富良野駅

根室本線と富良野線の駅、富良野の改札画像です。

駅名標。当駅は根室本線と富良野線の接続駅であり、富良野線は当駅が終点である。駅番号は根室本線のもののみが付番されている。根室本線の隣駅「のかなん」がシール貼りされているが、これは2017年まで隣に島ノ下駅があったためである。同駅は利用者僅少により廃止となった。
以前の駅名標。根室本線滝川方の隣駅表示が「しまのした」となっていることがわかる。同駅の廃止により、滝川方面の隣駅は野花南駅となったが、駅間距離は19.4kmと非常に長くなった。この1駅間の所要時間は概ね20分である。
根室本線の吊下式駅名標。行灯タイプとなっている。滝川方の隣駅表示は「のかなん」であるが…
よく見ると「しまのした Shimanoshita」を剥がした形跡が確認できる。
富良野線の吊下式駅名標。行灯タイプとなっている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。鉄筋コンクリート製の駅舎となっており、「愛されるJRふらの駅」と書かれていることが特徴的である。当駅は「北海道のへそ」であり道内有数の観光地である富良野市の鉄道における玄関口である。
駅舎には国鉄時代からのものと思われる1種駅名標が設置されている。
また、駅舎前には国鉄時代に使用されていたと思われる駅名標が設置されている。この駅名標も島ノ下駅の廃止に伴い隣駅表示が野花南に修正されている。
駅名標の横には顔はめパネルも置かれており、観光客が記念撮影をする姿もしばしば見ることができる。
このほか、木製の駅名標も設置されている。
改札口。当駅は有人駅となっており、駅員による集改札が行われる。
きっぷ売り場の様子。みどりの窓口が設けられているほか、自動券売機も設置されている。
駅舎内部には待合室が設けられている。
待合室内部は広々としており、うどん・そば店も営業している。
観光地の玄関口ということもあり、待合室内にはコインロッカーも設置されている。
ホーム側(改札内)から見た改札口付近の様子。
改札口付近には国鉄時代に設置されたものと思われる駅名標がある。
改札口周辺の様子
JR北海道キャラクター「モジャくん」が鉄道で富良野を訪れた旅人を出迎えてくれる。
改札口からホームへ向かう通路の様子
ホームへは階段を上がって跨線橋で連絡する。階段には富良野名産のラベンダーの写真が入っている。
跨線橋と各ホームを結ぶ階段にも富良野名所・名物の写真が入る。2・3番線への階段には北海へそ祭りの写真が入る。
4番・5番線の階段には「北の国から」のロケ地の写真が入る。
跨線橋内部の様子
ホームは2面4線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能となっている。富良野線の列車は全列車が当駅始発・終着である。根室本線においても当駅は主要駅であり、当駅始発・終着列車が複数存在する。
跨線橋から見たホームの様子
ホーム上には、富良野が北海道のほぼ中心部に位置することを示すモニュメントと、北海へそ祭りのモニュメントが設置されている。
モニュメント付近には木製・手書きの名所案内が設置されている。
駅前にも北海へそ祭りのモニュメントが設置されている。
当駅構内にはもじ鉄案件が複数存在する。跨線橋の出入口付近には、指差称呼確認の三角ホーロー看板がある。
裏側の様子。表側は黒文字であるのに対し、裏は青文字となっている。
跨線橋の柱には手書きの「指差称呼確認」表示がある。
駅構内某所にある「火気厳禁」の手書き看板。
ホーム上の某所にある、手書きと思われる「4」の看板。番線標ではなく、何を示す看板なのかは不明。
ホーム上にある新得方面乗車口の案内板。根室本線の東鹿越ー新得間は2016年8月の台風被害によりバス代行となっており、現在当駅から新得へ列車へ直通することはできない。なお、同区間を含めた当駅ー新得間は利用が僅少であるため、JR北海道としては廃止を検討している。
当駅ホームから滝川・旭川方面を望む。駅構内は広々としており、貨物駅も併設されている。当駅からは、ジャガイモやタマネギといった農産物を輸送する貨物列車が農産物の収穫期を中心に発着しているようである。
当駅ホームから新得方面を結ぶ。前述の通り廃止が検討されている区間となる。当駅ー新得間がもし廃止となった場合、根室本線は滝川ー当駅と新得ー根室で分断されることとなる。どのような結論となるのか、今後も動向を注意深く見守っていきたい。

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所在地:北海道富良野市
乗入路線
根室本線
富良野線

美瑛駅

富良野線の駅、美瑛の改札画像です。

駅名標。道内有数の観光地である丘のまち・美瑛町の代表駅であり、富良野線における主要駅でもある。当駅から旭川方面に折り返す列車が複数存在し、当駅から旭川方面への本数は富良野方面と比べ若干多くなる。
色あせた駅名標も設置されている。
ホームに設置されている名所案内
名所案内も駅名標同様、色褪せているものが存在する。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。美瑛町周辺で採取された美瑛軟石を使用した、趣ある駅舎となっている。
改札口。当駅は有人駅になっており、駅員による集改札が実施される。なお、当駅は列車別改札のため、列車到着までホームに入ることができない。
切符売り場の様子。みどりの窓口が設置されており、自動券売機もある。
駅舎内部には待合室が設けられている。
待合室内部の様子。広々としている。
待合室内部の様子
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。ホームは千鳥式の配置となっている。
当駅に停車する富良野行き普通列車
2番線の旭川方面ホームへは跨線橋を渡る必要がある。
逆サイドから見た跨線橋の様子
当駅の番線標は独特の形状をしている
駅構内の様子。シラカンバの木が植えられており高原の情緒が感じられる。

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所在地:北海道上川郡美瑛町
乗入路線
 富良野線

根室駅

日本最東端の有人駅、根室の改札画像です。

駅名標。当駅は北海道の本島最東端である根室市の代表駅である。また、根室本線の終着駅であり、日本最東端の終着駅である。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
日本の本土最東端である「納沙布岬」のイラスト入り名所案内看板が設置されている。
当駅のホーム上には「日本最東端有人の駅」であることを示す看板が設置されている。最西端である佐世保駅までは2,800km以上離れており、鉄道のみの利用では新幹線・特急を使用しても1日でたどり着くことはできない。
ホーム上には「朝日に一番近い街」と書かれた看板が設置されている。一年で最も日の出が早い時期である夏至(6/21頃)前後では、根室の日の出時刻は3時37分となる。
駅舎。青い外壁が特徴的な横に長い駅舎となっている。
駅舎外観には根室近辺の地図が描かれているほか、黄色い丸ポストも設置されている。
改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。当駅は列車別改札となっており、発車時刻の5〜10分前までは改札内に入ることができない。前述の通り、当駅は日本最東端の有人駅である。
当駅にはみどりの窓口が設置されており、無論、みどりの窓口設置駅としては日本最東端である。また、簡易型の自動券売機も1台設置されている。
根室本線の釧路ー当駅間は釧路以西とは運転系統が完全に分断されており、「花咲線」の愛称が与えられている。当駅の駅舎内には花咲線のポスター・ヘッドマークのほか、2016年春に廃止となった花咲駅のホーロー駅名標が1枚展示されている。
駅舎内部は待合室となっている。
手洗所出入口付近には内照式の手洗所看板が設置されていた。光るかどうかは不明である。
ホームは単式1面1線の棒線駅である。当駅に到着した列車はそのまま折り返して発車していく。駅構内には側線が複数存在し、機回しも可能である。
当駅の上屋は古レールを使用したものとなっている。
駅舎ホーム側には駅長事務室看板が設置されている。この看板は日本最東端の駅長事務室看板である。
当駅ホームから線路終端部を望む。滝川駅を起点に443.8kmにわたって続く根室本線は当駅が終点である。

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所在地:北海道根室市
乗入路線
根室本線(花咲線)

釧路駅

根室本線の駅、釧路の改札画像です。

駅名標。当駅は帯広市と並ぶ北海道道東の主要都市、釧路市の玄関口である。札幌からの特急「おおぞら」号は当駅までの運行であり、当駅以東は普通列車のみの運行となる。当駅を跨いで運行される列車は1本も存在せず、当駅を発着する全列車が当駅始発・終着となる。
LEDタイプではない電照式駅名標。当駅は根室本線の駅であるが、隣の東釧路駅から分岐する釧網本線の列車も全列車が当駅まで乗り入れる。根室本線は当駅で系統が分断されており、当駅ー根室間は通称「花咲線」と呼ばれる、普通列車のみ運行のローカル線となっている。
枕木に平行なタイプの駅名標も設置されている。同様の駅名標は、国内では他に小樽駅、青森駅、横手駅、郡山駅、門司港駅等でも見ることができる。
当駅2番・3番のりばには線路に並行に設置された国鉄時代の駅名標も残っており、JR化後に導入された駅番号がステッカー貼りで対応されている。
国鉄時代の駅名標は表と裏でフォントの形が若干異なる。
1番のりばには枕木に並行に設置された国鉄駅名標も存在し、こちらも駅番号のステッカーが貼られている。
裏側の様子。2番・3番のりばに設置のものと比べるとフォントの違いがわかりやすい。これらの国鉄駅名標は未来永劫末長く残ってほしいものである。
当駅にはホーロー縦型駅名標が残っていた。
駅舎。ターミナル駅に多く見られるタイプの、国鉄時代からの鉄筋コンクリート製の駅舎が現役で使用されている。このタイプの駅舎は新潟駅や米子駅等、近年改築される例も多く見られており、年々数を減らし貴重となりつつある。
駅名の赤い立体文字が駅舎のアクセントである。
当駅駅舎前にはSLの動輪が展示されている。
改札口。自動改札機が4通路設置されており、自動改札機の設置駅として当駅は日本最東端にあたる。
当駅にはみどりの窓口が設置されている。
改札口わきには自動券売機が2台設置されており、うち1台はクレジットカード専用の指定席券売機である。
駅舎内部の様子
駅舎内には北海道四季彩館(土産物店)やセブイレ等の店舗も入居している。当駅の四季彩館はキオスクの店舗としては日本最東端にあたる。
駅舎内店舗の様子。四季彩館・セブイレより奥には飲食店も何店舗か入居している。
さらに奥にはコインロッカー・待合室が設けられている。
ホームは3面5線となっている。前述の通り当駅では全ての列車が折り返す。特急おおぞら号は改札口に近い1番のりばから発着する。
ホーム同士を連絡する地下通路には国鉄行灯タイプの番線標が設置されている。
また、ホーム上にも国鉄行灯タイプの番線標が残っていた。
地下道入口への階段付近には「地下道」と手書きで書かれている。
1番のりばのホーム柱にはホーローと思われる乗車位置案内も残っていた。
当駅のホーム上屋は趣を感じさせる形状となっている。
ホームの滝川方は古レールを活用したホーム上屋である。
一方、根室方は木造のホーム上屋となっている。
当駅のホーム上には「釧路湿原」のイラストが書かれたシャッターのある建物が残っている。「にっしょく」との記載があるが、これは旧国鉄時代に車内販売、食堂車、駅構内の食堂を営業していた「日本食堂」の略称であり、このことから国鉄時代より残る建物と推察される。
このほか、1番のりばのホーム上にも「晩秋の釧路湿原」のイラストが単体で展示されている。

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所在地:北海道釧路市
乗入路線
 根室本線
釧網本線)

網走駅

石北本線と釧網本線の駅、網走の改札画像です。

駅名標。当駅は刑務所で有名な網走市の代表駅であり、石北本線・釧網本線の終着駅である。複数の路線が乗り入れる駅としては、当駅が日本最北端である。
自立式駅名標。当駅には石北本線の駅番号のみが設定されている。
当駅1番のりばの北見・旭川寄りには国鉄時代のものと思われる駅名標が残っていた。この駅名標は1987年に廃止となった勇網線のホーム跡付近に設置されているものであるためか、隣駅表示がない。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
網走湖と思われるイラスト入りの名所案内看板が設置されている。
名所案内看板は吊り下げタイプのものも存在する。
駅舎。鉄筋コンクリート製の駅舎となっており、駅舎は駅前広場より少し高い位置にある。
当駅には木製縦型の駅名看板が設置されているが、これは網走刑務所を出所した元受刑者が「再び横道に逸れる」ことのないように願って、縦書きされたものとされている。
改札口。当駅は有人駅となっており、係員による集改札が行われる。当駅は列車別改札であるため、発車時刻の5〜10分前までは改札内に入ることができない。
当駅にはみどりの窓口が設けられているほか、自動券売機、クレジットカード専用の指定席券売機がそれぞれ1台ずつ設置されている。
駅舎内部には待合室が設けられている。
駅舎の外には臨時改札口と思われる改札ラッチが残っていた。現在も使用されているかどうかは不明である。
臨時改札ラッチ付近には網走監獄をモチーフとした記念撮影用のパネルがあり、受刑者になった気分で写真撮影ができる。
このほか、駅舎の風除室部分にも写真撮影用のパネルが設けられている。
取材時は釧網本線「流氷物語号」と「オホーツクに消ゆ」のコラボが行われており、オホーツクに消ゆの写真撮影用パネルが設置されていた。期間限定の設置であるものと思われる。
また、北見市に拠点を置く女子カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」の顔はめパネルも設置されており、ロコ・ソラーレの一員になった気分で写真撮影ができる。同チームは2018年冬季五輪を機に人気に火が付き、現在ではオホーツクエリアの顔として様々な場所で顔はめパネルを見ることができる。
ホームは2面3線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能である。石北本線・釧網本線ともにほとんどの列車が当駅始発・終着となるが、両線を直通する普通列車も1日数本であるが存在する。
駅構内には1987年に廃止となった勇網線の切り欠きホーム跡が残っている。
当駅のホーム上屋は古レールを使用したものとなっており、天井が高いことが特徴的である。
駅舎のホーム側には「安全優良職場」のホーロー看板が残っていた。

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所在地:北海道網走市
乗入路線
 石北本線
釧網本線