流山温泉駅

函館本線砂原支線の駅、流山温泉の改札画像です。

駅名標。当駅はJR北海道が経営する流山温泉へのアクセス駅として2002年に開業した。流山温泉が経営悪化に伴い営業終了した2015年以降は利用者が僅少となっており、2022年春のダイヤ改正での廃止が決定し、20年間の営業を終了することになった。
駅入口。当駅はホームがあるのみの無人駅となっており、駅舎や待合室は存在しない。ホームへはダイレクトに行くことができる。
当駅にはかつて、東北・上越新幹線で使用された200系車両が展示されていた。新幹線の北海道延伸を願い設置されていたものであったが、北海道新幹線の札幌延伸が決定したこと、車両の老朽化が著しかったことから2013年に車両は解体され、現在では車輪とレール・連結器カバーが残るのみである。
ホーム上には運賃表・時刻表が設置されている。当駅に停車する本数は上下合わせて1日7本のみとなっている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。
駅前の様子。駅前は広々とした空き地になっている。流山温泉の施設はJR北海道から別会社に譲渡され、現在は大沼流山牧場として営業している。
当駅へは大沼流山牧場の私有地を通過しないとアクセスすることはできない。大沼流山牧場へ通じる唯一の道にはロープが2本かけられている。
このロープは牧場で飼育されている動物等が駅に侵入することを防ぐために設置されているもので、通行の際は紐を外すかくぐって通行する必要がある。
牧場から駅までの通路の様子。非舗装の通路が伸びているが、前述の通りこれが駅への唯一のアクセス手段である。
駅へ通じる唯一の道の先にある大沼流山牧場。かつての流山温泉跡地をJR北海道から引き継ぎ、在来和種馬「どさんこ」を飼育している。
大沼流山牧場敷地内で飼育されている馬。在来和種馬「どさんこ」であるものと思われる。
雄大な駒ケ岳と大沼に抱かれた大自然の下、馬が放牧されている様子は牧歌的な雰囲気そのものであるが、周辺に人家が皆無であることを鑑みると、当駅の廃止もやむを得ない状況であろう。

—————————————
所在地:北海道亀田郡七飯町
乗入路線
函館本線(砂原支線)

銚子口駅

函館本線砂原支線の駅、銚子口の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。隣の流山温泉駅およびその隣の池田園駅も廃止される予定で、大沼ー鹿部間の中間駅3駅が同日に廃止され消滅することとなる。
当駅に設置されている名所案内。駒ケ岳が書かれているが、大沼ー森間の函館本線および砂原支線は駒ヶ岳を囲むように線路が敷かれているため、当駅に限らず駒ケ岳が見える駅は多い。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅全景。オレンジ色の外壁が特徴的な駅舎を通らずとも、ホームへダイレクトに行くことができる無人駅である。
待合室内部の様子。カラフルなベンチが4脚ずつ置かれているが、ベンチの脚数が1日の平均利用者数を既に超えているため、全てのベンチに乗客が座るシチュエーションはなかなか発生しないものと思われる。
待合室出入り口付近の様子。左側の扉は冬季に使用する除雪作業時の控室兼倉庫と思われる。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。砂原支線は上り貨物列車の通行ルートとなっており、交換設備も有するため、駅廃止後は信号場として活用されるものと思われる。
ホーム同士は構内踏切で結ばれる。
駅舎反対側ホームには勝手口が設けられている。

—————————————
所在地:北海道亀田郡七飯町
乗入路線
函館本線(砂原支線)

石谷駅

函館本線の駅、石谷の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。隣の本石倉駅も同じタイミングで廃止となるため、森駅の隣駅は石倉駅となり駅間距離は12.6km空くこととなる。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されていた。
駅舎。開業当時から使用されていると思われる木造駅舎が現役で使用されていたが、廃止に伴い駅舎としての役割を終えることになる。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
かつての窓口跡と思われる痕跡が残るが、現在は板で封鎖され掲示板となっている。
駅舎内部は広々とした待合スペースとなっている。無論、廃止となる程利用者が減少した現在では、利用者の数に対し駅舎のサイズは持て余すばかりである。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎ホーム側にはホーロー駅名標のほか、木製・手書きと思われる横書きの駅名標も設置されている。
木製手書き駅名標はレトロな風合いで非常に趣あるものであるが、「し」の字に本来なら必要ない「、」が付いているのが謎である。
ホームは2面3線となっており、中線は待避線として使用されている。当駅は複線区間に位置している。
ホーム同士は構内踏切で結ばれている。

—————————————
所在地:北海道茅部郡森町
乗入路線
函館本線

本石倉駅

函館本線の駅、本石倉の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い、2022年春のダイヤ改正での廃止が決定した。隣の石谷駅も同タイミングで廃止となるため、石倉駅の隣駅は森駅となり、駅間距離は12.6km空くこととなる。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている
函館方面入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。
函館方面ホームへは階段を上がる必要がある。
長万部方面ホームへも駅前広場からダイレクトに行くことができる。
待合室は長万部方面ホームにのみ設けられている。
待合室内部の様子
ホームは相対式2面2線となっている。ホーム同士を結ぶ跨線橋や構内踏切はなく、ホーム同士の行き来は改札外の通路を経由する必要がある。駅周辺には人家はあるものの、駅前には国道5号が通っており、国道経由のバスや自家用車利用が便利なため、当駅は利用されておらず廃止に至ったものと推察される。

—————————————
所在地:北海道茅部郡森町
乗入路線
函館本線

糸魚沢駅

根室本線の駅、糸魚沢の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い、2022年春のダイヤ改正で廃止されることが決定した。隣の厚岸駅、茶内駅まではそれぞれ約10km程度離れている。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。廃止直前である2021年夏頃にサッポロビールの広告部分の塗り潰しが行われた。
駅舎。当駅の駅舎は2015年に改築されたログハウス風デザインの真新しい駅舎である。駅舎として使用されたのは2022年の廃止までの約7年間と非常に短命であった。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
小ぢんまりとした駅舎内には時刻表や運賃表のほか掲示板が設置されている
駅舎内には待合スペースが設けられている。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の行き違いは不可能である。当駅周辺に人家はごく僅かであり、駅の廃止もやむを得ない状態であることが伺える。

—————————————
所在地:北海道厚岸郡厚岸町
乗入路線
根室本線(花咲線)