八幡浜駅

予讃線の駅、八幡浜の改札画像です。

駅名標。当駅は九州方面へのフェリーが発着することで知られるミカンの名産地・八幡浜市の代表駅であり、四国最西端の駅でもある。当駅は予讃線における主要駅の1つであり、全ての特急列車が停車するほか、当駅始発・終着となる列車も存在する。
当駅に設置されている名所案内は地元学生によるイラストが入った可愛らしいデザインとなっている。
駅舎。中央部分が高く、明かり取りの窓が設けられていることが特徴の、モダンなデザインの木造駅舎となっている。
改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。改札に隣接してみどりの窓口も設けられている。
当駅のみどりの窓口表記は手書きっぽい文字となっている。
精算所・案内所の表記も手書きっぽい文字となっている。
当駅にはみどりの窓口のほか、自動券売機も設置されている。みどりの窓口と自動券売機の間に駅レンタカーの営業所があるのも特徴的である。
駅舎内部は広々としており、待合室のほかに売店としてセブイレが入居している。
当駅の高い天井を生かし、駅舎内には大漁旗が吊るされている。漁業のまち・八幡浜らしい駅空間となっている。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは2面3線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能である。
ホーム同士は跨線橋で結ばれており、跨線橋は歴史を感じさせる趣ある造りとなっている。
逆サイドから見た跨線橋の様子
取材時、当駅の跨線橋には「安全+第一」の看板が取り付けられていた。
また、跨線橋の2・3番のりば側階段付近には、「危険」の手書き看板が取り付けられていた。
味のある雰囲気の跨線橋に、手書き看板が加わると趣の深さは何倍にも増すものである。
また、1番のりば側の跨線橋階段付近には…
「宇和島方面はこの橋をお渡りください」と書かれた手書き看板が設置されていたが、残念ながら2021年3月頃に撤去されてしまった。
当駅は駅舎・跨線橋のみならず、上屋も木造で趣ある造りとなっている。
2番・3番のりばの上屋には国鉄電照式ののりば案内看板が設置されていたが、残念ながらこの看板も2021年3月頃に撤去されてしまったようである。
のりば看板の裏側は出口看板であった。無論、のりば案内看板と運命を共にしている。
ホーム柱には鉄板の縦型方面手書き看板が残っていた。
2・3番のりばでも、松山寄りに設置されている上屋は古レールを使用したY字型のもので、宇和島寄りの木造上屋とは独立している。
1番のりばの様子
1番のりばの上屋も、2番・3番のりば同様に木造の趣ある造りであった。
取材時、1番のりばの改札口付近には国鉄電照式の出口看板が設置されていたが、残念ながら2021年3月頃に撤去されてしまった。
また、出口看板の近くには国鉄電照式の「跨線橋をお渡りください」看板が設置されていたが、出口看板と同時期に撤去されてしまった。
橋をお渡りください看板の裏は、別府行きフェリーへの乗換案内看板となっていた。2番・3番のりばにも同じ看板が設置されていたが、両方とも撤去されてしまった。
1番のりばには国鉄電照式の番線標が設置されていたが、出口看板や別府連絡と同時期に撤去され、現在は光らない看板に更新済みである。かつてはたくさん残っていた国鉄電照式看板も、残念ながら当駅からは消滅してしまった。
ホーム下には「線路横断禁止」と手書きでダイレクトに書かれている。
このように、かつては貴重な国鉄看板が多数残り、看板マニアには天国のような駅であったが、それも過去の話となってしまった。しかし、看板は無くなっても駅舎・跨線橋・上屋の面で当駅が魅力に溢れていることには変わりはない。

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所在地:愛媛県八幡浜市
乗入路線
予讃線

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