行川アイランド駅

外房線の駅、行川アイランドの改札画像です。

駅名標。駅名の通りかつて当駅付近に存在したレジャー施設「行川アイランド」の最寄駅として開設された。同園が2001年に閉園した後も、同園の名を駅名として名乗り続けている。
当駅設置の名所案内看板。手書きと思われる。行川アイランドの閉園に伴い同園の記載が白塗りされた痕跡がみられる。「おせんころがし」は当駅付近の海岸に4kmにわたって続く崖のことを指し、古くは交通の難所として知られた。現在はトンネルの開通により交通の難所ではなくなっている。
駅入口。当駅は待合室とホームがあるのみの無人駅である。交通系IC専用の簡易改札機が駅入口付近に設置されている。
待合室内部の様子
ホームは単式1面1線の棒線駅であり列車の行き違いは不可能である。

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所在地:千葉県勝浦市
乗入路線
外房線

区界駅

山田線の駅、区界の改札画像です。

駅名標。当駅と隣の上米内駅の間は25.7km離れており、これはJR東日本の在来線で最も長い。本区間にかつては大志田・浅岸の2駅があったが、利用者僅少に伴い2駅とも2016年春に廃止された。
当駅設置の名所案内。イラスト入りとなっている。
旧駅舎。開業当時からのものと思われる趣ある木造駅舎が残っていたが、老朽化に伴い2020年冬に新駅舎へ改築された。
旧駅舎時代の1種駅名標。木製の立派なものが設置されていた。
旧駅舎時代の改札口跡。当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。当駅の乗車人員は1人/日であり、JR東日本の駅としては最少である。
旧駅舎の窓口跡。かつての窓口跡は封鎖されていた。当駅は非常に利用が僅少な駅でありながら、2018年まで運転取扱要員として係員が配置されていた。自動閉塞化に伴い、係員の配置が不要となったことから、2018年に無人駅となった。
旧駅舎時代の駅舎内部。待合室となっていた。ベンチは当駅の1日の利用者数を上回る席数があり、当駅で1日待っても全部埋まることはないだろう。
旧駅舎内部、出入り口扉付近を望む。当駅は区界峠の頂上付近に位置し、標高が高い。冬季の寒さ対策のためか風除室が設けられており、二重扉となっていた。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
かつては相対式ホームを有しており、交換可能であったようである。交換設備は2018年の自動閉塞化に伴い撤去された。これにより、上米内ー川内間の実に51.6kmが交換設備のない1閉塞となった。しかし、この区間の本数は上下合わせて1日7本しかないため、特に困っていないようである。
廃止された旧ホーム上には、現在では誰も使用することのなくなった待合室が放置プレイされ、ただただ朽ち果てるのを待つばかりとなっている。
同様に、名所案内も旧ホーム上で放置プレイされている。表面のラミネートが経年劣化してきたためか、徐々に剥がれ始めている。
ホーム上には木造と思われる倉庫が設けられていた。
倉庫の壁には「火気厳禁」「消火用砂」など様々なホーロー看板が貼られていた。
また、屋根と扉の間には竹の棒に隠れるように「禁煙」のホーロー看板も設置されている
このほか、旧駅舎のホーム側には「安全第一」のホーロー看板が設置されていた
当駅は区界峠の頂上付近に位置しており、標高は744mと東北地方の駅で最も高い位置にある。そのため、ホーム上の柵には「東北一高い 標高744メートルの区界駅」と書かれた看板が設置されている
当駅前を通る旧国道106号を望む。当駅付近には宮古市と盛岡市の境界があり、ここが区界峠にあたる。区界峠の区間は国道106号の難所だったが、2020年に高規格道路の区界道路が開通し抜本的な改良が行われた。これにより山田線の競合である106急行バスも区界道路経由便が増え、本数のみならず所要時間面でも山田線は不利な状態となっている。

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所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線

小野駅

中央本線辰野支線の駅、小野の改札画像です。

駅名標。当駅は中央本線辰野支線にある中間駅である。みどり湖経由の新線が開通して以降、特急あずさ号や貨物列車等は全て新線経由の運行となり、旧線は普通列車のみの運行となった。
自立式駅名標。長野支社標準タイプとなっている。当駅を含む塩尻ー辰野間は、飯田線の直通列車が多く走る辰野ー岡谷間と比べても本数が少なく、同区間の半分程度にとどまる。
別タイプの自立式駅名標も設置されており、基本的なデザインは同じであるものの、フォントが異なるため印象が全く異なって見える。
裏側には同一デザインで手書きの駅名標がしれっと残っている。ホームの外側、線路のない方向を向いているため、列車内からは見ることのできない駅名標である。
長野支社管内で比較的よく見かける写真入り駅名標。当駅が最寄りのしだれ栗森林公園の写真が使用されている。このように、当駅構内の駅名標だけで5種類も設置されている。
当駅ホームの辰野寄りにはホーロー製の縦型駅名標がある。その隣には錆び付いて解読が難しいが、指差確認の看板もある。
駅舎。開業当時からのものと思われる趣ある木造駅舎となっている。
駅入口付近には木製の1種駅名標が設置されている。
改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。係員不在時間帯は無人となる。
きっぷうりばの様子。当駅に自動券売機はなく、乗車券は窓口で購入する必要がある。
駅舎内部には待合室が設けられているが、係員配置時間帯のみ使用できる。無人時間帯は施錠され、使用することができない。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。
当駅の跨線橋は鉄道院時代に建てられた歴史と趣あるものとなっている。
駅舎同様、待合室も木造の趣ある建物となっている。
当駅に設置されている方面看板。本来、上り東京方面は辰野方面であるが、下り塩尻方面の看板に東京が書かれている。当駅からの列車は辰野止まりのため、辰野方向に進んで東京方面に向かうと辰野と岡谷で2回乗換が必要であるため、塩尻方面へ向かう方が便利である。
辰野方面の方面看板。川岸駅は辰野ー岡谷間にある中間駅であるが、同駅へは辰野で乗り換えた方が乗換回数・所要時間面で便利である。岡谷へは塩尻・辰野どちらを経由しても乗換回数・運賃は同じである。
趣ある駅舎・駅名標・跨線橋・待合室を有する当駅には、良質なもじ鉄案件も複数存在する。当駅に設置されている番線標は手書きのものとなっている。
2番線の番線標。1番線同様に手書きである。
駅舎のホーム側には「通商産業大臣指定 軽量管理事業場」のホーロー看板と「指差確認」の看板がある。「指差確認」看板は、ホーロー駅名標横にも設置されているが、ホーロー横のものが風雨に晒され錆び付いているのに対し、こちらは屋根下にあるため状態が比較的良好である。

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所在地:長野県上伊那郡辰野町
所属路線
中央本線(辰野支線)

上総興津駅

外房線の駅、上総興津の改札画像です。

駅名標。近年交換されたものと思われる。
当駅設置の名所案内看板。外房線の他駅同様、「海水浴場」と「釣場」の記載がある。
駅舎。外房線でも徐々に数を減らしつつある、開業当時からのものと思われる木造駅舎が残っている。
駅舎全体を撮影した様子
改札口。有人駅であり、Suica等の交通系IC対応の簡易改札機が設置されている。
ホーム側から見た改札口の様子。集札箱も設置されている
きっぷうりばの様子。出札窓口と自動券売機が設置されている。
駅舎内部は待合室となっている
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは相対式2面2線となっており列車の行き違いが可能である。
駅前には水槽があり、水の中で金魚等が優雅に泳ぐ様子を見ることができる。

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所在地:千葉県勝浦市
乗入路線
外房線

松草駅

山田線の駅、松草の改札画像です。

駅名標
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。
待合室内部。比較的新しく、小ぢんまりとした待合室である。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
当駅は集落より少し高い位置にあり、集落へは駅前から伸びる階段を通ってアプローチする。
集落側から見た階段の様子。ぱっと見、この階段が駅に通じているとは思い難い外観である。

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所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線