高岡駅

あいの風とやま鉄道・氷見線・城端線の駅、高岡の改札画像です。

あいの風とやま鉄道駅名標。当駅は富山県第二の都市である高岡市の在来線における中心駅であり、あいの風鉄道のほかJR氷見線・JR城端線が乗り入れる。JR線時代は北陸本線の主要駅の1つとして、特急列車が全列車停車していた経緯を持つ。
あいの風鉄道の駅名標は山側と海側で色が異なることが特徴である。山側は駅名標の背景が海となるため、海をモチーフとした青色であるのに対し、海側は駅名標の背景が山となるため、山をモチーフとした緑色である。
城端線駅名標。JR西日本の路線であるためJR西日本仕様の駅名標が設置されているが、当駅はあくまでもあいの風鉄道の管轄のためJRマークは入っていない。朝に2本、城端線からあいの風鉄道富山駅までの直通列車があるため、隣駅表示にあいの風鉄道越中大門駅が記載されている。

北口駅舎。北陸新幹線の開業に先駆け2011年に完成した真新しい橋上駅舎である。万葉線への乗り換えおよび繁華街の高町・末広町、高岡古城公園方面へは北口が便利である。
南口駅舎。新高岡駅・国宝瑞龍寺方面へは南口が便利である。
改札口。有人改札口とIC専用自動改札機のハイブリッドスタイルとなっている。ICOCA等の交通系ICは二塚駅以遠の城端線・および氷見線の全駅では利用不可である。
ホームは4面7線となっており、列車の折り返しが可能である。このうち、城端線が1面2線、あいの風鉄道が2面4線、氷見線が2面2線を使用する。当駅始発となる氷見線・城端線のみならず、あいの風鉄道においても当駅始発・終着となる列車が多く存在する。
当駅構内には留置線が複数存在する。
当駅の富山寄りには城端・氷見線用車両の車庫が設置されており、近年他地域では見る頻度が減りつつある国鉄型気動車の姿も見ることができる。
当駅には路面電車である万葉線も乗り入れており、当駅の駅舎に隣接して乗り場が設けられている。
旧万葉線のりば、駅名も高岡駅前駅であり、駅の前に乗り場は無かった。奥には橋上化前の旧高岡駅舎が写っている。
当駅には自由通路が併設されている。近年整備されたため、新しく清潔感が感じられる。
北口にはデッキが設けられており、雨に濡れずに駅北方面へ移動できる。
駅周辺の様子。画像中央の通りには路面電車・万葉線が通っており、8月には七夕祭で賑わう通りである。
当駅駅舎からは、晴天時には立山連邦を望むことが出来る。

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所在地:富山県高岡市
乗入路線
あいの風とやま鉄道
氷見線
城端線

福山駅

バラのまち・福山市の玄関口、福山の改札画像です。

山陽新幹線駅名標。当駅にはさくら号と、のぞみ号の一部列車が停車する。
山陽本線(下り糸崎方面)駅名標。岡山・福山エリアへの路線記号導入に伴い、 駅名標がラインカラー入りとなった。山陽本線の糸崎ー当駅間のラインカラーは、しまなみ海道の空をイメージした「空色」である
 

山陽本線(上り岡山方面)駅名標。山陽本線の当駅ー岡山間のラインカラーは、晴れの国の太陽をイメージした「橙」である
福塩線駅名標。福塩線のラインカラーは、国蝶オオムラサキをイメージした「紫」 である。このように、当駅から放射状に伸びる在来線3方向について、 それぞれ異なるラインカラーが導入されている。

駅舎。高架駅となっており、高架下には駅ビル「さんすて」が入居する。バラのまち福山の玄関口らしく、駅前にはバラが植えられている。なお、当駅の高架は3層構造となっており、1Fが改札、2Fが在来線ホーム、3Fが新幹線ホームである。
在来線改札口。当駅は、広島県備後地方の中心都市・福山の玄関口であり、中四国地方では、広島駅・岡山駅に次ぐ利用者数を誇る。
在来線ホームは3面6線となっており、山陽本線が2面4線を、福塩線が1面2線を使用する。在来線ホームは新幹線ホームの直下(2F)に位置する。
新幹線乗換改札。当駅の新幹線改札は乗り換え改札1箇所のみとなっており、当駅改札外から新幹線に乗る際は、在来線改札を通り、再び当改札を通る形となる。
新幹線ホームは相対式2面2線となっている。ホームは待避線に設けられており、中央に通過線が上下1線ずつ存在する。
新幹線ホームの壁には駅名が大きく書かれた看板が設置されている。これは車内に電光掲示機が設置されてなかった国鉄時代に通過列車からも駅名が見えるように看板が設置された名残である。
当駅は、新幹線駅としては最も城に近い駅であり、駅北側すぐの場所に福山城がある。新幹線・在来線ホームからは北口側にある福山城を望むことができる。

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所在地:広島県福山市
乗入路線
山陽新幹線
 山陽本線
福塩線

清音駅

井原鉄道の起点駅、清音の改札画像です。

伯備線駅名標。枠の色までラインカラー対応となった岡山支社スタイルの自立式駅名標が設置されている。
井原線駅名標。桂部神社をモチーフとしたイラストが入っている。
JR線駅舎。国鉄時代から使用されているものと思われる木造駅舎となっている。
JR線駅舎には国鉄風の駅名標が取り付けられている
JR線改札口。当駅は無人駅となっており、簡易型自動改札機が2台設置されている。
有人駅時代の改札口の様子。かつては駅員による改札が行われていた。
きっぷうりばの様子。自動券売機が2台設置されている。かつてはみどりの窓口が設置されていたが現在は閉鎖されている。
駅舎内部は待合室となっている。
ホーム側から見た駅舎の様子
JR線駅舎のホーム側には鉄板に「新見・米子方面」と書かれた手書き看板が残っていた。
JR線ホームは2面3線で行き違いが可能。
JR線ホーム上には無人の改札口が設けられており、JR線と井原鉄道との乗り換え、および東口方面からJR線に乗車する際に利用すると便利である。
ホーム側から見た改札口の様子。奥側が井原鉄道改札口となる。
井原鉄道駅舎はホーム上に建っており、駅の東口・西口とは跨線橋により結ばれている。
井原鉄道の駅に通じる跨線橋は東西自由通路も兼ねている。画像は西口側であり、井原鉄道の看板が取り付けられている。
東口側の跨線橋出入口の様子
井原鉄道改札口。当駅は有人駅となっており、係員による集改札が行われるが、列車到着時間帯以外は無人となる。
ホーム側から見た改札口の様子。まっすぐ進むとJR線のホーム上改札にたどり着く。
井原鉄道線ホームは島式1面2線となっており、ホーム上には待合室が設けられている。
ホーム上の待合室内部にはベンチや本が置かれている。

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所在地:岡山県総社市
乗入路線
伯備線 
井原鉄道井原線

和歌山市駅

和歌山市における南海のターミナル、和歌山市駅の改札画像です。

※2017年8月再取材

○駅名標
当駅には南海電車の南海線・和歌山港線とJR紀勢線の3路線が乗り入れる。

南海電車
南海線と和歌山港線は事実上1つの路線として扱われる。
ほとんどの列車は当駅止まりであり、和歌山港まで乗り入れる列車は少ない。
和歌山市駅名

JR紀勢線
JR西日本の路線であるが、当駅が南海管轄であるため駅名標は南海仕様である。
和歌山市JR駅名

当駅は、駅舎改築工事に伴い2017年7月に改札口の位置が変更となった。
当記事では、最新の改札の状態を紹介した後、以前の改札の様子を紹介することとする。

○改札口
南海電車のメインとなる改札。当改札を出てまっすぐ歩くと、以前の駅舎の駅前に出る。
和歌山市南海改札

○JR乗り換え改札口
JR紀勢線改札の真向かいにある改札。
南海電車からJRに乗り換える際は、まずこの改札を通り、その後JRの改札を通る。
和歌山市南海JR乗換改札

○JR改札口
改札が分離され、改札外から直接JR線構内に入ることができるようになった。
なお、当駅にはJRの駅員は配置されておらず、インターホンでの対応となる。
改札機は、JR西日本の駅に導入されているものと同じものとなっている。
和歌山市JR改札

○旧駅舎
南海電車における和歌山のターミナル駅として、堂々とした駅舎となっていた。
この駅舎は改築工事により、現在はもう見ることができなくなっている。
和歌山市 駅舎

○旧改札口
以前の改札は駅舎2Fにあり、最近あまり見かけないバー付きの改札機が現役だった。
改札を通った後は、跨線橋で各ホームにアプローチする動線となっていた。
和歌山市 改札

○旧JR乗換改札
以前、当駅からJR紀勢線に乗車する際は一度南海線の改札を通り、
改札内にある乗り換え改札を改めて通過する必要があった。
和歌山市 JR改札

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
南海本線
( 加太線)
和歌山港線
紀勢本線

富山駅

立山・黒部アルペンルートの玄関口、富山の改札画像です。

新幹線駅名標。当駅にはかがやき号を含む全列車が停車する。また、北陸新幹線金沢開業に伴い廃止となった富山発着のサンダーバード号・しらさぎ号の代替として設定された富山県民救済列車「つるぎ」号は、全列車が当駅始発・終着である。
在来線(高山線・あいの風鉄道)駅名標。在来線ホームはあいの風鉄道が管理しているため、駅名標はあいの風鉄道仕様となっている。あいの風鉄道の駅名標は山側と海側で色が異なり、画像は山側である。山側から見ると駅名標の背景は海側となるため、色は海の色である青になっている。
在来線駅名標。こちらは海側の駅名標である。海側から見ると駅名標の背景は山側となるため、色は山の色である緑になっている。
在来線駅名標。高架化工事に伴い設置されていた仮設ホームには、あいの風鉄道への移管後も、JR西仕様の駅名標からJRマークを消しただけの手抜き駅名標がしばらく残っていた。なお、現在は完全に高架化されたため、撤去されている。

駅舎。2015年春の北陸新幹線開業に伴い、新しい高架駅舎が使用開始となった。
新幹線改札口。改札機は東海道新幹線の新型機と同じ機種が、発車標は山陽新幹線と同じフルカラーの機種が導入されている。
新幹線2F改札口。お土産店「とやマルシェ」入口や、あいの風鉄道の2F改札口に近く便利である。
駅舎内部の様子。天井が高く、広々とした開放的な空間となっている。床が青く光る部分は、富山の地場産業の1つであるガラスで出来ており、天井から当てられた光により幻想的に光り輝く。
路面電車乗り場付近にはロフト的な中2階のスペースが設けられている。
新幹線ホームは2面4線となっている。当駅にはすべての新幹線が停車し、「つるぎ」号の折り返しにも対応している。ホームの柱は雪の立山杉をモチーフにしている。
あいの風鉄道・JR高山線中央改札。改札口は有人通路と自動改札機のハイブリッドスタイルで、高岡駅と同様である。自動改札機はIC専用となっており、1通路のみ設置されている。ICOCA等の交通系ICはあいの風鉄道でのみ利用可能で、高山線では利用できないため注意。
在来線券売機。自動券売機が設置されており、あいの風鉄道のみならずJR高山線の切符、およびJR氷見線・城端線・七尾線・北陸本線・IRいしかわ鉄道・えちごトキめき鉄道への連絡切符が購入可能である。
改札口横には窓口も設置されている。定期券等の購入が可能。
あいの風鉄道・JR高山線のりかえ口改札。中2階にあり、新幹線への乗換やとやマルシェへの連絡が便利である。自動券売機は1台のみ設置されている。
中央改札口には扉付き自動改札機が設置されているのに対し、のりかえ口にはIC専用簡易改札機のみが設置されている。なお、全国に国鉄・JR線転換型第3セクター路線は多数あるが、交通系ICの導入はあいの風鉄道が全国第1号である。
在来線改札内コンコース。明るく洗練された雰囲気が漂う。番線表示の上には、おわら風の盆やカニ・ライチョウ・チューリップなど、富山県の名物のイラストが入っている。
階段部分には、立山連峰に住む天然記念物・ライチョウとライチョウのヒナのかわいらしいイラストが入っている。
改札内コンコース2Fには、呉羽山から望む立山連峰の美しい写真が飾られている。
在来線高架ホームは2面4線+切り欠きホーム1線。列車の折り返しにも対応している。立山杉をモチーフとした柱など、デザインは新幹線ホームとの一体性が感じられる。また、全面屋根の高架駅ながら窓が大きいため、暗い印象を感じさせない造りとなっている。
当駅の高岡・高山寄りには切り欠きホームがあり、高山線の列車が使用する。
旧北口駅舎。在来線ホーム高架化前に、当駅北口側へのアクセスに使用されていた。現在は在来線ホームが完全高架化されたため、解体され姿を消している。
旧在来線南口改札。2019年春に在来線ホームが高架化されるまで、当駅の改札は長らく南北に分かれていた。
旧在来線北口改札
在来線仮設ホーム。新幹線開業前から使用されており、まずは上り高岡・高山方面ホームが先に高架化された。下り魚津方面ホームは2019年春の在来線完全高架化まで使用され、役目を終えた現在は解体されている。
当駅はあいの風とやま鉄道の駅であるが、IRいしかわ鉄道の車両(左)も乗り入れる。IRいしかわ鉄道の車両は当駅以西(高岡・金沢方面)でのみ運用され、当駅以東(魚津・泊方面)には乗り入れない。したがって、当駅以東の旅客列車ではあいの風とやま鉄道の車両(右)のみが使用される。

路面電車駅名標。路面電車(富山地鉄市内電車)の電停名は「富山駅」であり、新幹線開業に伴い新幹線高架下への乗り入れを開始した。2020年春に富山港線(旧:富山ライトレール)と富山地鉄市内電車の「南北接続」が行われ、直通運転を開始した。
当駅より南側(富山地鉄市内電車)では、当駅から2方向(南富山駅前方面および富山大学前・環状線方面)に分かれる。画像は富山大学前・環状線方面の駅名標である。
「南北統一」以前の西町・南富山駅前方面駅名標
「南北統一」以前の大学前・環状線方面駅名標
路面電車乗り場は、東西自由通路を挟んで、南側と北側にそれぞれ3面2線が確保されている。富山港線への直通運転開始(南北接続)に伴い、北側の岩瀬浜寄りにも乗り場が新設された。富山港線へは北側の乗り場から乗車する必要がある。

当駅の路面電車乗り場は、全国で初めて新幹線駅に直接乗入れた路面電車乗り場となっている。
当駅から南側を望む。当駅付近ではミュージックホーンであるバッハ作曲の「メヌエット」を鳴らしながら頻繁に路面電車が行き交う光景を見ることができ、路面電車のまち・富山を実感することができる。
南北統一前は、当駅北口側に富山ライトレールの富山駅北電停が設けられていた。なお、富山ライトレールは2006年までJR富山港線であった。北陸新幹線整備に伴い富山駅の高架化を行う際に、当時1時間に1本の赤字ローカル線であった富山港線を高架化する費用対効果が薄かったため、JR富山港線をJR西日本から分離・路面電車化したものである。
富山駅の在来線ホームは2019年に上下線が完全に高架化され、その後に南北統一に向けた工事が開始された。
接続工事開始後の富山駅北電停。レールが剥がされていたことがわかる。南北統一の完了後は、電停は富山駅高架下の富山駅電停に集約されたため、富山駅北電停は廃止された。
接続工事期間中は、富山駅北電停が使用できないため、仮設の電停が設置されていた。場所はアーバンプレイス横・北陸電力本店から道を挟んで向かい側にあたり、富山駅からは若干距離があった。
接続工事中の様子。画像は富山駅北電停付近から富山駅方面を望んでいる。レールの土台が敷かれており、レールや架線の設置、地面の舗装工事は未施工の状態であった。
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所在地:富山県富山市
所属路線
北陸新幹線
あいの風とやま鉄道
高山本線