大行司駅 日田彦山線の駅、大行司の改札画像です。 駅名標。イラストは入っていない。日田彦山線の添田ー夜明間は2017年7月の九州北部豪雨により被災し不通となっていたが、鉄道としての復旧を断念し、2023年8月28日よりBRTに転換されることとなった。 駅舎のホーム側には旧駅舎から移設されたと思われる木製・手書きの駅名標が設置されていた。 駅舎。2017年の九州北部豪雨の際に旧駅舎が土砂崩れにより倒壊したため、東峰村が1700万円をかけて、日田彦山線の鉄道での復旧を願い2019年に建てた駅舎である。その後鉄道廃止、BRT転換への方針が決まったため、この駅舎は1度も列車の発着を迎えることがないという運命となってしまった。 駅舎内部の様子 駅舎内部の様子 駅舎からホームへは非常に長い段数の階段を上がる必要がある。 ホーム同士の行き来は構内踏切を渡る必要があった。 ホームから駅前を俯瞰した様子。高台にあり眺めは良いが、東峰村の住民の多くを占めるであろう高齢者が、BRTに乗車するために階段を上り下りすることは負荷が大きいものと推測される。 当駅ー筑前岩屋間にある「めがね橋」として知られる宝珠山橋梁。専用線として残るため、この橋の上を今後はバスが通ることとなる。 東峰村のシンボルであっためがね橋。「めがね橋の上を列車が通る」ことに拘りがあったのかは不明だが、最後まで鉄道への復旧に固執した東峰村。最終的にはBRTへの転換という結末となったが、当駅ではバスのりばまで階段の上り下りが必要である等、住民にとって使いやすい公共交通かと言われると疑問が残る状況である。 ————————————— 所在地:福岡県朝倉郡東峰村 乗入路線 ■ 日田彦山線
宝珠山駅 日田彦山線の駅、宝珠山の改札画像です。 駅舎。1998年に先代の木造駅舎を模して建てられた駅舎であり、地域の集会所も併設されている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつて使用されていたと思われる事務室跡と待合スペース 駅舎内部の様子 取材時のホームの様子。鉄道廃止、BRT転換の方針が既に決定していたこともあり、取材時はホームのほとんどが撤去されてしまった後であった。 当駅は鉄道駅時代、九州で唯一県境上にホームがまたがる駅であった。ホームの1/3が大分県日田市、2/3が福岡県東峰村であったようである。 取材時、「県境の駅」の碑が建つ部分のホームは残されており、列車の発着しなくなった駅に「県境の駅」の碑がただ立ち続けるのみであった。 かつてホームがあり、線路があり、列車が発着していた場所に佇む列車乗客向けの看板。取材時はホーム・線路・列車が消滅し、土嚢と資材を積んだトラックがただ置かれているのみであった。 ————————————— 所在地:福岡県朝倉郡東峰村 乗入路線 ■ 日田彦山線
大鶴駅 日田彦山線の駅、大鶴の改札画像です。 駅名標。イラストは入っていない。日田彦山線の添田ー夜明間は2017年7月の九州北部豪雨により被災し不通となっていたが、鉄道としての復旧を断念し、2023年8月28日よりBRTに転換されることとなった。 駅舎に掲げられた国鉄時代からの木製手書き駅名標。旧駅舎より移設されたものと思われる。 駅舎。2010年築の新しい木造駅舎である。先述の通り、当駅はBRT転換区間となり、転換後は国道沿いにバス停が移設されることから、駅舎としての役割は13年程度で終えることとなる。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 駅舎内部は温かみの感じられる空間となっている。 駅舎内部の様子 ホーム側から見た駅舎の様子 ホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の行き違いは不可能である。取材時は、鉄道路線として廃止し、BRT転換する方針が既に決定していたことから、線路・枕木の撤去工事が進んでいた。 ホーム上にある待合室の様子 ————————————— 所在地:大分県日田市 乗入路線 ■ 日田彦山線
今山駅 日田彦山線の駅、今山の改札画像です。 駅名標。山と思われるイラストが入る。日田彦山線の添田ー夜明間は2017年7月の九州北部豪雨により被災し不通となっていたが、鉄道としての復旧を断念し、2023年8月28日よりBRTに転換されることとなった。 駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅であり、駅舎と改札口は存在しない。ホームへはダイレクトに行くことができる。 ホーム上には小ぢんまりとした待合室が設けられている。 ホームは単式1面1線の棒線駅であり列車の行き違いは不可能である。 取材日である3月下旬、降りしきる雨の中、列車が発着しない駅の前で桜と菜の花が美しい花を咲かせていた。 ————————————— 所在地:大分県日田市 乗入路線 ■ 日田彦山線
夜明駅 久大本線と日田彦山線の分岐駅、夜明の改札画像です。 久大本線駅名標。当駅は久大本線と日田彦山線の分岐駅である。山をバックに走行するゆふいんの森号のイラストが入っている。当駅は大分県最西端の駅であり、隣の筑後大石駅は福岡県となる。 イラストのないタイプの駅名標も設置されている。 日田彦山線駅名標。日田彦山線は当駅が終点であるが、全列車が当駅から久大本線に乗り入れ日田駅まで運行される。2017年夏の九州北部豪雨により日田彦山線の副田ー当駅間が被災し、長らく運転休止であったが、BRTへの転換が決定した。これにより、日田彦山線は日田にも彦山にも行かない路線になってしまった。 久大本線ホーム設置の乗り換え案内看板。日田彦山線添田ー当駅間のBRT転換により、田川後藤寺・小倉へは列車で行けなくなった。 日田彦山線ホームに設置の乗り換え案内看板。日田彦山線のBRT転換により、今後当駅から日田彦山線の列車が発着することは二度とないため、この看板はもはや設置されている意味を失ってしまっている。 駅舎。2010年に改築した、比較的新しい木造駅舎である。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 駅舎内部は待合室となっている。 駅舎内には自動券売機は設置されていない。 当駅のホームへは駅舎を通らずともダイレクトに行くことができる。 ホームは2面3線となっており、久大本線が1番・2番のりば、日田彦山線が3番のりばから発着する。 跨線橋から見たホームの様子 右側2線が久大本線、一番左が日田彦山線の線路である。日田彦山線は長年の運休により、線路が錆びついてしまっていることが分かる。無論、日田彦山線のBRT化が決定しているため、この線路を列車が通ることは二度とない。 当駅の駅舎に隣接して「夜明の鐘」が設置されている。取材班は鐘を見ると鳴らしたくなるため、訪問記念に8〜9回程度鳴らしておいた。 取材時、ホームに隣接して植えられている桜の木が美しく咲いていた。 ————————————— 所在地:大分県日田市 乗入路線 ■ 久大本線 ■ 日田彦山線