小樽駅

函館本線の駅、小樽の改札画像です。

駅名標。当駅は小樽運河で知られる道内有数の観光都市・小樽市の代表駅である。函館本線は当駅ー旭川間が電化区間であり、当駅ー岩見沢間では札幌近郊の通勤通学路線として高頻度で列車が運行されるのに対し、新函館北斗ー当駅間は非電化区間であり、特に長万部ー当駅間は通称・山線と呼ばれ、特急列車・貨物列車も運行されないローカル線となっている。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている
駅舎。1934年築の道内初の鉄筋コンクリート造りの風格ある駅舎であり、国の登録有形文化財に指定されている。
改札口。自動改札機が設置されており、Kitaca等の交通系ICが利用可能である。なお、交通系ICは当駅から札幌方面でのみ利用でき、余市・倶知安方面への利用はできない。
2010年夏に撮影した改札口の様子。現在と改札機の機種が異なるほか、駅事務室の位置が異なっていることがわかる。
きっぷうりばの様子。当駅にはみどりの窓口が設置されているほか、指定席券売機、自動券売機が設置されている。
駅舎内には売店「北海道四季彩館」のほか、店舗が複数入居している。
駅舎内は天井が高くなっており、2階相当の高さに天井がある。また、駅舎内にはランプが吊るされているが、これは地元の北一硝子が寄贈したものである。
ランプは改札口側のみならず駅舎出入口側にも設置されており、駅舎内には合計216個吊るされている。
ホームは2面4線となっている。前述の通り、当駅は電化区間と非電化区間、札幌近郊区間と「山線」区間の境界であるため、運転系統は当駅で分断されているが、快速「ニセコライナー」等、1日に数本のみ山線区間と札幌方面を直通する列車がある。
駅構内には留置線が設けられており、札幌近郊や山線で運行される車両が留置されている。
当駅の4番のりばは「裕次郎ホーム」との愛称がつけられており、故・石原裕次郎の写真入りパネルが設置されている。石原裕次郎は幼少期小樽への居住歴があり、小樽にゆかりのある人物である。
石原裕次郎が番組ロケで小樽を訪れた際、4番ホームに降り立ったことを由来とし、裕次郎ホームの愛称がつけられた。
「裕次郎ホーム」である4番のりばのホーム上には国鉄時代の駅名標が保存されている。このタイプの駅名標は全国でも残存例が極めて少なく、非常に貴重なものである。
4番のりばのホーム上屋は古レールを利用した趣あるものとなっている。古い駅名標と時計も相まって、歴史を感じさせる雰囲気が漂う。
1番・2番のりばのホーム上屋も古レールを使用したものとなっている。
また、ホーム上には国鉄駅名標同様のデザインの小さな駅名標が設置されている。
この駅名標は画像のようなスタイルで、当駅構内の複数箇所に設置されている。
また、当駅構内には「むかい鐘」が設置されており、棒を引っ張って揺らすことで鐘を鳴らすことができる。この鐘は当駅のみならず、倶知安・ニセコ等山線区間の駅でも設置例がみられる。
駅舎内に設置されている北一硝子製のランプはホーム上にも設置されており、ホーム上に設置されているものを含めると駅構内に333個設置されているようである。
ホーム上に設置されている番線標。画像では分かり難いが、筐体は非常に歴史あるものが使われている。
2番のりばの番線標
4番のりばの番線標。4番のりばのものは他の乗り場と異なるデザインであるが、これは石原裕次郎の趣味であったヨットをモチーフとしたものである。
5番のりばの番線標

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所在地:北海道小樽市
乗入路線
函館本線

函館駅

函館本線の駅、函館の改札画像です。

駅名標。当駅は北海道道南地区の中心都市・函館市の代表駅であり、函館本線の起点駅でもある。当駅には特急「北斗」号をはじめとした函館本線の列車のほか、隣の五稜郭駅より分岐する道南いさりび鉄道線の列車も乗り入れる。
自立式駅名標
以前の駅名標。JR西日本の駅名標に似たデザインの電照式駅名標が設置されていたが、現在は撤去され光らないタイプに交換されてしまった。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
また、当駅独自のホーロー看板として函館ハリストス正教会のイラストが入った「ようこそ函館へ。」と書かれたホーロー看板があり、鉄道における北海道の玄関口かつ北海道有数の観光都市・函館市の玄関口として発展してきた当駅を象徴するような看板である。
「ようこそ函館へ。」看板はホームから改札口へ向かう通路沿いに何枚も連続して設置されている。
駅舎。JR北海道と提携関係にあるデンマーク国鉄との共同作業によりデザインされた2003年改築の地上駅舎であり、青函連絡船をモチーフとした港町・函館を象徴するデザインとなっている。
駅舎前にはひときわ目立つ赤色のモニュメントが設けられている。
このモニュメントは”OYAKO”と命名されており、名前の通り親子がふれあう様子をモチーフにデザインされたようである。当駅前の記念撮影スポットにもなっている。
当駅駅前には旧函館駅所在地と函館本線の0kpを示すモニュメントが設置されている。
改札口。有人駅であり、自動改札機が設置されている。Kitaca等の交通系ICは利用できない。
駅舎内部の様子。1Fにはみどりの窓口・きっぷうりばが設けられている。
また、土産物店「北海道四季彩館」が入居している。
駅舎内部の待合スペース
改札口からホームへは通路で連絡する。寒冷地の沿岸部に位置するため、改札口とホームとの間には扉があり寒い空気が駅舎内に入らないよう工夫されている。
改札口とホームを結ぶ通路の様子。当駅は頭端式ホームの終着駅であるため、改札口からホームへは階段を上り下りすることなく連絡できる。
ホーム出入口付近の様子。ホームの入口にも扉が設けられている。寒さ対策のため、北海道内の駅では標準的な構造である。
ホームの出入り口付近には先述の「ようこそ函館へ。」ホーロー看板が多数設置されている。
ホームは頭端式4面8線となっている。先述の通り当駅は函館本線の起点駅であり、全ての列車が当駅始発・終着となる。
線路は当駅で行き止まりとなっている。
当駅ホーム上には自立式の出口看板が設置されていた。
駅構内は広々としており、留置線が多数存在する。
取材時、特急「北斗」号で使用されていた281系車両が編成を解かれた状態で多数留置されていた。
当駅構内に留置される281系車両。
また、広々とした駅構内の外れには転車台が設置されていた。現在も使用されているのかどうかは定かではない。
駅南側から見た駅構内の様子。かなり広い敷地を有していることが伺える。

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所在地:北海道函館市
乗入路線
函館本線
道南いさりび鉄道線)

東室蘭駅

室蘭本線の駅、東室蘭の改札画像です。

LED使用の電照式駅名標。当駅は長万部ー岩見沢間を結ぶ室蘭本線の本線と当駅ー室蘭を結ぶ支線の分岐駅となっており、特急北斗・すずらんを含む全ての列車が停車する。
蛍光灯使用の電照式駅名標。室蘭本線において、本線の長万部ー当駅間は非電化であるのに対し、本線および支線の室蘭ー当駅ー沼ノ端間は交流電化となっている。
自立式駅名標
当駅にはホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎。当駅は橋上駅舎となっており、東西自由通路「わたれーる」が設置されている。
改札口。当駅は有人駅となっており、自動改札機が3通路設置されている。
当駅には自動券売機が2台設置されている。
当駅にはみどりの窓口が設置されている。
当駅には待合室が設置されている。
待合室内部には自動販売機やコインロッカーが設置されている。
自由通路内部にもベンチが設置されている。
自由通路内には土産物店「北海道四季彩館」が営業している。
ホームは2面4線となっている。当駅は室蘭本線における運行上の拠点駅の1つであり、苫小牧方面・長万部方面・室蘭方面の3方向ともに、当駅を始発・終着とする普通列車が多い。

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所在地:北海道室蘭市
乗入路線
室蘭本線