駅名標以前は吊り下げ式駅名標が設置されていたが、現在は撤去されてしまった自立式駅名標のフォントはJR西日本の通常タイプと異なっている。また、旧駅舎のホーム側に取り付けられていた駅名標はボロボロになっており、テープによる補修がなされていた。駅舎、近年まで趣ある木造駅舎が残っていたが、老朽化に伴い解体され、「銀の箱」のような簡易的な待合室となっている改札口、当駅は無人駅となっており、交通系IC・きっぷ対応の簡易型自動改札機が設置されている出場側から見た改札口の様子、簡易型自動改札機には集札機能がないため、使用後の乗車券は集札箱に入れる必要がある駅舎内部は待合室となっている旧駅舎、開業当時から残る木造駅舎であり、庭のように木が植わった駅前の雰囲気とも非常にマッチしていたが、老朽化に伴い残念ながら2020年秋頃に解体されてしまった旧駅舎時代はICOCA導入前であり、当駅は無人駅のため改札口は存在しなかった旧駅舎時代のきっぷうりばの様子、かつての窓口跡は無人化に伴い封鎖され、自動券売機が設置されていた改札口跡付近には「お疲れさまでした JR 四辻駅」と書かれた看板が設置されていた。同様の看板は富海駅等にも設置例があった。旧駅舎時代の待合室。駅舎サイズに比べ、旅客が立入れるスペースは手狭であった。ホーム側から見た旧駅舎の様子旧駅舎ホーム側には「気象告知板掲出位置」の木製手書き看板があった。「百年分の感謝をこめてありがとう四辻駅」と書かれた地元住民作成と思われる垂れ幕。開業から100周年に当たる節目の年である2020年に、築100年の木造駅舎はスクラップとなり、その長い歴史にピリオドを打った。当駅駅前には駅舎と向かい合うように丸ポストが設置されている。長い間向かい合って建っていた旧駅舎が先に解体されていく様子をどのような思いで見ていたのであろうか。駅舎が建て変わり「銀の箱」となった現在でも、特徴的であった駅舎前の2本の松の木と庭園はそのまま残されており、旧駅舎時代の名残を示すわずかな痕跡であるホームは2面2線となっている。かつては中線が存在し2面3線構造を有していたようであるが、現在中線には柵がなされている旧駅舎時代のホームの様子