喜多灘駅 予讃線の駅、喜多灘の改札画像です。 駅名標 駅入口。駅舎のない無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。なお、手前に立つ虹と空のイラストが入った建物は便所である。 当駅のホームは高台に位置しており、ホームへは長い階段を上がる必要がある。バリアフリーもくそもない構造である。 ホーム出入口付近から見た駅前の様子。当駅付近では山と海岸線に挟まれた平地に集落がある。予讃線伊予長浜支線の愛称である「愛ある伊予灘線」の由来となった伊予灘を望むことができる。 駅前には予讃線長浜支線(愛ある伊予灘線)に並行して国道378号が通っている。 ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。 当駅は駅舎がないため、待合スペースはホーム上にのみ設けられている。 当駅はかつて島式1面2線で交換可能な構造であったようであり、ホーム横には線路を剥がした痕跡とみられるスペースが残っている。 ホームと階段を結ぶ通路は構内踏切っぽい形となっているが、これも交換可能時代に構内踏切があった名残と思われる。 当駅のホームは大洲市と伊予市にまたがっており、ホーム上には大洲市と伊予市の境界とそれを示す看板が設置されている。 ————————————————— 所在地:愛媛県大洲市 乗入路線 ■ 予讃線(愛ある伊予灘線)
伊予長浜駅 予讃線の駅、伊予長浜の改札画像です。 駅名標。予讃線は高野川ー当駅間では伊予灘の海岸線沿いを走るが、当駅以西では海岸線を離れ、肘川に沿って内陸部を走行する。かつては当駅にも急行等の優等列車が停車したが、内子経由の新線が開業後、特急列車はすべて新線経由で運行されるため、現在は普通列車しか停車しなくなった。 自立式駅名標。JR四国の旧デザイン駅名標は旧国名が小さく表記されることが特徴的である。予讃線は当駅を経由する旧線と、内子線を経由する新線の2ルートがあるが、旧線経由を案内する場合は「長浜経由」と当駅の駅名を用いて案内される。 駅舎は国鉄時代から使用されている木造駅舎となっている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつての窓口跡は無人化に伴い現在は使用されていない。 駅舎内部は待合スペースとなっている。 ホームは2面3線となっており、列車の行き違いが可能である。なお、中線である2番のりばは使用停止されており、列車が入線できないため当駅は実質2面2線で運用されている。 3番のりばへは構内踏切を渡る必要がある。 構内踏切付近のホーム下には、『危い!! 左右をよく見て!!』と手書きで書かれていると思われるが、経年劣化により文字は随分読み難くなっている。 1番のりばの構内踏切付近ホーム下にも、「左右確認」と手書きで書かれている。 また、3番のりばの構内踏切付近には国鉄時代より残ると思われる手洗所の看板が残っている。 1番のりばの上屋は比較的新しいものであり、1〜2両分の長さがあるのみとなっている。 上屋の下にはベンチが置かれており待合スペースとして利用できる。ベンチはレトロなデザインとなっている。 3番のりばの上屋は木造の趣ある造りとなっている。上家とベンチは一体化した構造である。 当駅の便所付近には国鉄時代より残ると思われる手洗所看板がある。 駅舎外側には手書きの手洗所看板も設置されている。 また、かつての駅事務室入口扉付近には、「線路横断‼︎左右指差呼唱確認」と手書きで書かれている。屋根下にあるため状態が良好であるが、いつ頃書かれたものかは定かではない。 別の箇所にも同じ内容が書かれている。 また、松山方面ホーム1番のりばの松山よりには、ホームにダイレクトに「確認」と書かれている。このように、当駅構内には多数のもじ鉄案件が存在する。 内子経由の新線が開業後は普通列車のみが走るローカル線となった予讃線旧線。車窓に見える伊予灘や肱川が美しく、近年インスタで注目されている下灘駅があるなど魅力ある路線ではあるが、JR四国管内では予土線に次いで輸送密度の低い区間であり、今後の状況が懸念される。 ————————————————— 所在地:愛媛県大洲市 乗入路線 ■ 予讃線(愛ある伊予灘線)
伊予大洲駅 予讃線の駅、伊予大洲の改札画像です。 駅名標。当駅は予讃線の新線と長浜支線の分岐駅となっている。長浜支線には「愛ある伊予灘線」の愛称がつけられている。駅番号はオレンジのUが予讃線新線、グレーのSが伊予灘線のものである。 自立式駅名標。駅番号導入前に設置されたものは旧国名「伊予」が小さく表記されている。かつては伊予灘線が予讃線本線であったが、1986年に短絡のために内子線経由の新線が整備されたことにより、特急列車は全て新線経由となり、伊予灘線は普通列車のみが走るローカル線となった。 近年設置された自立式駅名標は旧国名「伊予」も大きく表示されるようになった。当駅は予讃線の主要駅であることもあり、特急や観光列車「伊予灘ものがたり」号も含む全ての列車が停車する。 当駅ホーム上には自立式の名所案内も設置されている。 駅舎。国鉄時代より使用されている木造駅舎となっているが、近年外観が若干リニューアルされたようである。 改札口。有人駅であり係員による集改札が行われるが、みどりの窓口営業時間外は無人となる。 きっぷうりばの様子。みどりの窓口があるほか、自動券売機が設置されている。 駅舎内部には待合室が設けられている。 ホームは2面3線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能である。 ホーム間の移動は跨線橋にて行う。 当駅1番のりばに設置されている番線標は国鉄時代から残るものと思われる。 また、当駅2番のりばのホーム下には手書きで「横断禁止」「2番のりば」と書かれている。 ————————————————— 所在地:愛媛県大洲市 乗入路線 ■ 予讃線 ■ 予讃線(愛ある伊予灘線)
千丈駅 予讃線の駅、千丈の改札画像です。 駅名標 駅舎。開業当時から使用されているものと思われる趣ある木造駅舎となっている。駅前を国道197号が通っている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつての窓口跡は封鎖されている。自動券売機は設置されていない。 駅舎内部は待合室となっている。 駅舎のホーム側には国鉄時代に設置されたと思われる駅名看板がある。「ん」の形が特徴的である。 ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。 駅舎反対側の八幡浜・宇和島方面ホームには構内踏切を渡って移動する。 ホーム上にも待合室が設けられている。画像は伊予大洲・松山方面のもの。 八幡浜・宇和島方面ホーム上の待合室。小ぢんまりとしている。 宇和島方面ホーム下には「宇和島方面のりば」と手書きで書かれている。 ————————————————— 所在地:愛媛県八幡浜市 乗入路線 ■ 予讃線
八幡浜駅 予讃線の駅、八幡浜の改札画像です。 駅名標。当駅は九州方面へのフェリーが発着することで知られるミカンの名産地・八幡浜市の代表駅であり、四国最西端の駅でもある。当駅は予讃線における主要駅の1つであり、全ての特急列車が停車するほか、当駅始発・終着となる列車も存在する。 当駅に設置されている名所案内は地元学生によるイラストが入った可愛らしいデザインとなっている。 駅舎。中央部分が高く、明かり取りの窓が設けられていることが特徴の、モダンなデザインの木造駅舎となっている。 改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。改札に隣接してみどりの窓口も設けられている。 当駅のみどりの窓口表記は手書きっぽい文字となっている。 精算所・案内所の表記も手書きっぽい文字となっている。 当駅にはみどりの窓口のほか、自動券売機も設置されている。みどりの窓口と自動券売機の間に駅レンタカーの営業所があるのも特徴的である。 駅舎内部は広々としており、待合室のほかに売店としてセブイレが入居している。 当駅の高い天井を生かし、駅舎内には大漁旗が吊るされている。漁業のまち・八幡浜らしい駅空間となっている。 ホーム側から見た駅舎の様子 ホームは2面3線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能である。 ホーム同士は跨線橋で結ばれており、跨線橋は歴史を感じさせる趣ある造りとなっている。 逆サイドから見た跨線橋の様子 取材時、当駅の跨線橋には「安全+第一」の看板が取り付けられていた。 また、跨線橋の2・3番のりば側階段付近には、「危険」の手書き看板が取り付けられていた。 味のある雰囲気の跨線橋に、手書き看板が加わると趣の深さは何倍にも増すものである。 また、1番のりば側の跨線橋階段付近には… 「宇和島方面はこの橋をお渡りください」と書かれた手書き看板が設置されていたが、残念ながら2021年3月頃に撤去されてしまった。 当駅は駅舎・跨線橋のみならず、上屋も木造で趣ある造りとなっている。 2番・3番のりばの上屋には国鉄電照式ののりば案内看板が設置されていたが、残念ながらこの看板も2021年3月頃に撤去されてしまったようである。 のりば看板の裏側は出口看板であった。無論、のりば案内看板と運命を共にしている。 ホーム柱には鉄板の縦型方面手書き看板が残っていた。 2・3番のりばでも、松山寄りに設置されている上屋は古レールを使用したY字型のもので、宇和島寄りの木造上屋とは独立している。 1番のりばの様子 1番のりばの上屋も、2番・3番のりば同様に木造の趣ある造りであった。 取材時、1番のりばの改札口付近には国鉄電照式の出口看板が設置されていたが、残念ながら2021年3月頃に撤去されてしまった。 また、出口看板の近くには国鉄電照式の「跨線橋をお渡りください」看板が設置されていたが、出口看板と同時期に撤去されてしまった。 橋をお渡りください看板の裏は、別府行きフェリーへの乗換案内看板となっていた。2番・3番のりばにも同じ看板が設置されていたが、両方とも撤去されてしまった。 1番のりばには国鉄電照式の番線標が設置されていたが、出口看板や別府連絡と同時期に撤去され、現在は光らない看板に更新済みである。かつてはたくさん残っていた国鉄電照式看板も、残念ながら当駅からは消滅してしまった。 ホーム下には「線路横断禁止」と手書きでダイレクトに書かれている。 このように、かつては貴重な国鉄看板が多数残り、看板マニアには天国のような駅であったが、それも過去の話となってしまった。しかし、看板は無くなっても駅舎・跨線橋・上屋の面で当駅が魅力に溢れていることには変わりはない。 ————————————————— 所在地:愛媛県八幡浜市 乗入路線 ■ 予讃線