長万部駅

函館本線と室蘭本線の分岐駅、長万部の改札画像です。

駅名標。当駅には函館本線と室蘭本線が乗り入れ、室蘭本線は当駅が起点である。函館本線函館方面および室蘭本線は札幌と函館・本州方面を結ぶ鉄道の大動脈であり、特急列車・貨物列車が多数運行されているのに対し、函館本線小樽方面は実質的なローカル線であり、当駅発の列車は1日4本にとどまる。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
当駅設置の名所案内看板。おしゃまんべ温泉は直線距離では当駅から近い位置にあるが、駅裏側へと回る道が極端に少ないため大回りをする必要がある。通行可能なルートでの最短距離では1.2km、徒歩20分程度を要する。
駅舎。黄色い外壁が特徴的な地平駅舎である。なお、当駅は2030年頃開業予定の北海道新幹線の停車駅となることが決定しており、新幹線開業に伴い現在の駅舎は改築される予定となっている。
改札口。有人駅であり、係員による集改札が行われる。当駅は列車別改札となっており、改札を通過することができるのは列車発着の直前に限られる。
駅舎内部は待合室となっている
駅舎内部には待合スペースのほか長万部町の観光案内所が設けられている。
駅舎からホームへは連絡通路および跨線橋を通って連絡する。
連絡通路付近から見た改札口付近の様子
跨線橋内部の様子。当駅では1番・2番のりばから特急列車が、3番・4番のりばから普通列車が発着する。特急ホームである1番・2番のりばへの階段入口には列車の乗車位置を案内する電光掲示板が設置されている。
ホームは2面4線であり、列車の行き違い・折り返しが可能である。当駅においては特急列車が概ね1時間に1本程度運行されているのに対し、普通列車の本数は非常に少なく、函館方面が1日6本、東室蘭方面が1日4本、小樽方面が1日4本にとどまる。
当駅のホーム上屋は古レールを使用したものと思われる。
当駅構内には留置線が多数設けられており、函館本線・室蘭本線の普通列車で使用される車両を中心に留置される。
当駅に進入する特急「北斗」号。北海道新幹線開業後、在来線の特急北斗号は運行されなくなり、函館本線では普通列車と貨物列車のみが運行されることとなる。しかし前述の通り普通列車の運行本数は極端に少ないため、路線自体が廃止となる可能性もある。今後の動向に注目したい。

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所在地:北海道山越郡長万部町
乗入路線
函館本線
室蘭本線

昆布駅

函館本線の駅、昆布の改札画像です。

駅名標。昆布が取れそうな駅名であるが、海岸線からは20km以上離れた山間部に位置する。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている
駅舎。三角屋根の小ぢんまりとした簡易駅舎である。
当駅は無人駅となっており改札口は存在しない。
駅舎内部は待合室となっている
ホームは単式1面1線の棒線駅であり列車の行き違いは不可能である。

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所在地:北海道磯谷郡蘭越町
乗入路線
函館本線

蘭越駅

函館本線の駅、蘭越の改札画像です。

駅名標。当駅で倶知安・小樽方面へ折り返す列車が複数存在する。そのため当駅から倶知安方面の本数と比べると長万部方面の本数は少ない。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
当駅設置の名所案内看板。「温泉がご馳走です 蘭越」の記載がいい味を出している。
駅舎。鉄筋コンクリート造りの地平駅舎となっている。
当駅は簡易委託の有人駅であるが集改札は行わないようである。
当駅には出札窓口が設けられているが平日のみの営業である。
駅舎内には待合室もあるが、無人時間帯は扉が施錠されるため有人時間帯のみ利用可能である。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎ホーム側には手書きと思われる縦型駅名標が設置されていた。
ホームは相対式2面2線であり列車の行き違い・折り返しが可能である。
当駅ホームの倶知安寄りからはチセヌプリ・ニセコアンヌプリと思われる山々を望むことができる。
当駅構内には鉄筋コンクリート造りと思われる倉庫が残っている。
倉庫には「危険」のホーロー看板も取り付けられていた。

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所在地:北海道磯谷郡蘭越町
乗入路線
函館本線

目名駅

函館本線の駅、目名の改札画像です。

駅名標、駅番号が導入されている。当駅を含む函館本線の長万部ー小樽間140.2kmは通称「山線」と呼ばれ、定期での特急列車・貨物列車の運行がないローカル線となっているが、2030年度に予定されている北海道新幹線の開業に伴い、遅くとも2030年度までには全線廃止となる方針が示されている。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎。ログハウス風のデザインとなっている。
当駅は無人駅となっており改札口は存在しない。
駅舎内部は待合室となっている。
駅舎内部の待合スペース。ログハウス風のため木の暖かみが感じられる空間となっている。また、木で造られたテーブルも設置されている。
当駅には単式ホーム1面1線とホームのない副本線1線があり列車交換が可能である。交換設備は災害時の輸送力増強のため設けられたものであり、通常は駅舎側のホームに面した線路のみが使用される。
駅舎反対側の線路には現在ホームは設けられていないが、かつてはホームが設けられていたようであり、ホームと倉庫の痕跡が残っている。

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所在地:北海道磯谷郡蘭越町
乗入路線
函館本線

熱郛駅

函館本線の駅、熱郛の改札画像です。

駅名標。「熱郛」と書いて「ねっぷ」と読む難読駅名である。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎。「熱郛ホール」と命名された町民サロン併設の駅舎であり、出入口に三角屋根の庇と明かり取りの窓を有する。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎内部の様子
駅舎内部の様子
ホームは相対式2面2線であり列車の行き違いが可能である。
ホーム同士の行き来は構内踏切にて行う。
駅構内にはコンクリ製の倉庫が残る。
倉庫には錆びついた火気厳禁のホーロー看板が残る。

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所在地:北海道寿都郡黒松内町
乗入路線
函館本線