歓遊舎ひこさん駅

日田彦山線の駅、歓遊舎ひこさんの改札画像です。

駅名標。イラストは入っていない。日田彦山線の添田ー夜明間は2017年7月の九州北部豪雨により被災し不通となっていたが、鉄道としての復旧を断念し、2023年8月28日よりBRTに転換されることとなった。
駅全景。当駅の駅名は隣接する道の駅「歓遊舎ひこさん」に由来する。2008年開業の日田彦山線で最も新しい駅であったが、2017年に豪雨災害となり休止となったため、列車が発着したのは僅か10年足らずということになる。
隣接する道の駅「歓遊舎ひこさん」の様子。鉄道駅より道の駅の方がはるかに大規模であることがわかる。
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅であり、駅舎および改札口は存在しない。
駅出入口には集札箱が置かれている。
ホームは単式1面1線の棒線駅であり列車の行き違いは不可能である。

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所在地:福岡県田川郡添田町
乗入路線

日田彦山線

豊前桝田駅

日田彦山線の駅、豊前桝田の改札画像です。

駅名標。イラストは入っていない。日田彦山線の添田ー夜明間は2017年7月の九州北部豪雨により被災し不通となっていたが、鉄道としての復旧を断念し、2023年8月28日よりBRTに転換されることとなった。
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅であり、駅舎および改札口は存在しない。
待合室外壁には木製・手書きの縦型駅名標が取り付けられていた。
ホーム上に設けられた待合室の様子
ホームは単式1面1線の棒線駅であり列車の行き違いは不可能であった。

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所在地:福岡県田川郡添田町
乗入路線

日田彦山線

彦山駅

日田彦山線の駅、彦山の改札画像です。

駅名標。イラストは入っていない。日田彦山線の添田ー夜明間は2017年7月の九州北部豪雨により被災し不通となっていたが、鉄道としての復旧を断念し、2023年8月28日よりBRTに転換されることとなった。
かつては、全国的に貴重であった国鉄時代に設置された下がグレー色のタイプの駅名標が残存していたが、残念ながら後述の駅舎解体に伴い撤去された。
夜間は国鉄駅名標が光っていた。
国鉄時代より残存すると思われる自立式駅名標も残っていた。晩年は錆により表示が読み難い状態となっていた。
木製・手書きの縦型駅名標も残っていた。
当駅の名所案内看板。山の名前は「英彦山」であるのに対し駅名は「彦山」であり、表記が異なる。読みはどちらも「ひこさん」である。
旧駅舎。英彦山神宮をモチーフとした、英彦山への玄関口に相応しい優雅な造りの木造駅舎であった。1942年の開業以来80年に渡り使用されていたが、老朽化が進んでおり今後の維持が困難であること、バリアフリー対応が難しいことを理由に、2021年4月に残念ながら解体されてしまった。
駅舎には国鉄スタイルの1種駅名標が取り付けられていた。
夜間、点灯状態の1種駅名標の様子
1種駅名標の下には「神話と伝説・森林浴の玄関口彦山駅」と記載されていた。
当駅は無人駅であり、改札口は存在しない。有人駅時代に使用されていたと思われる改札ラッチの痕跡が残っていた。
かつての窓口跡は封鎖されており、簡易型の自動券売機が設置されていた。
駅舎内部は待合室となっていた。
当駅の駅舎は大きな屋根が特徴的であるが、屋根の軒下にもベンチが置かれ待合室同然に利用できた。
駅舎軒下部分には臨時の改札ラッチや英彦山のイラストマップが設置されていた。臨時改札ラッチは、かつて初詣や登山のシーズン等に利用されていたのかもしれない。
鳥居を模した支柱が特徴的なご案内看板。一部が欠けてしまっている。
ホーム側から見たご案内看板
臨時の改札ラッチ跡に設置された歓迎看板。当駅が英彦山への玄関口としての役割を担っていた頃の名残が感じられる。
ホームは2面3線であり列車の行き違いが可能であった。取材時は鉄道廃止、BRT転換の方針が決定し、ホームの撤去工事が一部始まっており線路は剥がされた後であった。
下グレー駅名標の裏側は国鉄様式ののりばご案内看板であった。2番のりばは添田・小倉方面への当駅折り返し列車が使用していたようである。
夜間、点灯状態ののりばご案内看板
当駅設置の番線標も国鉄スタイルのものであった
当駅設置の国鉄様式番線標。このように当駅にはかつて貴重な駅舎や看板が大量に残っていたが、これらはBRT転換に伴う駅舎解体により全て姿を消してしまった。

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所在地:福岡県田川郡添田町
乗入路線
日田彦山線

筑前岩屋駅

日田彦山線の駅、筑前岩屋の改札画像です。

駅舎。1997年築の木造平屋建ての駅舎であり、消防団の倉庫と合築となっている。近隣にある岩屋神社をモチーフとしたデザインである。
中央部が待合室部分となっている。
駅舎内部の様子。無人駅であり改札口は存在しない。取材時はホームの工事を行っており立入禁止となっていた。
待合室内部の様子
駅舎のホーム側にはベンチが設けられていた。(便所横の立ち入り可能エリアより撮影)
かつてホームがあった箇所は専用道の工事により重機が入っており、取材時はホームの痕跡を確認することはできなかった。
当駅ー大行司間にある栗木野橋梁(金剛野橋)。美しい形状が特徴のコンクリートアーチ橋であり、近隣の宝珠山橋梁と並び「めがね橋」として親しまれている。日田彦山線のBRT転換に伴いめがね橋に列車が走ることは二度と無くなったが、この区間は専用道を走行する区間のため今後はバスが橋の上を走ることとなる。

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所在地:福岡県朝倉郡東峰村
乗入路線

日田彦山線

大行司駅

日田彦山線の駅、大行司の改札画像です。

駅名標。イラストは入っていない。日田彦山線の添田ー夜明間は2017年7月の九州北部豪雨により被災し不通となっていたが、鉄道としての復旧を断念し、2023年8月28日よりBRTに転換されることとなった。
駅舎のホーム側には旧駅舎から移設されたと思われる木製・手書きの駅名標が設置されていた。
駅舎。2017年の九州北部豪雨の際に旧駅舎が土砂崩れにより倒壊したため、東峰村が1700万円をかけて、日田彦山線の鉄道での復旧を願い2019年に建てた駅舎である。その後鉄道廃止、BRT転換への方針が決まったため、この駅舎は1度も列車の発着を迎えることがないという運命となってしまった。
駅舎内部の様子
駅舎内部の様子
駅舎からホームへは非常に長い段数の階段を上がる必要がある。
ホーム同士の行き来は構内踏切を渡る必要があった。
ホームから駅前を俯瞰した様子。高台にあり眺めは良いが、東峰村の住民の多くを占めるであろう高齢者が、BRTに乗車するために階段を上り下りすることは負荷が大きいものと推測される。
当駅ー筑前岩屋間にある「めがね橋」として知られる宝珠山橋梁。専用線として残るため、この橋の上を今後はバスが通ることとなる。
東峰村のシンボルであっためがね橋。「めがね橋の上を列車が通る」ことに拘りがあったのかは不明だが、最後まで鉄道への復旧に固執した東峰村。最終的にはBRTへの転換という結末となったが、当駅ではバスのりばまで階段の上り下りが必要である等、住民にとって使いやすい公共交通かと言われると疑問が残る状況である。

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所在地:福岡県朝倉郡東峰村
乗入路線

日田彦山線