉庫が残っている。

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所在地:福島県伊達郡桑折町
乗入路線
東北本線

六原駅

東北本線の駅、六原の改札画像です。

自立式駅名標。他駅とは異なるデザインの駅名標が設置されている。
壁掛け式駅名標。盛岡支社管内でしばしば見かけるタイプのひらがな主体デザインの駅名標となっている。
当駅には白地に黒文字タイプのホーロー式縦型駅名標が設置されている。但し、東北本線の他駅では設置枚数が多く、かつ状態も比較的良好なのに対し、当駅は仙台寄りのホーム端に1枚のみの設置であり、錆が多く状態も悪い。
駅舎。ブラウンを基調とした色合いの鉄筋コンクリート造り平屋建ての駅舎となっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
かつての窓口跡は封鎖されており、自動券売機も設置されていない。
駅舎内部は待合スペースとなっており、比較的広々としている。
駅舎からホームへは跨線橋で連絡する。
但し、1番線の盛岡方面ホームへは、現在不使用の貨物線を横断する構内踏切を渡ることで、階段の上り下りをすることなく移動できる。
ホームは2面3線となっている。
当駅の跨線橋はレトロな雰囲気を感じさせる造りとなっている。
跨線橋は増築がなされたものと思われ、ドッキングした部分には微妙に段差があったり壁の構造が違ったりと、細かい違いがみられる。
当駅構内には複数のもじ鉄案件が見られる。跨線橋内には木製・手書きの出口看板が残る。
跨線橋内には木製・手書きの方面看板も残る。上半分が剥がれており「上野方面」のみが読み取れる。かつては「一ノ関」「仙台」などの駅名が上野の上に書かれていたものと思われる。
駅舎のホーム側には国鉄っぽい「出口」看板もみられる。
同じく駅舎ホーム側には「火気厳禁」と「通行禁止」のホーロー看板が残る。

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所在地:岩手県胆沢郡金ケ崎町
乗入路線
東北本線