信濃川上駅

小海線の駅、信濃川上の改札画像です。

駅名標。星空と八ヶ岳をモチーフとした小海線オリジナルデザインの駅名標である。当駅はホーム幅が非常に狭いため、正面から駅名標全体を撮影することは難しい。
長野支社管内でよく見られる写真入り駅名標。高原野菜畑と川上村原産の川上犬の写真が入る。川上村はレタス等の高原野菜の栽培で知られており、当駅ー野辺山間の車窓からも一面に広がる高原野菜畑を見ることができる。
高原野菜畑の裏側は別の写真が入っており、こちらは千曲川源流の写真入りである。千曲川の源流は川上村にある。千曲川は長野盆地で犀川に合流後、新潟県に入り信濃川に名前を変え、新潟市で日本海に注ぐ全長367kmに及ぶ日本一長い川である。
旧駅舎。緑色のトタン屋根が特徴的な開業当時からの木造駅舎は、老朽化に伴い2020年秋に解体されてしまった。
旧駅舎。緑色のトタン屋根が特徴的な開業当時からの木造駅舎は、老朽化に伴い2020年秋に解体されてしまった。
旧駅舎時代の1種駅名標。木製であった。
旧駅舎時代の改札口
旧駅舎時代の窓口の様子。川上村委託の窓口が設けられており、乗車券や中央線特急・北陸新幹線の切符等が購入可能であった。また、窓口付近には本棚も設けられていた。
窓口付近にある「出札窓口」の文字からは国鉄の趣が感じられた。
同様に、改札口付近にある「兼掌窓口」の文字からも国鉄の雰囲気が感じ取れた。
旧駅舎時代の駅舎内部は待合室として使用されていた。取材時は7月下旬であったが、ストーブが設置されていた。標高1,138mの高原地帯ゆえに、夏期でも朝晩は寒いことがあるのかもしれない。
ホームから見た旧駅舎の様子
ホームから見た旧駅舎の様子
改札口のホーム側には「ようこそ千曲川の源流川上郷へ」と書かれた木製の看板が設置されていた
駅舎からホームへは構内踏切を渡って移動していた
ホームは島式1面2線で列車の行き違いが可能となっている。ホームは非常に狭いため、列車の進入・進出時等は触車しないよう注意したい。
当駅構内には複数線路が設けられており、事業用車両が留置されている。奥にはホーム跡と思われる構造物が確認できるが、おそらく過去に使用されていたと思われる貨物ホーム跡であるものと思われる。
構内踏切付近には二宮金次郎像が建てられているが、二宮金次郎が川上にゆかりがあるという訳ではなく、昭和時代に長野県内の駅長を歴任した者が、自らの名前にちなんで設置したものであると言われている。
旧駅舎時代、駅員詰所のホーム側出入口付近には縦型の駅名標が設置されていた。これはJR化後に設置されたものと思われるが、ホーロー製となっている。
旧駅舎時代、改札口付近の柱には「指差確認」のホーロー看板が設置されていた。
旧駅舎時代、駅前には駐車禁止の手書き看板が設置されていた。
ホームから見える位置に設置してある川上村の看板。高原野菜と千曲川の写真入りである。小海線は当駅以北で千曲川と概ね並走しており、特に車窓が山がちとなる当駅ー八千穂間で車窓からもよく見える。

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所在地:長野県南佐久郡川上村
所属路線
小海線(八ヶ岳高原線)

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