矢美津駅

北上線の駅、矢美津の改札画像です。

駅名標。表面に亀裂が多数入っており、状態は非常に悪い。当駅は2016年以降、12/1〜3/31の冬季期間は全列車通過となっていたが、利用者減少に伴い2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。
待合室にはラインカラー入りの駅名標が設置されており、こちらは状態が良好である。当駅が廃止となるダイヤ改正当日は冬季休業中のため、実質的な最終営業日は2021年11月30日となった。2駅隣の平石駅も当駅同様冬季通過駅であり、同じタイミングで廃止が決定している。
ホーム上の柱にはホーロー駅名標と思われる看板が設置されているが、錆が酷く解読は難しい。上部に「や」の文字が確認できるが、その下の文字は「な」のような形であり、文字も4文字分のスペースがある。当駅の駅名標でない可能性もあるが、真相は謎である。
このほか、ホーム出入り口付近にある電気メーターの後ろ側にもホーローと思われる看板が残っていた。
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅であり、改札口は存在しない。ホームへはダイレクトに行くことができる。
ホーム中ほどの位置に片流れ屋根の待合室が設けられている。
待合室内部の様子。ベンチが4脚設置されている。
当駅の時刻表。上り北上方面が1日5本、下り横手方面が1日4本の計9本が停車する。北上線ではこのほか当駅を通過する快速列車が運行されている。
当駅の運賃表の様子
当駅の待合室内にはトロッコ風のモニュメントが設置されている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
当駅に進入する北上行き普通列車。記事公開時点で、当駅の駅としての「籍」は残っているものの、すでに冬季休業期間に入っており、列車が当駅に停車することはもう二度とない。
駅周辺の様子。当駅周辺は僅かに人家があるのみとなっており、廃止も止むを得ない状況であることが伺える。

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所在地:秋田県横手市
乗入路線
北上線

平石駅

北上線の駅、平石の改札画像です。

駅名標。当駅は2016年以降、12/1〜3/31の冬季期間は全列車通過となっていたが、利用者減少に伴い2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。しかし、ダイヤ改正当日も冬季休業中のため、実質的な最終営業日は2021年11月30日となった。2駅隣の矢美津駅も当駅同様冬季通過駅であり、同じタイミングで廃止が決定している。
待合室にはラインカラー入りの駅名標も設置されている
駅全景。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっている。
駅前の道から階段を上がってホームへダイレクトに行くことができる。
ホーム中ほどの位置に片流れ屋根が特徴的な待合室が設けられている。
待合室内部の様子。ベンチが4脚設けられているのみである。山間部に立地するが、取材時は待合室内部に虫等は少なく比較的清潔に保たれていた。
当駅の時刻表。当駅には上り北上方面が1日5本、下り横手方面が1日4本の計9本の列車が停車していた。
当駅の運賃表
待合室内にはトロッコ風のモニュメントが設置されていた。
ホームは単式1面1線の棒線駅で列車の行き違いは不可能である。
駅周辺に民家はごく僅かであり、駅が廃止となるのもやむを得ない状況であることがわかる。
当駅に進入する北上行きの列車。記事公開時点で駅としての「籍」はあるものの、冬季休止中のため当駅に列車が停車することはもう二度とない。

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所在地:秋田県横手市
乗入路線
北上線

池田園駅

函館本線砂原支線の駅、池田園の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い、2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。隣の流山温泉駅、その隣の銚子口駅も廃止となるため、大沼ー鹿部間にあった中間駅3駅が同時に廃止され消滅することとなった。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎。ベージュ色の外壁が特徴的な、比較的大きい駅舎である。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
壁には運賃表・時刻表が貼られている。当駅に停車する列車は少ない。
駅舎内部には待合室が設けられている。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎からホームは跨線橋で結ばれる
ホームは単式1面1線の棒線駅で列車の行き違いは不可能である。かつては島式1面2線の交換可能な構造であり、ホームの形状にその名残が確認できる。
駅舎反対側の大沼方面に抜けることができる勝手口が設けられている。この勝手口の先には人気のレストランがあり、当駅から歩いて訪れることもできるが、駅廃止に伴い列車での訪問は難しくなった。もっとも、列車利用でレストランを訪れる客はそう多くなく、ほとんどが車利用であるものと思われる。

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所在地:北海道亀田郡七飯町
乗入路線
函館本線(砂原支線)

流山温泉駅

函館本線砂原支線の駅、流山温泉の改札画像です。

駅名標。当駅はJR北海道が経営する流山温泉へのアクセス駅として2002年に開業した。流山温泉が経営悪化に伴い営業終了した2015年以降は利用者が僅少となっており、2022年春のダイヤ改正での廃止が決定し、20年間の営業を終了することになった。
駅入口。当駅はホームがあるのみの無人駅となっており、駅舎や待合室は存在しない。ホームへはダイレクトに行くことができる。
当駅にはかつて、東北・上越新幹線で使用された200系車両が展示されていた。新幹線の北海道延伸を願い設置されていたものであったが、北海道新幹線の札幌延伸が決定したこと、車両の老朽化が著しかったことから2013年に車両は解体され、現在では車輪とレール・連結器カバーが残るのみである。
ホーム上には運賃表・時刻表が設置されている。当駅に停車する本数は上下合わせて1日7本のみとなっている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
駅前の様子。駅前は広々とした空き地になっている。流山温泉の施設はJR北海道から別会社に譲渡され、現在は大沼流山牧場として営業している。
当駅へは大沼流山牧場の私有地を通過しないとアクセスすることはできない。大沼流山牧場へ通じる唯一の道にはロープが2本かけられている。
このロープは牧場で飼育されている動物等が駅に侵入することを防ぐために設置されているもので、通行の際は紐を外すかくぐって通行する必要がある。
牧場から駅までの通路の様子。非舗装の通路が伸びているが、前述の通りこれが駅への唯一のアクセス手段である。
駅へ通じる唯一の道の先にある大沼流山牧場。かつての流山温泉跡地をJR北海道から引き継ぎ、在来和種馬「どさんこ」を飼育している。
大沼流山牧場敷地内で飼育されている馬。在来和種馬「どさんこ」であるものと思われる。
雄大な駒ケ岳と大沼に抱かれた大自然の下、馬が放牧されている様子は牧歌的な雰囲気そのものであるが、周辺に人家が皆無であることを鑑みると、当駅の廃止もやむを得ない状況であろう。

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所在地:北海道亀田郡七飯町
乗入路線
函館本線(砂原支線)

銚子口駅

函館本線砂原支線の駅、銚子口の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。隣の流山温泉駅およびその隣の池田園駅も廃止される予定で、大沼ー鹿部間の中間駅3駅が同日に廃止され消滅することとなる。
当駅に設置されている名所案内。駒ケ岳が書かれているが、大沼ー森間の函館本線および砂原支線は駒ヶ岳を囲むように線路が敷かれているため、当駅に限らず駒ケ岳が見える駅は多い。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅全景。オレンジ色の外壁が特徴的な駅舎を通らずとも、ホームへダイレクトに行くことができる無人駅である。
待合室内部の様子。カラフルなベンチが4脚ずつ置かれているが、ベンチの脚数が1日の平均利用者数を既に超えているため、全てのベンチに乗客が座るシチュエーションはなかなか発生しないものと思われる。
待合室出入り口付近の様子。左側の扉は冬季に使用する除雪作業時の控室兼倉庫と思われる。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。砂原支線は上り貨物列車の通行ルートとなっており、交換設備も有するため、駅廃止後は信号場として活用されるものと思われる。
ホーム同士は構内踏切で結ばれる。
駅舎反対側ホームには勝手口が設けられている。

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所在地:北海道亀田郡七飯町
乗入路線
函館本線(砂原支線)