大釜駅 田沢湖線の駅、大釜の改札画像です。 駅名標。田沢湖線内で比較的よく見かけるタイプの駅名標であり、赤渕・春木場・小岩井の駅にも設置されている。ラインカラーは黄緑となっているが、田沢湖線のラインカラーは現在紫のため異なっている。 2番宣に設置されている駅名標は最近設置されたものと思われる。ラインカラーも田沢湖線の紫色となっている。 駅舎。滝沢市の大釜駅前コミュニティセンターが実質的な駅舎として使用されている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 駅舎内部の様子 駅舎内部の待合スペースの様子 先述の通り駅舎は滝沢市が設置したもので、JR東日本が設置したものではない。そのため駅舎横に1種駅名標が設置された通路があり、ここを通ってダイレクトにホームに行くこともできる。 ホームは2面2線となっており、列車の行き違いが可能となっている。 ホーム同士の連絡は跨線橋で行うが… 跨線橋の前には「ご利用の列車は1番線にまいります」と書かれたバリケードが置かれている。 当駅に停車する普通列車は、盛岡方面・雫石方面どちらも全列車が1番線から発車するため、列車に乗るために跨線橋を渡る必要はなくなった。 2番線の様子。前述の通り、当駅に停車する普通列車はすべて1番線から発着するため、2番線はこまち号の交換待ち専用として使用されている。2番線の線路や架線付近には大掛かりな装置が設けられているが、これは冬季に秋田新幹線を走ってきたこまち号車体の融雪を行う装置である。 冬季は車体の足回りに雪が付着するが、これが東北新幹線走行時に落雪するとしばしば輸送障害が発生する。これを防ぐため、かつては盛岡駅で人力による除雪を行っていたが、省力化のため当駅に融雪装置が整備された。床下に60℃の温水を3分間噴射することで、足回りの除雪を行うものである。 架線周りにも何からの装置が設置されているが、これは屋根周りの機器の凍結を防ぐヒーターであるものと思われる。 融雪装置を跨線橋から望む。融雪に使用された温水は回収され、ボイラーで温める事で再び融雪に使用されるという。本融雪装置の整備により、盛岡駅での人力による除雪回数は大幅に減少し、作業員の安全性向上や輸送障害の防止に一定の効果があったという。 ————————————— 所在地:岩手県滝沢市 乗入路線 ■ 田沢湖線