荻伏駅

日高本線の駅、荻伏の改札画像です。

駅名標。駅名の由来となった荻伏地区の中心部は当駅より南の海岸線側、国道235号付近であり、当駅からは距離がある。
駅舎。廃車体を転用した駅舎には気球のかわいらしいイラストが入っている。当駅同様に廃車体転用・イラスト入りの駅舎を持つ駅として日高線内では西様似駅、鵜苫駅がある。両駅は海に近いためかなり錆が見られるのに対し、当駅は海から離れているためか、錆はあまり見られない。
無人駅となっており改札口は存在しないが、かつては簡易委託駅で窓口があった。窓口営業は元国鉄職員で当駅に勤務していた近隣の個人が行っていたようである。
駅舎内は待合室となっている。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。

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所在地:北海道浦河郡浦河町
乗入路線
日高本線

絵笛駅

日高本線の駅、絵笛の改札画像です。

駅名標
駅全景。ホームと待合室のみの無人駅で、ホームにはダイレクトに行くことができる。
待合室外観。コンクリート造りの待合室となっている
待合室内部。ベンチが設置されているのみである
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
駅周辺。日高地区はサラブレッドの産地として有名であるが、当駅周辺には競走馬の牧場が広がり人家はまばらである。
馬が優雅に放牧される風景の中を走っていた日高線。廃止・バス転換との方針が決まり、競走馬と列車が共に走る姿は二度と見ることができない。

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所在地:北海道浦河郡浦河町
乗入路線
日高本線

浦河駅

日高本線の駅、浦河の改札画像です。

駅名標。当駅を含む日高線の鵡川ー様似間は2015年1月の高波被害により運休となっており、沿線自治体の多数決により廃止・バス転換が決定している。日高線沿線7町のうち、唯一最後まで廃止に反対したのが当駅の立地する浦河町であり、当駅は浦河町の代表駅かつ浦河町役場最寄駅である。
駅舎。国鉄時代から残る趣ある木造駅舎となっている。
改札口。有人駅となっており、営業日が限られるがみどりの窓口も設置されている。
みどりの窓口の営業時間は毎週水曜日・土曜日と第2・第4月曜日の12:00〜16:00に限られ、それ以外の時間帯は無人となる。
駅舎内部は待合室となっている。
駅舎内部の待合スペース。サラブレッドの産地・日高だけに、馬の置物も置かれている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており行き違い不可能。当駅の南側を国道235号が通っており、国道まで跨線橋が伸びている。国道と線路の間は空き地となっているが、かつてはこの部分にホームと側線があったようであり、現在でも跨線橋にその名残を見ることができる。
当駅のホーム屋根は古レールを使用しており、歴史と趣が感じられる造りである。
当駅のホームには「丘と海の”まきば” 浦河駅」と書かれた看板があり、郷愁を感じさせる。
当駅の跨線橋内は木製のエモい雰囲気が感じられる
かつてはホーム同士を結ぶ役割を担っていた跨線橋は、現在は国道への連絡通路としての役割を果たす。

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所在地:北海道浦河郡浦河町
乗入路線
日高本線

東町駅

日高本線の駅、東町の改札画像です。

駅舎。三角屋根が特徴的な洋風デザインの駅舎となっている。
駅舎内部は広々とした待合室となっている。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっている。5年以上運休が続いている当駅のホームは侵食が進んで崩れかけており、危険であるためホームへの立ち入りは禁止されている。そのためホームからの駅名標の撮影は不可能である。
ホームの苫小牧方は特に酷い状態となっており、かなりガタガタになっていることがわかる。

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所在地:北海道浦河郡浦河町
乗入路線
日高本線

日高幌別駅

日高本線の駅、日高幌別の改札画像です。

駅名標。比較的新しい駅名標であるが、南側を向いており日光をダイレクトに浴びるため、かなり色あせている。
駅舎。郵便局・レストランが入居しており、営業時間外は駅舎に立ち入ることができない。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
ホームから様似方面を望む。5年以上列車が通っていない線路は完全に錆びついており輝きを失っている。日高線の廃線・バス転換方針が決定したため、この線路を列車が再び走ることはない。

なお、取材班が当駅を訪問時、路に立ち入って写真を撮影している鉄道愛好家の姿が確認された。休止中であるとはいえ、JR北海道の私有地である線路内に侵入する行為は鉄道営業法に違反する明確な違法行為である。

駅巡りを行う際は、マナーを守って皆が気持ちよく過ごせるようにしたいものである。

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所在地:北海道浦河郡浦河町
乗入路線
日高本線