浦上駅 長崎本線の駅、浦上の改札画像です。 駅名標。当駅は長崎本線新線と旧線の分岐駅であり、特急かもめ号を含む全列車が当駅に停車する。旅客案内上、新線は市布経由、旧線は長与経由と案内されることが多い。 新デザイン駅名標。世界平和への願いを込めて平和祈念像とハトがデザインされている。シンボルマークは浦上天主堂とステンドグラスである。 地上駅時代の駅名標 駅舎。長崎本線の高架化に伴い2020年春に長崎駅とともに高架駅に切り替わった。 地上駅時代末期の駅舎。地上駅時代末期は仮設駅舎となっていたが、2020年3月28日に高架駅が使用開始となったことに伴い、仮駅舎は役目を終えた。 改札口。有人駅であり、SUGOCA等の交通系IC専用簡易改札機が設置されていた。利用者が比較的多いため、簡易改札機は入場・出場とも2台設置されている。 改札内から見た改札口の様子。改札内にはSUGOCAチャージ機が設置されている。 仮駅舎時代の改札口。現在と同様に有人駅であり、SUGOCA等の交通系IC専用簡易改札機が入場・出場とも2台設置されている。 駅舎内部の様子。みどりの窓口があるほか、自動券売機が2台設置されており、待合スペースも設けられている。 仮駅舎時代の切符売り場の様子。自動券売機があるほか、みどりの窓口も設置されていた。 改札内コンコースの様子 ホームは島式1面2線となっている。当駅ー長崎間は複線区間であるが、当駅から諫早方面は、新線(市布経由)、旧線(長与経由)ともに単線となる。 2022年秋の西九州新幹線開業後、特急かもめは武雄温泉止まりとなり、当駅には乗り入れなくなる。新幹線開業後、当駅には短編成の普通列車しか停車しなくなるため、ホームの長さを短くできるよう、ホームの端部分は仮設の構造となっている。 仮駅舎時代のホームは島式1面2線であった。かつては相対式ホームを有していたが、高架化に伴う仮駅舎化によって島式となった。 仮駅舎時代の地上ホームから望む新駅舎。 取材時、引退が迫るキハ66型車両と新駅舎のコラボレーションを見ることができた。 高架駅舎開業後、かつて仮設の地上ホームがあった箇所を望む。高架化開業から1年が経過し、跡地は更地になっていた。今後、駅前広場の整備等が行われるものと思われる。 ————————————— 所在地:長崎県長崎市 乗入路線 ■ 長崎本線 ■ 長崎本線(長与支線)
大隅夏井駅 日南線の駅、大隅夏井の改札画像です。 駅名標。当駅は隣の志布志駅同様、日南線でただ2つ鹿児島県内にある駅である。隣の福島高松駅は宮崎県となる。 駅舎。コンクリート造りの小ぢんまりとした駅舎である。 駅舎に掲げられた駅名表示は国鉄時代から残ると思われる趣ある書体である。 駅入口。無人駅となっており改札口は存在しない。 ホーム側から見た駅入口の様子。かつて窓口があったと思われる痕跡も残る。 駅舎内には待合室がある。なお、手前の錆びた白い箱は集札箱である。 ホーム側から見た駅舎内部全景 ホームは単式1面1線の棒線駅で行違い不可。線路には草が生えているが廃線ではなく現役路線である。 駅前には種田山頭火の歌碑が置かれている。 ————————————— 所在地:鹿児島県志布志市 乗入路線 ■ 日南線
長崎駅 西九州新幹線と長崎本線の駅、長崎の改札画像です。 駅名標。当駅は長崎本線の終着駅であり、長崎県の県庁所在地・長崎市の玄関口でもある。駅名標には長崎を代表するお祭りである「長崎くんち」の龍踊りをモチーフとしたイラスト入りである。 新デザイン駅名標。世界新三大夜景の一つである稲佐山の夜景、長崎の観光名所や長崎独自の「和華蘭文化」で異国情緒あふれる長崎市の町並みがデザインされている。シンボルマークは長崎銘菓として知られるカステラである。 駅舎。2020年春に使用開始された高架駅となっている。 改札口。SUGOCA等の交通系ICが使用可能な自動改札機が6通路設置されている。 改札内コンコースの様子 ホームは頭端式2面4線となっている。 地上駅時代同様、浦上方は切り欠きホームとなっている。 当駅は長崎本線の終点であることから、線路は当駅で行き止まりとなっている。 取材時、2022年秋に予定されている西九州新幹線(武雄温泉ー長崎間)の開業に向けた工事が急ピッチで行われていた。 西九州新幹線の高架線と工事現場。この場所には地上駅時代の留置線が設けられていた。今後は駅ビルが整備される予定となっている。将来の長崎駅の姿はどのようになるのであろうか。 旧駅舎時代の駅名標。「長崎くんち」の龍踊りをモチーフとしたイラスト入りである点は現在と変わらない。 2020年3月27日まで使用されていた地上ホーム0番のりばには、国鉄時代から残ると思われる自立式駅名標が設置されていたが、残念ながら現在は撤去されている。 地上時代の駅舎。長らく長崎の玄関口として使用されていた地上駅時代の駅舎は、2020年3月28日の当駅高架化に伴い、役目を終えた。 地上駅舎時代の改札口。自動改札機が設置されており、うち1通路はSUGOCA等の交通系IC専用となっていた。新駅舎開業後は改札機が撤去され、新駅舎へ向かう通路として一時期使用されていた。 旧駅舎時代、改札口の上部には3枚のステンドグラスがはめ込まれていた。 左側の緑色を基調としたステンドグラスには浦上教会、平和祈念像、めがね橋、長崎くんち、崇福寺等がデザインされていた。 真ん中の赤を基調としたステンドグラスには、大浦天主堂、グラバー園、長崎新地中華街等がデザインされていた。 一番右の青を基調としたステンドグラスには、出島、オランダ船、長崎の夜景等が描かれていた。これら3枚のステンドグラスは長崎の異国情緒溢れる「和華蘭文化」を感じさせる大変素晴らしいものであったが、残念ながら高架化に伴う旧駅舎解体に伴い撤去されてしまった。 地上駅舎時代の切符売り場。自動券売機横にみどりの窓口が営業していた。 地上駅舎時代、改札口わきには待合室があり、長崎市の観光案内所やカフェが入居していた。 地上時代の駅舎内部の様子。地上時代の駅舎と駅ビル「アミュプラザ」の間にある広場には屋根がかけられており、「かもめ広場」と呼ばれ長崎市民に親しまれていた。 かもめ広場の様子 地上駅時代のホームは頭端式3面5線であった。 地上駅時代のホームは頭端式3面5線であった。 地上駅時代のホームのうち、0番・1番のりばは他のホームと比べ長さが短く、主に長崎本線旧線(長与経由)の列車が発着していた。 当駅は長崎本線の終着駅であることもあり、全てのホームが行き止まりの頭端式ホームである。函館駅などと同様、終着駅情緒が感じられる。 地上駅時代のホーム上屋は歴史を感じさせる雰囲気が漂うものであった。 また、4番のりばの諫早寄りにはかつて当駅を発着していた寝台特急「あかつき」の表示が残っており、当駅の長い歴史を感じさせる生き証人であった。 地上駅時代、当駅には併設して留置線が設けられており、かもめ号に使用される車両など、様々な車両を見ることができた。また、画像奥には新しい高架線の姿を見ることができる。 留置線も長崎本線同様、当駅構内で行き止まりとなっていた。 前述の通り、当駅は高架駅へ生まれ変わった。今後は、長崎新幹線の開業も予定されており、それに伴い地上駅跡地には駅ビルや駅前広場等が整備される予定となっている。変わりゆく長崎駅が今後どのような姿を見せてくれるのか楽しみである。 ————————————— 所在地:長崎県長崎市 乗入路線 ■ 西九州新幹線 ■ 長崎本線
志布志駅 日南線の終点、志布志の改札画像です。 駅名標。当駅は鹿児島県志布志市志布志町志布志にある、日南線の終着駅である。以前は大隈線と志布志線も乗り入れていたが、いずれも廃線となっている。 ホームに設置されている名所案内の看板は趣が感じられる雰囲気が漂う 駅舎。現在の駅舎は大隈線・志布志線廃線後に日南線専用として新築されたもの。近年駅前広場が整備された。 駅前広場整備前の駅舎。現在と同じ駅舎であるが、駅前の様子が異なることがわかる。 駅舎入口の様子 改札口跡。無人駅となっており、券売機や改札口は存在しない。なお、当駅の乗車人員は9人/日であり、非常に利用が少ないことがわかる。 駅舎内には志布志市の観光案内所が入居している。 駅舎内の待合スペースは小ぢんまりとしている。 当駅は鹿児島県志布志市志布志町志布志と、非常に志にあふれた場所に立地している。当駅駅舎出口の看板には、「ようこそ、志あふれるまち志布志へ」と書かれている。 当駅のトイレの表示は「男志」「女志」であり、志にあふれている。 ホームは単式1面1線の棒線駅。当駅構内には留置線があるが使用されているかどうかは不明である。かつて志布志線、大隅線が現役であった頃は機関区や転車台も有する広い構内を有していたが、日南線専用となった現在は駅の規模はかなり縮小されている。 南宮崎から延べ88.9kmにわたり続いてきた日南線の線路はここが終点である。 当駅には1日10本の列車が乗り入れる。 当駅から徒歩5分弱の場所には志布志鉄道記念公園がある。この場所はかつて、志布志線と大隅線が現役であった頃の志布志機関区の一部を転用している。 公園内には気動車、SL、腕木式信号機等の展示がなされている。 公園内では屋根の下にキハ52が保存されている C58も同様に屋根の下で保存されている。 C58機関車の履歴。このC58は志布志に機関区に配置されていた志布志ゆかりの機関車である。 裏面には志布志・大隅・日南線のあゆみに関する展示がなされている。 市のキャッチコピーは「”志”あふれるまち・志布志市」。市内にある志布志港は南九州において重要な港湾であり、志布志港からは東京・大阪・那覇や国外への定期航路が運航されている。なお、この「志布志駅」の記事には、「志」の漢字が56個も使われており、非常に志にあふれた記事となっている。 ————————————— 所在地:鹿児島県志布志市 乗入路線 ■ 日南線
えびの駅 吉都線の駅、えびのの改札画像です。 駅名標。当駅はえびの市の代表駅である。かつて加久藤駅という駅名であったが1990年に改名された。 駅舎軒下にも駅名標が設置されているが、英語表記が消えている。 駅舎。旧加久藤駅開業当時からの歴史と趣ある駅舎が残存している。 当駅の駅舎は国の登録有形文化財に指定されている。 改札口跡。現在は無人駅となっている。かつて使用されていたラッチが残っている。 かつての窓口跡が残っている。 駅舎内の待合スペース。歴史ある雰囲気のベンチが設置されている。 駅舎軒下。柱の構造とラッチ跡が歴史を感じさせる。 ホームは島式1面2線。駅舎からホームへは構内踏切を渡って移動する。 構内踏切の様子 ホームは全部が舗装されておらず真ん中部分は草が生えている ————————————— 所在地:宮崎県えびの市 乗入路線 ■ 吉都線(えびの高原線)