肥前七浦駅 長崎本線の駅、肥前七浦の改札画像です。 駅名標。有明海に生息する「トビハゼ」と思われるイラスト入りである。 国鉄デザインの手書き駅名標も設置されている。 駅舎に取り付けられた駅名標 駅舎。開業当時から残ると思われる、趣ある木造駅舎となっている。 駅前には桜が植えられており、春には駅舎と桜の花のコラボが楽しめる。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつての改札ラッチの跡が残る 駅舎内部は比較的広々としており、待合スペースが設けられている。 駅舎内部には丸型のテーブルがおかれている。 かつて窓口があったと思われるスペースは開放されており… テーブル・椅子が置かれ、待合室同様に利用できる。 奥には線路側を向いたカウンター席のようなものもあり、まるでカフェのような内装となっている。 中には本棚もあり、様々な蔵書がある。地元・佐賀に関係する書籍もあれば、なぜか1000km以上離れた東京の港区女子愛読雑誌「東京カレンダー」も置かれており、コンセプトがいまいち謎である。 本棚付近には、「安全第一」と書かれた古い看板が残る。 駅舎内部には花瓶も置かれており、当駅が地域住民に愛されきちんと管理がなされていることが伺える。 駅舎内部には花瓶も置かれており、当駅が地域住民に愛されきちんと管理がなされていることが伺える。 ホームから見た駅舎の様子。駅舎からホームへは少し階段を上がる必要がある。 ホームは相対式2面2線で列車の行き違いが可能である。 跨線橋から見たホームの様子。上下線ホームが若干ずれて配置されていることがわかる。 駅舎から見た七浦の集落。当駅は比較的海に近い位置にあり、集落越しに有明海を望むことができる。 当駅付近の有明海の様子。有明海は干潟の面積が広いことで知られ、当駅付近の有明海も干潟が広がっている。 歴史ある木造駅舎を有する当駅には、もじ鉄案件も豊富に存在する。駅舎に取り付けられたご案内看板は、木製・手書きのものである。 駅舎裏側には、「勤務者の許可なく立入を禁止します」と書かれた木製手書き看板がある。 駅舎側面には、金属製の「火気厳禁」看板も取り付けられている。 当駅の便所の様子。駅舎同様レトロな外観をしており趣深い。外装が趣ある便所は、使用に勇気が要る内装であることが多いが、当駅便所の個室内装は清潔感ある洋式便所となっており、”QBK(急に便意が来たので)”状態になっても安心して用を足せる環境にある。 ————————————— 所在地:佐賀県鹿島市 乗入路線 ■ 長崎本線
肥前飯田駅 長崎本線の駅、肥前飯田の改札画像です。 駅名標。JR九州デザインの手書き駅名標である。駅名標には鹿島市の花であるサクラのイラストが入る。なお、当駅ー肥前山口間は、「肥前」のつく駅が7駅続く区間となっており、旧国名が連続する駅数としては国内で最も長い。 駅入口。当駅には駅舎は存在しない。ホームへは地下通路を渡って連絡する。 地下道入口を示す看板は歴史を感じさせる手書き看板である。 地下道内部の様子。地下道はトの字のような構造となっており、ホームと駅の北側・南側双方を結んでいる。 地下道から続く階段を上がるとホームにたどり着く。当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 待合室はホーム上に設けられており、比較的広々としている。 待合室はホーム上に設けられており、比較的広々としている。 ホーム上の待合室外観の様子 ホームは島式1面2線で行違いが可能となっている。ホームはカーブしており、乗降時は列車とホームの隙間に気をつけたい。 当駅の線路脇には桜の木と菜の花が植えられている。当駅は3月下旬に取材したが、取材時は菜の花は見頃を過ぎ、桜の見頃には早かったようである。 ホームから海側を望む。当駅は海に近い位置にあり、駅周辺の集落越しに有明海を望むことができる。 ————————————— 所在地:佐賀県鹿島市 乗入路線 ■ 長崎本線
多良駅 長崎本線の駅、多良の改札画像です。 駅名標。JR九州デザインとなっており、比較的最近交換された新しいものと思われる。太良町の名産であるミカンのイラストが入っている。 国鉄時代からの手書き駅名標も残る。なお、駅名は「多良」駅であるが、駅所在地の自治体名は「太良」町であり、表記が異なる。 また、国鉄時代から手書き名所案内も残る。多良岳は佐賀県最高峰を誇る山である。当駅からは徒歩3時間であり、なかなかのスケール感である。 駅舎。クリーム色の外壁と茶色の屋根が特徴的な地平駅舎であり、三角屋根の庇が趣を感じさせる。 駅舎に掲げられた1種駅名標は手書きと思われる。 また、駅前には鳥居型の1種駅名標もあり、こちらも手書きと思われる。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 かつては窓口が営業していたが、2020年春をもって終日無人駅となった。 駅舎内部は待合室となっており、小さな本棚も置かれている。 ホーム側から見た駅舎の様子 ホームは2面3線となっており、列車の行き違いおよび折り返しが可能となっている。一部、当駅で肥前山口方向へ折り返す列車が存在する。 当駅の1番のりばホーム上には、「幸せの鐘」と称する鐘が設置されている。 当駅ホーム上には、太良町名産のカニ・ミカン・温泉をPRする看板がある。しかし、カニ、ミカン、温泉いずれも、他に日本一がありそうということは言わないお約束である。 当駅のホームにはかもめの乗車位置案内の跡が見られる。これは、かつて当駅に停車する定期かもめ号があった名残である。近年まで、カニのシーズンである冬期には当駅に臨時停車する列車もあったようであるが、現在はなくなってしまったようである。 ————————————— 所在地:佐賀県藤津郡太良町 乗入路線 ■ 長崎本線
肥前大浦駅 長崎本線の駅、肥前大浦の改札画像です。 駅名標。JR九州デザインの駅名標となっており、太良町名産の竹崎ガニのイラスト入りである。当駅は佐賀県最南端の駅であり、隣の小長井駅は長崎県である。 駅舎。黄色の三角屋根が特徴的な駅舎となっている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。 ホームへの扉の横には「乗車券は駅前のツウラ商店で発売しています」と書かれた看板がある。 駅舎内部は小ぢんまりとした待合スペースとなっている。当駅で肥前山口方面へ折り返す列車があり、県境を越えて諫早方面へ向かう列車は1日7往復と非常に少ない。 待合室内には太良町の名所・名物が描かれたカレンダーが貼られている。 ホーム側から見た駅舎の様子 駅舎からホームは線路の下をくぐる地下通路を通じ連絡する。 ホーム側から見た駅舎へ通じる地下通路の様子 ホームは島式1面2線となっており、行違い・列車の折り返しが可能となっている。 ホーム上には太良町の名物である竹崎ガニ・みかん・温泉をPRする大きな看板がある。しかし「日本一のカニ」という表現は、北陸・山陰・北海道等の各方面から「待った」がかかりそうである。 ————————————— 所在地:佐賀県藤津郡太良町 乗入路線 ■ 長崎本線
小長井駅 長崎本線の駅、小長井の改札画像です。 駅名標。当駅にはJR九州デザインの駅名標はなく、国鉄風デザインの駅名標のみである。当駅は長崎本線において長崎県最東端の駅であり、隣の肥前大浦駅は佐賀県となる。 駅舎。「ハートフルこながい」という愛称のついた、洋館風デザインの比較的新しい建物となっている。 当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。駅舎内には自動券売機が設置されている。 駅舎内部の様子。奥には便所が設置されている。 駅舎内部は待合室となっている 駅舎からホームへは跨線橋を渡って移動する。 前述の通り、当駅ー肥前大浦間で県境を超えるため、当駅で長崎方面へ一部列車が折り返す。当駅から、県境を越えて肥前山口方面へ運行される列車は1日7本で、非常に少ない。 ホームから跨線橋と駅舎を望む。 跨線橋には屋根がないため、柵には「ここからあぶない」と書かれた看板が設置されている。看板には柵に登って様々な遊びを試みるクレイジーな少年のイラストが入る。 ホームには屋根が設けられていないが、小ぢんまりとした待合室が設けられている。 ホームは島式1面2線となっており、行き違い可能となっている。 ホームの肥前山口寄りには、「一時停止線」と書かれた乗務員向けと思われる錆び付いた看板がある。 当駅は海と線路が非常に近い位置にある「海の見える駅」である。ホームからは諫早湾が望め、天気が良いと有明海越しに雲仙普賢岳が見える。諫早湾を含む有明海は干潟が広がる箇所が多く、当駅付近の海も干潟となっていることがわかる。 諫早ー肥前山口間で長崎本線と並行して走る国道207号。沿道のうち当駅ー長里駅付近の小長井地区には、フルーツをかたどったバス停が設置されている。 このバス停は、1990年の長崎旅博覧会の際、佐賀県との県境に位置する旧小長井町が、長崎県の玄関口として訪れた人々を和ませる目的で、グリム童話のカボチャの馬車をモチーフに設置したものである。 沿道には様々なフルーツをモチーフとしたバス停がある。なお、当駅付近の長崎本線は県境越えを控えた閑散区間で、普通列車は7〜9往復/日の運行であるのに対し、バスは1〜2本/時の運行で、圧倒的に本数が多い。 ————————————— 所在地:長崎県諫早市 乗入路線 ■ 長崎本線