雄信内駅

宗谷本線の駅、雄信内の改札画像です。

駅名標。かつては隣に上雄信内駅があったが、利用者僅少により2001年に廃止となったため、隣駅表示「ぬかなん」がステッカー貼りとなっている。当駅も廃止が検討されたが、「宗谷本線の歴史を伝える国鉄型木造駅舎の希少性について考究が必要なこと」を理由に、2021年度より幌延町での維持管理に移行された。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
当駅のホーロー駅名標について、一部盗難にあったためか、ホーロー駅名標を模したデザインのプラスチック製「偽ホーロー」駅名標が設置されている。
駅舎。宗谷本線でも数少なくなった、国鉄時代からの木造駅舎が残っている。トタン屋根は腐食による錆びが酷くなってきているため、一部補修がなされている。
駅舎出入口付近の庇は重厚な造りとなっている
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎内部にはかつての窓口跡が残る
駅舎内部は広々とした待合スペースとなっている。冬季に使用される除雪機が駅舎内部に置かれている。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎のホーム側出入口付近にある「JR雄信内駅」と書かれた縦型の駅名標が、当駅のレトロで味のある雰囲気にアクセントを加えている
駅舎ホーム側にはスノーカート置場がある。しかし、取材時は初夏であったためか、スノーカートと思われる物体は置かれていなかった。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。駅周辺はほぼ無人の集落となっており、野生動物の出没に注意が必要である。
2番線の名寄・旭川方面ホームへは構内踏切を渡る必要がある

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所在地:北海道天塩郡幌延町
乗入路線
宗谷本線

西北見駅

石北本線の駅、西北見の改札画像です。

駅名標
駅名標
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅入口。当駅には駅舎はなく、待合室とホームがあるのみの無人駅となっている。
待合室の様子。コンクリート造りの近代的なデザインとなっている。
待合室内部の様子。外壁に沿って弧を描くようにベンチが設置されている。
待合室外側にもベンチがあるが、屋根は設けられていない。
ホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の行き違いは不可能である。ホームは一部がコンクリート造り、一部が板張りとなっている。駅周辺は北見市郊外の住宅地である。

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所在地:北海道北見市
乗入路線
 石北本線

糠南駅

宗谷本線の駅、糠南の改札画像です。

駅名標。宗谷線におけるキング・オブ・秘境駅として名高く、オタク人気も非常に高い。利用者は僅少であるが、有志によるクリスマスパーティが毎年開かれており、「秘境駅等鉄道系資産によるまちおこしの象徴的存在であり民間有志による大規模イベントも開催されていること」を理由に、2021年度より幌延町の維持管理に移行している。
駅全景。原野の中に板張りホームと物置を転用した待合室のみが設置されている風景は宗谷線で1番の秘境駅との評価に相応しいものである。
当駅の名物がヨド物置「あぜくら」を転用した待合室である。この待合室は当駅の象徴となっており、幌延町ではこの待合室をモチーフとしたキャラクター「ぬかにゃん」も登場している。
待合室は木材で作られた土台の上に建てられている。
待合室内部の様子。物置転用のため非常に狭く、撮影難易度も高い。普段は利用者が平均1人以下のため問題ないが、クリスマスパーティの際や18きっぷシーズン等にオタクが複数名訪れると、全員が待合室内で待つことは極めて困難であると思われる。
ホームは単式1面1線の棒線駅で列車の行き違いは不可能である。
駅周辺の様子。駅周辺には牧場が1軒あるのみで、人家は皆無である。

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所在地:北海道天塩郡幌延町
乗入路線
宗谷本線

東相内駅

石北本線の駅、東相内の改札画像です。

駅名標。北見市街地の西端に位置する。当駅付近に高校があるため通学客の利用がみられ、夕方に当駅始発・終着となる列車が1往復存在する。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。
駅舎、開業当時から残ると思われる木造駅舎が使用されている。石北本線でも残存例が僅かとなりつつある貴重な木造駅舎の1つである。
駅舎には手書きと思われる縦型駅名標が設置されているが、経年劣化のためか部分的に剥がれており文字が読み難くなっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。かつての窓口跡は封鎖されている。
駅舎内部は広々とした待合室となっている。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは単式2面2線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能である。ホームは千鳥配置となっている。
ホーム同士の行き来は構内踏切にて行う。

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所在地:北海道北見市
乗入路線
 石北本線

問寒別駅

宗谷本線の駅、問寒別の改札画像です。

駅名標。「秘境駅のまち」として知られる幌延町で最も南に位置する駅である。利用者僅少により廃止候補に挙げられたが、駅周辺に市街地があることを理由に2021年度より地元の幌延町による維持管理に移行している。
鳥居型支柱の自立式駅名標も設置されている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
盗難にあったためか、ホーロー駅名標を模したデザインのプラスチック製縦型駅名標も設置されている。
駅舎。北海道でよく見られる廃車体転用の駅舎となっている。外装は近年改装されたためか美しくなっている。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎内部。長いベンチが設置されているほか、問寒別の歴史について解説したイラスト等が貼られており、利用者が少ないながらも町の顔として駅が大切にされていることが伺える。
入口側から見た駅舎内部の様子
ホームは単式1面1線の棒線駅で列車の行き違いは不可能である
駅前の様子。比較的大きな集落が形成されていることが伺える。

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所在地:北海道天塩郡幌延町
乗入路線
宗谷本線