紀和駅

紀勢本線の駅、紀和の改札画像です。

※2017年8月再取材

○駅名標
和歌山市の玄関口である和歌山駅・和歌山市駅の間に位置する。
紀和駅名

○駅舎
かつては広い構内を有していたが、高架化に伴いシンプルな構造となった。
かつての構内跡地には公園が整備され、当駅の駅舎も公園の中にある。
紀和駅舎

駅高架下の様子。ホームに通じる階段とエレベーターが設置されている。
紀和駅舎下階段

紀和駅舎下

線路の下は遊歩道として整備されている。
紀和高架下遊歩道

○改札口
駅入口から階段・エレベーターでホームに上がった所に改札がある。
紀和階段上

切符対応の簡易型自動改札機が設置されている。
当駅にはエレベーターが設置され、バリアフリーに対応しているにもかかわらず、
改札機と柵の幅は、車椅子で通るのが難しそうな幅となっている。
紀和改札

IC導入前の改札周り。券売機のみ設置され、改札口はなかった。
紀和 入口

○ホーム全景
ホームは単式1面1線の棒線駅となっている。行き違いは不可能である。
高架ホームからは、和歌山の市街地を望むことができる。
紀和ホーム

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
紀勢本線

紀三井寺駅

紀勢本線の駅、紀三井寺の改札画像です。

駅名標。駅名は当駅周辺にある寺「紀三井寺」に由来する。
ラインカラー対応前の駅名標
駅舎、自由通路を兼ねた橋上駅舎となっている。
改札口。自動改札機が2通路設置されている。紀勢本線の和歌山駅以南の駅で自動改札機が設置されている駅は当駅と海南駅のみである。
ICOCA導入直後の改札の様子、紀勢本線では当初宮前~海南駅間でのみICOCAが使えた。
改札口周辺、みどりの窓口があり自動券売機は1台設置されている。
当駅にはエレベーターがない為、車いす利用の際の出入り口が各ホームに設けられている。画像は和歌山方面ホームへの出入口。
御坊方面ホームへの車いす用の出入り口
ホームは相対式2面2線。かつては2面3線の構造を有していたが、橋上駅舎化に伴い1線は撤去された。

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
紀勢本線(きのくに線) 

和歌山駅

和歌山県の玄関口、和歌山の改札画像です。

阪和線駅名標。ラインカラー対応となっている。当駅には、阪和線、紀勢本線、和歌山線と和歌山電鐵貴志川線が乗り入れる。南海電車の和歌山市駅と並び、和歌山市の玄関口となっている。
紀勢本線駅名標。紀勢本線にも路線記号・ラインカラーが導入されたが、 当駅の駅名標ではラインカラー未対応となっている。
和歌山線駅名標。和歌山線もラインカラー導入済みであるが、吊り下げ式駅名標はラインカラー未対応となっている。
和歌山線駅名標。ホームの立入禁止区域に設置された自立式駅名標はラインカラー対応のものに更新されている。
和歌山電鐵駅名標。貴志川線は2006年まで南海が運営していた。南海が撤退し10年以上経った今でも、駅名標は南海仕様となっている。
西口駅舎。当駅は高架化されておらず、地上駅となっている。西口駅舎は駅ビル「MIO和歌山」となっている。
中央改札口。改札は1番のりばに面している。
西口駅舎内部の様子
東口駅舎。西口側と比べるとかなり小ぢんまりとしている。
東口改札。係員が配置されているが、中央改札口と比べると小規模である。
以前の東口改札の様子。Kioskが営業していたが、現在は撤退している。
MIO2階改札。駅ビル「MIO」に直接出入りできる無人改札で、跨線橋に通じる。
MIO地下1階改札。駅ビル「MIO」に直接出入りできる無人改札で、地下連絡通路に通じる。
和歌山電鐡乗換改札。たま駅長やたま電車、おもちゃ電車等で知られる和歌山電鐵への乗り換え改札。和歌山電鐵のホームへは改札外から直接入ることはできず、JR構内を経由する。和歌山電鐵ではICOCA、PiTaPa等のICカードは利用できない。
和歌山線乗換改札口(地下道側)和歌山線全線へのICOCA導入に伴い、和歌山線ホームである7・8番のりばには中間改札が設けられた。
和歌山線乗換改札口(跨線橋側)ホームに中間改札を儲ける例は、当駅以外では加古川駅の加古川線ホーム、姫路駅の姫新線・播但線ホームで見られ、いずれも無人駅を利用した不正乗車対策のためである。
和歌山線乗換改札口(エレベーター側)
ホームは5面8線となっている
和歌山線ホームは島式1面2線。当駅⇔和歌山市駅の紀勢線の列車もこのホームを発着する。無人駅からの乗車券は、ホーム上にある精算所で精算できる。
当駅の乗り場案内の様子。各線に路線記号やラインカラーが設定されている。和歌山電鐵はたま駅長の可愛らしいピクトグラムが使用されている。
当駅の地下通路入口には、地下道↓と書かれた国鉄っぽい看板がある。
当駅の1番のりばに設置された和歌山県のイラストマップ。当駅は和歌山県の県庁所在地・和歌山市の玄関口の1つである。和歌山県は縦に長くて広い。くろしお号の終着駅・新宮までは当駅から約200km離れており、特急を利用しても3時間かかる。

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
紀勢本線(きのくに線)
阪和線
和歌山線
和歌山電鐡貴志川線

和歌山市駅

和歌山市における南海のターミナル、和歌山市駅の改札画像です。

※2017年8月再取材

○駅名標
当駅には南海電車の南海線・和歌山港線とJR紀勢線の3路線が乗り入れる。

南海電車
南海線と和歌山港線は事実上1つの路線として扱われる。
ほとんどの列車は当駅止まりであり、和歌山港まで乗り入れる列車は少ない。
和歌山市駅名

JR紀勢線
JR西日本の路線であるが、当駅が南海管轄であるため駅名標は南海仕様である。
和歌山市JR駅名

当駅は、駅舎改築工事に伴い2017年7月に改札口の位置が変更となった。
当記事では、最新の改札の状態を紹介した後、以前の改札の様子を紹介することとする。

○改札口
南海電車のメインとなる改札。当改札を出てまっすぐ歩くと、以前の駅舎の駅前に出る。
和歌山市南海改札

○JR乗り換え改札口
JR紀勢線改札の真向かいにある改札。
南海電車からJRに乗り換える際は、まずこの改札を通り、その後JRの改札を通る。
和歌山市南海JR乗換改札

○JR改札口
改札が分離され、改札外から直接JR線構内に入ることができるようになった。
なお、当駅にはJRの駅員は配置されておらず、インターホンでの対応となる。
改札機は、JR西日本の駅に導入されているものと同じものとなっている。
和歌山市JR改札

○旧駅舎
南海電車における和歌山のターミナル駅として、堂々とした駅舎となっていた。
この駅舎は改築工事により、現在はもう見ることができなくなっている。
和歌山市 駅舎

○旧改札口
以前の改札は駅舎2Fにあり、最近あまり見かけないバー付きの改札機が現役だった。
改札を通った後は、跨線橋で各ホームにアプローチする動線となっていた。
和歌山市 改札

○旧JR乗換改札
以前、当駅からJR紀勢線に乗車する際は一度南海線の改札を通り、
改札内にある乗り換え改札を改めて通過する必要があった。
和歌山市 JR改札

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
南海本線
( 加太線)
和歌山港線
紀勢本線

津駅

JR紀勢本線と近鉄名古屋線の駅、津の改札画像です。

JR線駅名標。当駅は三重県の県庁所在地・津市の代表駅であり、特急南紀号・快速みえ号を含む全列車が停車する紀勢本線の主要駅である。当駅の駅名「津」は読みが「つ」1文字であり、これは全国の駅名で最も短い駅名である。
伊勢鉄道駅名標。伊勢鉄道は当駅と河原田駅を結ぶ第三セクター路線で、旧国鉄伊勢線を転換したものである。亀山経由の関西線・紀勢線ルートは遠回りであり亀山駅でのスイッチバックが必要となるため、特急南紀号・快速みえ号はすべての列車が伊勢鉄道を経由して運行される。
JR線・伊勢鉄道の駅名標は、ひらがな表記「つ」の下に漢字で「津」と書かれている。駅名標をぼかしてみると…
駅名標に「?」と書かれているように見えてくる。このように、当駅の駅名標がぱっと見「?」マークに見えると一時期話題となったことがある。
近鉄駅名標。当駅は三重県の県庁所在地・津市の代表駅であり、観光特急「しまかぜ」を除く全ての列車が停車する。JR線および伊勢鉄道との接続駅であるが、当駅は近鉄・JR東海・伊勢鉄道の共同使用駅であるため、各線は改札を通ることなく乗り換えが可能である。
駅番号導入前の近鉄駅名標。現在の駅名標とは帯の色が異なっていた。
東口駅舎。東口側はJR東海が管理しており、駅ビル「CHUM(チャム)」となっている。
駅舎の1種駅名標は国鉄っぽい雰囲気が感じられる立体文字となっている。
東口改札。JR東海が管理しており、JR東海仕様の自動改札機が設置されている。改札機にはTOICA等の交通系ICの読み取り機が設置されているが、交通系ICは近鉄乗車時にのみ使用可能で、JR線および伊勢鉄道線では一切使用することができない。
チャム改札。東口側駅ビル「CHUM」に通じる無人改札で、JR東海が管理している。チャムの営業時間内のみ利用可能となっている。

西口駅舎。近鉄が管理しており、橋上駅舎となっている。
西口改札。近鉄が管理しており、近鉄仕様の自動改札機が設置されている。当駅において、近鉄の利用者数はJRの利用者数と比べ約5倍となっており、名古屋・松阪・伊勢市方面への本数が多く、大阪方面への直通列車もある近鉄の方がはるかに多くの乗客に利用されていることがわかる。

JR線・伊勢鉄道線ホームは2面4線となっており、列車の行き違いが可能である。三重県の県庁所在地・津市の代表駅でありながら、駅構内は非電化となっている。JR線の県庁所在地の代表駅が非電化となっているのは、鳥取・山口・徳島・高知など全国でも数少なくなっている。
1番線は伊勢鉄道専用の切り欠きホームとなっており、当駅折り返しとなる伊勢鉄道線の普通列車のみが使用する。なお、特急南紀号・快速みえ号等、JR紀勢線と伊勢鉄道線とを直通する列車は全て、2〜4番線から発着する。
近鉄ホームは島式1面2線となっている。JR線が非電化であるのに対し、近鉄は電化されている。国鉄時代より、「近鉄王国」三重県内においては圧倒的に近鉄が有利であった。民営化後にJR東海が高速化等を行った結果、国鉄時代よりは差は縮まっている傾向はあるが、それでもまだ両社の差は大きい状態である。
当駅の東口改札付近の柱には、近鉄線は橋を渡るよう案内する手書き看板がある。
また、当駅2番線ホームの柱には、鳩の汚物に注意するよう書かれた手書き看板もあるが、経年劣化により「注意」の赤文字が読み難くなっている。

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所在地:三重県津市
乗入路線
紀勢本線
伊勢鉄道
 近鉄名古屋線