仁木駅

函館本線の駅、仁木の改札画像です。

駅名標。当駅を含む函館本線の長万部ー小樽間は通称「山線」と呼ばれるローカル線である。2030年度に予定されている北海道新幹線札幌延伸時までに、山線の全区間が廃止となる予定である。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎。三角屋根が特徴的な鉄筋コンクリート造りの駅舎となっている。
駅舎に取り付けられた1種駅名標からは国鉄の趣が感じられる。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。かつて改札ラッチがあったと思われる痕跡のみが残っている。
駅舎内部の様子
駅舎内部は広々とした待合室となっている。
ホームは単式1面1線の棒線駅であり列車の行き違いは不可能である。
当駅駅前からは予約制バスである「ニキバス」が発着する。なお「ネキバス」は存在しないため注意しよう。

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所在地:北海道余市郡仁木町
乗入路線
函館本線

然別駅

函館本線の駅、然別の改札画像です。

駅名標
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されていた。
駅舎。小ぢんまりとした簡易的な駅舎となっている。
当駅は無人駅であり改札口は存在しない。駅舎内部は待合室となっている。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能となっている。ホームは千鳥配置となっている。当駅で小樽方面へ折り返す列車が複数本存在する。
ホーム同士の行き来は構内踏切にて行う。
取材した6月上旬はホーム上にルピナスの花が咲いていた。

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所在地:北海道余市郡仁木町
乗入路線
函館本線

銀山駅

函館本線の駅、銀山の改札画像です。

駅名標
駅舎。小ぢんまりとした簡易的な建物となっている。
当駅の1種駅名標
駅舎から駅前までは比較的長い通路が伸びている
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。駅舎内部は待合室となっている。
ホーム側から見た待合室内部の様子
ホームは相対式2面2線であり列車の行き違いが可能である。
ホーム同士の行き来は構内踏切にて行う。

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所在地:北海道余市郡仁木町
乗入路線
函館本線

小沢駅

函館本線の駅、小沢の改札画像です。

駅名標。かつては当駅から岩内線が分岐していたが、1985年に岩内線が廃止されて以降、函館本線の単独駅となっている。函館本線も長万部ー小樽間(通称:山線)が北海道新幹線開業に伴い廃止となる予定で、当駅も廃止される運命となっている。
当駅にもホーロー縦型駅名標が残っていた。
駅舎。三角屋根が特徴的な簡易的な駅舎であり、当駅ー銀山間で通過する「稲穂トンネル」をモチーフにしたデザインと思われる。
駅舎内部の様子。当駅は無人駅となっており改札口は存在しない。
ホームへは跨線橋を渡って連絡する。
当駅の駅舎は比較的新しいのに対し、跨線橋は歴史ある雰囲気が感じられ、おそらく開業時に近い年代から残るものと推察される。
跨線橋内部の様子。
跨線橋内部の様子。橋の中央部分でさらに一段高くなる構造となっている。
跨線橋内には「よい旅を」と書かれたイラストが貼られている。イラストには雷電の「刀掛岬」と盃温泉郷の「カブト岩」が描かれている。なお当駅から雷電までは約30km、盃温泉までは約25km離れている。
跨線橋内には手書きののりば案内看板も残っている。倶知安の「倶」、函館の「函」が旧字体となっており、歴史が感じられる。
跨線橋の駅舎側には「ようこそ共和町へ」と書かれたイラスト看板があり、共和町内にある神秘な「神仙沼」が描かれている。現在では共和町唯一の鉄道駅となった当駅から神仙沼までは約30km離れている。
手書きの出口看板も残っている。出口看板の下半分は白く塗られているが、これはかつて「岩内方面」と書かれていたものを、岩内線廃止に伴い塗りつぶされたものである。心が綺麗な人には「岩内方面」の文字が見えるかもしれない。
ホームは島式1面2線であり列車の行き違いが可能である。
ホームから駅舎方向を望む。ホーム側線路と駅舎の間にはもう1〜2線敷けそうなスペースが空いており、かつてはこの部分にも線路があったものと思われる。
跨線橋の駅舎側には「旧国鉄岩内線一番ホーム跡地」の碑が建っており、かつてこの場所に岩内線ホームがあったことを示していた。
ホームから小樽・岩内方面を望む。線路の左側、信号の建っている辺りは線路2線分ほどのスペースが不自然に空いているが、この部分にかつて岩内線の線路があったものと思われる。
かつて線路があったと思われる箇所は現在は空き地となっており、取材に訪れた初夏のシーズンはルピナスの花がただ咲き乱れるのみであった。
ホームから倶知安・長万部方面を望む。かつては広い駅構内を有し、当駅も繁栄していたことが伺える。
倶知安方面ホーム端には「指差称呼確認」の手書き看板が人知れず残っていた。
当駅駅前、国道5号線に面した場所に「トンネル餅」を販売する「末次商会」があった。
当駅ー銀山間で通過する「稲穂トンネル」開通にちなみ発売され、100年以上の長きに渡り当駅の名物として親しまれてきた「トンネル餅」。残念ながら2022年に発売を終了し、100年以上の長い歴史を幕を下ろした。

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所在地:北海道岩内郡共和町
乗入路線
函館本線

倶知安駅

函館本線の駅、倶知安の改札画像です。

駅名標。函館本線長万部ー小樽間(通称:山線)の運行拠点駅であり、当駅始発・終着となる列車が多い。当駅から小樽方面は概ね1時間〜2時間おきに列車が運行されているのに対し、長万部方面は1日7往復となり本数が半減する。
自立式駅名標。当駅は2030年度開業予定の北海道新幹線(新函館北斗ー札幌間)の停車駅となる予定である。北海道新幹線開業に先立ち、函館本線の山線区間(長万部ー小樽間)は廃止となる方針であり、当駅も将来的には新幹線単独駅となる予定である。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている
当駅設置の名所案内看板。当駅は倶知安町の代表駅であるが、スノーリゾートで全世界的に有名なニセコエリアへの玄関口でもある。新幹線開業後は、新幹線を利用することでニセコエリアへのアクセスが飛躍的に改善するため、さらなる誘客が期待されている。
駅舎。鉄筋コンクリート造りの地平駅舎となっている。北海道新幹線の建設工事が当駅周辺でも行われており、新幹線開業に伴い現在の駅舎は新駅舎へ改築される予定である。
当駅駅舎前にも「くるぞ!!北海道新幹線」と書かれた看板があり、新幹線が当駅に乗り入れることが伺える。
倶知安は「スキーの町」であるためか、看板の上には雪だるまが置かれているが、鼻の部分はよく見ると北海道の形となっている。
改札口。当駅は有人駅であり、係員による集改札が行われる。
きっぷうりばの様子。当駅にはみどりの窓口および自動券売機が設置されている。
駅舎内部には待合室が設けられている
待合室内部の様子。広々とした開放的な空間である
待合室内部の様子
駅前には駅名標を模した歓迎看板が設置されている
ホーム側から見た改札口の様子
改札口付近には顔はめパネルと倶知安・ニセコのイラストマップが設置されている。
北海道新幹線建設工事に伴い、当駅は現在仮設ホームにて運用されている。旧ホーム時代、駅舎からホームへは連絡通路と跨線橋を通り連絡していた。連絡通路はかつて胆振線ホームとして使用されていた1番線を転用したものであり、1986年の胆振線廃止と同時に通路に転用されたようである。
旧ホームは島式1面2線であり、列車の行き違いと折り返しが可能であった。
かつては2面3線構造を有していたが、前述の通り胆振線廃止と同時に1番線の使用が停止され、現在は線路も撤去されている。
旧ホーム時代に使用されていた跨線橋は歴史を感じさせる雰囲気であった。
旧ホームの上屋も趣が感じられた
旧ホーム上には「むかい鐘」が設置されていた。この鐘は当駅のほか、小樽駅、ニセコ駅にも設置されている。
当駅の裏側には転車台が残っていた
この転車台は現在線路とは接続されておらず、使用されていないものであるが、撤去されずに駅裏の公園内に保存されている。
当駅のホームからは美しい羊蹄山を間近に望むことができる。
取材時、当駅の西側では仮設ホームの建設が行われていた。2021年11月以降は仮設ホームから列車が発着している。旧ホームは撤去され跡地に新幹線駅が建設される予定である。なお、新幹線開業までに在来線は廃止となる予定のため、廃止まで仮設ホームのまま運用されることとなる。

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所在地:北海道虻田郡倶知安町
乗入路線
函館本線