南大嶺駅 美祢線の駅、南大嶺の改札画像です。 駅名標。当駅からはかつて美祢線の大嶺支線が分岐していたが、1997年に廃止になった。 厚狭方の隣駅表示のない駅名標も設置されている。駅名標の隣駅は「みね」となっているが… よく見ると「おおみね」の「おお」を消した痕跡が確認できる。1997年に廃止された大嶺支線の駅名標を、「おお」を消すことで「みね」とし、無理やり美祢線本線の駅名標へ転用したものと思われる。大嶺支線が走っていたことを示すこの駅名標であるが、残念ながら現在は撤去されてしまっているようである。 駅舎。鉄筋コンクリート造りとなっている。 当駅は無人駅となっており改札口は存在しない。 駅舎内部の様子 駅舎内部の待合スペース ホームは相対式2面2線となっており列車の行き違いが可能である。下り線の線路は両方のホームと接している。 長門市方面ホーム端を望む。ホームが切り欠き状の形状となっていることがわかる。 厚狭方面ホーム端も同様に切り欠き状となっている。これは、駅舎側ホームにあった大嶺支線用の線路を廃止後に撤去し、敷地をホームへ転用したためこのような造りとなったようである。 ————————————— 所在地:山口県美祢市 乗入路線 ■ 美祢線
篠目駅 山口線の駅、篠目の改札画像です。 駅名標 当駅はSLやまぐち号の停車駅であるため、レトロ風デザインの駅名標が設置されている。 駅舎。開業当時からのものと思われる木造駅舎となっている。 駅舎には山口線でよく見かける青地に白い立体文字の駅名標が取り付けられている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつての窓口跡は封鎖されている。 駅舎内部は待合室となっている ホーム側から見た駅舎の様子 駅舎のホーム側には「駅長看板」か何かが吊るされていたと思われる痕跡が残る。無論、現在は無人駅となっているため、当駅に駅長は存在しない。 また、駅舎ホーム側には木製看板の跡も残っている。 駅舎からホームへは構内踏切を渡る必要がある。 構内踏切付近のホーム下には「列車に注意」と書かれている。山口線は特急列車も走行するため通過列車にも注意したい。 構内踏切付近のホーム下には「安全の確保 確認の励行 連絡の〇〇」と書かれた手書き文字が残る。現在は存在しない駅員向けに書かれたものと推測される。 ホームから駅舎および構内踏切付近を望む ホームは島式1面2線となっており、列車の行き違いが可能である 当駅の構内にはかつて使用されていたホームと思われる遺構が残っている。 ホーム上に設置されているSLやまぐちレトロ風駅名標の横にある柱には… 「しのめ」と手書きで駅名が書かれている。 また、当駅の山口方面には、SL時代の給水塔と腕木式信号機が残っている。当駅は新山口方面から見ると、長い急勾配を登り切った箇所に位置しているため、SL時代には当駅で給水の必要があったものと思われる。 給水塔には「安全+第一」と手書きで書かれている。 当駅駅舎横には給水塔に関する説明看板が設置されている。 当駅駅前には木造の趣ある駐輪場が建てられている。駐輪されている自転車の数はそれほど多くない。 駐輪場には自転車に施錠するよう啓発する手書き看板が設置されている。 駐輪場には別の手書き看板も設置されている。 取材時の秋には、当駅駅前でコスモスが美しい花を咲かせていた。 ————————————— 所在地:山口県山口市 乗入路線 ■ 山口線
美祢駅 美祢線の駅、美祢の改札画像です。 駅名標 駅舎。鉄筋コンクリート造りの駅舎が使用されている。 かつては美祢線の中間駅で唯一の有人駅であり、取材時も係員による集改札が行われていたが、2021年5月末をもって無人化され現在は無人駅となった。 取材時、美祢線の中間駅では唯一のみどりの窓口が営業していたが、無人化に伴いみどりの窓口も営業を終了した。 駅舎内部は待合室となっている。 ホームは2面3線であり列車の行き違いが可能な構造ではあるが、現在は交換設備・構内踏切の使用は停止されている。 そのため、実質単式1面1線の棒線駅としての運用となっており、列車の行き違いも当駅では行わない。 当駅構内には国鉄コンテナが置かれている。 また、「防火用水」の水槽がひっくり返した状態でホーム上に置かれていた。 ————————————— 所在地:山口県美祢市 乗入路線 ■ 美祢線
長門峡駅 山口線の駅、長門峡の改札画像です。 駅名標。「ながときょう」と読みたくなるかも知れないが、読みは「ちょうもんきょう」である。 山口線内のSLやまぐち号運行区間(新山口ー津和野)には右書きのレトロ風駅名標が設置されている。 駅舎。鉄筋コンクリート造りの簡易駅舎となっている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつて窓口があったと思われる箇所は封鎖されている 駅舎内部は待合室となっている 駅舎ホーム側には手書きの縦型駅名標が設置されている 駅舎のホーム側には当駅周辺の様子を描いた古い絵画が展示されている ————————————— 所在地:山口県山口市 乗入路線 ■ 山口線
重安駅 美祢線の駅、重安の改札画像です。 駅名標 駅舎。開業当時から使用されているものと思われる木造駅舎である。 当駅の1種駅名標は手書きと思われる味のある看板となっている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつて窓口があったと思われる箇所は封鎖されている。自動券売機は設置されていない。 駅舎内部は待合室となっている ホーム側から見た駅舎の様子 駅舎からホームは構内踏切を渡り移動する。 ホームは島式1面2線となっており列車の行き違いが可能である。 ホーム上には趣ある木造の待合室が設置されている。 木造待合室には近年では大変貴重なホーロー方面看板が残っていた。JR西日本管内では高山線笹津駅、紀勢線朝来駅と並び、ホーロー方面看板の残る数少ない駅の1つである。 木造待合室には手書きの番線標も設置されていた。 木造待合室に設置された3番のりばの手書き番線標 逆サイドから見た木造待合室の様子 ホーム上には美祢特産の石灰石・大理石に関する説明書き看板が設置されており、この看板自体も石灰石または大理石を彫って造られたものと思われる。 実際、当駅の西側すぐの山にも石灰石の採掘を行っている採掘場が存在する。日本最大のカルスト地形である秋吉台を擁する美祢市では石灰石の採掘が一大産業の1つとなっており、太平洋セメントやUBE等が美祢市内に石灰石の採掘場を多数有している。 当駅の構内は側線を複数有し、美祢線の無人駅としては広い構内を有する。これはかつて石灰石を輸送する貨物列車が当駅を発着していた名残である。美祢線が幹線である理由の1つに石灰石等の貨物輸送量が多かったことが挙げられるが、貨物列車が全廃された現在では幹線とは名ばかりの状態となっている。 当駅構内に設置されている安全塔も、恐らく石灰石もしくは大理石を使用して作られたものと思われる。 当駅の安全塔は上から見ても十字形になっていることが特徴的である。鉄道の安全はみんなの願い。いつまでも鉄道が事故なく安全に運行されることを願うばかりである。 駅舎の隣には運転従事員詰所の建物がある。かつて貨物列車が運行されていた時代は、間違いなく使用されていたと推測されるが、現在使用されているのかどうかは謎である。 当駅駅前には駅名の由来について書かれた看板が設置されており、かつては石灰石輸送で栄えたこと、駅西側には石灰石採石場がみられることについても記載されている。 ————————————— 所在地:山口県美祢市 乗入路線 ■ 美祢線