越生駅

八高線と東武越生線の駅、越生の改札画像です。

八高線駅名標。自立式の駅名標は高崎支社スタイルとなっている
JR東の通常タイプの駅名標も設置されている
国鉄時代からあると思われる乗り換え表示看板もある
越生東上駅名
東武越生線駅名標。当駅は東武越生線の終着駅。越生線の列車は全列車が越生線内当駅ー坂戸間のピストン輸送となっている。

越生東上駅名小
東武越生線の駅名標

東口駅舎。これまで駅舎のなかった東口側に出入り口を作る目的で2019年春に東西自由通路が整備された。これと同時にJR線と東武線の改札が分離された。なお駅舎は橋上駅舎ではなく、各線ホーム上に改札口がある構造となっている。
西口駅舎。従来からある木造駅舎は現在役目を終え越生町へと譲渡されたが、町は維持管理費が掛かることを理由に駅舎の解体を決定。2020年1月中旬より解体が開始され、歴史と趣ある木造駅舎がまた一つ姿を消すこととなった。
越生改札
かつてJR東日本が管理し、JR線・東武線共用の改札であった場所は…
改札機が撤去されただの通路となり、かつての窓口も閉鎖された。JR越生駅は改札分離とともみどりの窓口の営業を終了し、無人駅となった。
かつて券売機があった場所は封鎖され、券売機が移動した旨を知らせる表示がなされていた。
また、旧駅舎時代に精算窓口として使用されていた窓口跡では、かつて当駅で使用されていたホーロー看板の展示が駅舎解体直前に行われていた。
駅舎内の待合スペースは駅舎としての役目を終えた後も待合室として使用されていた。解体後は一体どのような姿になるのだろうか。
東武線改札周辺。改札分離に伴い東武線・JR線ともにホーム上に券売機・改札口が移設となった。
東武線改札口には新たに自動改札機が設置された。無人改札となっている。当駅に自動改札機が設置されたことにより、東上線・越生線の駅で自動改札機が設置されていないのは秩父鉄道管轄の寄居駅のみとなった。
越生東上改札
かつての東武線乗換改札口。当駅はかつてJR東と東武の共同使用駅であり、PASMO等の交通系ICを利用して東武越生線に乗車時にタッチする乗換改札機が設置されていた。小川町駅・寄居駅は現在でも同様の構造となっている。
JR八高線改札口。改札口分離に伴い無人化され、IC専用簡易改札機はホーム出入り口に移設された。
ホームから見たホーム入口付近の様子
簡易改札機の近くには待合室が設けられている。
待合室内には簡易型の自動券売機が導入されている。ICチャージは不可なため、残高不足の際は東武線の券売機でチャージしよう。
ホームの様子。JR八高線が単式1面1線の棒線駅、東武越生線が島式1面2線であり、両線のホームは隣り合っている。八高線は非電化だが、越生線は電化されている。
ホームから高崎方面を望む。越生線は当駅が終点となっており線路は行き止まりである。
自由通路から坂戸・高麗川方面を望む。当駅を出た越生線と八高線はしばらく並行して走る。八高線は概ね1時間に1本程度の運転であるのに対し、越生線は1時間に4本程度運転されており、坂戸で乗り換えれば都心へのアクセスもそう悪くないため、越生線の方が圧倒的に利用者が多い。

————————————————–
所在地:埼玉県入間郡越生町
乗入路線
八高線
東武越生線

毛呂駅

八高線の駅、毛呂の改札画像です。

駅名標。八高線は当駅以北が高崎支社管轄となるため、高崎支社スタイルの駅名標が設置されている。
また、高麗川方面ホーム上には、高崎支社の旧デザイン駅名標が設置されている。取材班が調査した限り、このタイプの駅名標で現存しているものはこれ以外ないようであり、非常に貴重な駅名標である。
また、駅舎の壁にダイレクトに取り付けられている青地に白字の駅名標もある。
駅舎。三角屋根が特徴的な木造駅舎となっている。近年駅舎の改築が進む八高線においては貴重な木造駅舎のある駅の1つとなってしまった。
改札口。有人駅であり、IC専用簡易改札機が設置されている。
近年までみどりの窓口が営業していたが現在は閉鎖され窓口跡は塞がれてしまっている。
待合室のベンチには座布団が設置され長い待ち時間も快適に過ごすことができる。
ホームは相対式2面2線で行き違いが可能
ホームから見た駅舎の様子。木造駅舎特有の歴史と趣が感じられる
駅舎のホーム側軒下を覗いてみると…
「駅長」と書かれたホーロー看板と「駅本屋」「開業 昭和八年四月十五日」と書かれた木製のプレートが残っている。また、その奥には…
「高崎方面」と書かれたホーロー製の方面表示看板、および国鉄時代から残ると思われる「この先の橋をお渡りください」看板が残っている。
八王子方面ホームの柵には「八王子方面」と書かれたホーロー製表示看板も残る。高崎方面が紺地に白字であったのに対し、八王子方面は白地に黒字である。歴史ある木造駅舎ともども、これらの歴史あるホーロー看板、駅名標もいつまでも残って欲しいものである。
—————————————————
所在地:埼玉県入間郡毛呂山町
乗入路線
八高線

川越市駅

東武東上線の駅、川越市の改札画像です。

駅名標。川越駅、本川越駅と並び、川越市中心部にある「川越」のつく駅の1つ。
駅舎。三角屋根が特徴的な緑色基調の地平駅舎となっている。
車内放送や路線図で案内されないが、西武新宿線本川越駅は徒歩5分程度で乗換可能。
川越駅から乗換るより近いため、東上線と西武新宿線の乗継は当駅利用が便利。
改札口
ホームは2面4線。当駅は東上線における重要な運行拠点駅となっている。
池袋方面からの列車は当駅で半分近くが折り返し、当駅以北では本数が減る。
内側2線は当駅始発・終着列車が使用し、当駅以北に向かう列車と接続を行う。
当駅構内には東武鉄道の川越工場があり、東上線・越生線の車両の検査を行っている。

————————————————–
所在地:埼玉県川越市
乗入路線
東武東上線

川越駅

JR川越線と東武東上線の接続駅、川越の改札画像です。

東武東上線駅名標。川越には東武東上線、JR川越線、西武新宿線の3路線が乗入れるが、
川越と東京都心との移動で距離面・所要時間面で最も有利なのは東武東上線である。
沿線で最も大きな町である川越市の中心駅であるため、当駅には全列車が停車する。
川越 駅名標
JR川越線駅名標。川越線は当駅を境に東西で運転系統が分断されている。
当駅以東・大宮方面は埼京線と、当駅以西・高麗川方面は八高線と一体化している。
東口駅舎。橋上駅舎であり、東口側は東武管轄。駅ビル「EQUIA」が入居する。
川越市中心部には、「川越」「川越市」「本川越」と「川越」を冠する駅が3つある。
このうち当駅「川越」には東武東上線とJR川越線が乗り入れ、利用者は最も多い。
西口駅舎。西口側はJR管轄であり、都心でもおなじみのLUMINEの川越店がある。
なお、「時の鐘」がある川越の蔵造りの街並みまでは当駅から徒歩20分以上かかる。
最も近いのは西武新宿線の本川越駅である。なお本川越駅までは徒歩15分程度かかる。
東上線から西武新宿線に乗り換える場合、当駅利用より隣の川越市駅利用が近い。
東武東上線改札口。当駅の利用者数は池袋、和光市、朝霞台に次ぐ東上線内4位。
JR川越線改札口。JR線の利用者は東上線の利用者の半分程度である。
東武東上線ホームは相対式2面2線。利用者が多いためホームドアが設置されている。

————————————————–
所在地:埼玉県川越市
乗入路線
川越線
東武東上線

新河岸駅

東武東上線の駅、新河岸の改札画像です。

駅名標。「新河岸」と書いて「しんがし」と読み、地味に難読駅名となっている。
駅名は駅付近を流れる新河岸川に由来するものである。
駅舎。2017年に橋上化され、これまで出口のなかった東口が新設された。
改札口
改札内コンコース。間接照明が使用されお洒落な空間となっている
トイレ付近の壁には壁面緑化もなされている
駅名の由来となった新河岸川はかつて江戸と川越を結ぶ舟運に利用された。
当駅構内には当時の貴重な資料のレプリカが展示されている
ホームは島式1面2線。取材当時は西口駅舎とホームの間に広大な空き地があった。
この場所には東武が駅ビルを建設する予定となっている。
新河岸駅舎
以前の駅舎。三角屋根が特徴的なレトロな駅舎であり、西口のみ開設されていた。
新河岸改札
以前の改札口

————————————————–
所在地:埼玉県川越市
乗入路線
■ 東武東上線