のと鉄道の駅 一覧

のと鉄道七尾線
七尾和倉温泉田鶴浜笠師保 – 能登中島西岸能登鹿島 – 穴水

七尾線(廃線区間)
穴水能登三井 – 能登市ノ瀬 – 輪島

能登線
穴水中居 – 比良 – 鹿波 – 甲 – 沖波 – 前波 – 古君 – 鵜川 – 七見 – 矢波 – 波並 – 藤波 – 宇出 – 羽根 – 小浦 – 縄文真脇 – 九十九湾小木 – 白丸 – 九里川尻 – 松波 – 恋路 – 鵜島 – 南黒丸 – 鵜飼 – 上戸 – 飯田 – 珠洲 – 正院 – 蛸島

田鶴浜駅

のと鉄道の駅、田鶴浜の改札画像です。

駅名標、愛称は「たてぐのまち駅」であり、伝統産業である「田鶴浜建具」に由来するものである
当駅には国鉄時代の木製手書き駅名標が残っていた
また、ホーロー縦型駅名標も設置されている
駅舎、国鉄時代から残っているコンクリート造りの駅舎となっている
駅名標は立体文字となっている
当駅では集改札業務を行わないため、改札口は存在しない
当駅には出札窓口・自動券売機が設置されており、簡易委託によるきっぷの販売が行われている
出札口の文字は手書きと思われる
駅舎内部は待合室となっている
ホームは相対式2面2線であり、列車の行き違いが可能である
1番のりばの番線標は国鉄時代から残るものと思われる
2番のりばの番線標は1番のりばのものと比較して状態が悪い
当駅には「野鳥公園口」という勝手口が設けられており、2番のりばへとダイレクトに行くことができる
野鳥公園口横に設置された駅名標には「野鳥公園口」と記載されている

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所在地:石川県七尾市
乗入路線
のと鉄道七尾線

能登中島駅

のと鉄道の駅、能登中島の改札画像です。

駅名標、愛称は「演劇ロマン駅」であり、当駅付近に所在する能登演劇堂に由来するものである
当駅にもホーロー駅名標が設置されていた。このタイプのホーロー駅名標は旧国鉄金沢鉄道管理局管内の駅で設置例のあるタイプである
ホーロー縦型駅名標も設置されており、旧国名「のと」が細字で小さく書かれていることが特徴的である
別タイプのホーロー縦型駅名標も設置されており、こちらは旧国名「のと」も大きく書かれている
駅舎、開業当時から使用されていると思われる木造駅舎であり、駅前広場より少し高い場所に位置している
駅舎に取り付けられた駅名標は手書きのものと思われる
当駅は通商産業大臣指定の「計量器使用事業場」となっている
当駅では集改札業務を行わないため、改札口は存在しない
当駅には出札窓口と自動券売機が設置されている
駅舎内部は待合室となっている
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である
跨線橋から見下ろしたホームの様子
ホーム上にも待合室が設置されている
1番のりばには手書きの番線標が残っていた
駅東側には「鉄道公園口」と呼ばれる出入口が設けられており、駅舎反対側の2番のりばへダイレクトに行くことができる
当駅構内には国鉄時代に使用されていた郵便車(オユ10 2565)が保存されている。この郵便車は以前は能登線の甲駅に保存されていたが、能登線の廃止に伴い当駅に移設された
駅舎内では店舗が入居しており、土休日を中心に営業しているようである
ホームにはテーブルと椅子が設けられており、店舗で販売している中島名産の牡蠣を食べることができるようである。全国的に見ても数少ない、駅ホームで飲食ができる駅の1つである
当駅ホーム上には中島名産の牡蠣をPRするキャラクターのパネルが置かれていた

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所在地:石川県七尾市
乗入路線
のと鉄道七尾線

西岸駅

アニメ「花咲くいろは」の聖地、西岸の改札画像です。

駅名標。副駅名は「小牧風駅」となっている。
国鉄時代に設置されたと思われる木製・手書きの駅名標も残っていた。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されていた。
筆文字タイプのホーロー縦型駅名標も残っていた。スミ丸ゴシックのものより古くから設置されたと思われるためか、劣化が激しい。
西岸湯乃鷺駅名
「「湯乃鷺駅」駅名標。当駅はアニメ「花咲くいろは」の「聖地」の1つとして知られ、作中で当駅は「湯乃鷺駅」として登場する。
「湯乃鷺駅」仕様の縦型駅名標も設置されている。
当駅設置の名所案内看板
駅舎。歴史を感じさせる雰囲気の木造駅舎となっている。この駅舎もアニメで描写されている。
当駅の1種駅名標は手書きと思われる。
当駅は無人駅となっており改札口は存在しない。

 
当駅の駅舎内には花咲くいろは関連のポスターが多数貼られている。
 
2018年1月取材時の駅舎内部の様子。現在と比べると展示物の量が少なかったことがわかる。

駅舎内は待合スペースとなっている。ベンチ側の壁にはアニメの登場人物である松前緒花(まつまえおはな)が描かれたデザインの「急行ゆのさぎ」ヘッドマークが貼られている。毎年4月の桜の開花シーズンには貸切団体列車「急行ゆのさぎ〜緒花見(おはなみ)列車〜」がこのヘッドマークを掲示して運行されている。
待合室脇には、花咲くいろは関連の書籍や駅ノートが置かれたスペースがある。
ホームは相対式2面2線となっており、行き違いが可能となっている。
ホーム同士の行き来は構内踏切にて行う。
駅舎反対側ホーム上にも木造の待合室が建てられている。
ホーム上待合室内部の様子
駅裏に通じる勝手口も設けられている。
駅前には「国定公園 小牧台」の手書き看板が残っていた。当駅の副駅名「小牧風」はこれに由来するものと思われる。

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所在地:石川県七尾市
乗入路線
のと鉄道七尾線

穴水駅

のと鉄道の終着駅、穴水の改札画像です。

駅名標。当駅はのと鉄道七尾線の終着駅であり、副駅名「「まいもんの里駅」が命名されている。なお「まいもん」とは能登の方言で「美味いもの」を指す。
自立式駅名標。当駅は現在はのと鉄道の終着駅であるが、かつては輪島駅まで七尾線が、蛸島駅までは能登線が伸びており当駅が分岐駅であった。七尾線は2001年に、能登線は2005年に廃止となった結果、当駅が終着駅となった。
現行と様式の異なる吊り下げ式駅名標も残っていた。
また、能登線廃止(2005年)前に使用されていたと思われる旧駅名標も残っていた。中居駅は能登線の隣駅であり、能登線の廃止に伴い2005年春に廃止となっている。
2018年1月取材時は旧デザインと思われる駅名標が存在したが、現在は更新されて存在しないようである。
当駅にはホーロー縦型駅名標も残っていた。
字体の異なるホーロー縦型駅名標も設置されている。
駅舎。国鉄時代から使用されている鉄筋コンクリート造りの駅舎となっている。
当駅は有人駅であるが、駅での集改札は行わないため改札口は存在しない。ホームには入り放題となっている。
きっぷうりばの様子。当駅併設の「のと鉄道旅行センター」にみどりの窓口があり乗車券類の購入が可能なほか、簡易型の自動券売機も設置されている。
駅舎内部には待合室が設けられている。
車椅子利用者に対応するため、トイレの横にスロープが設けられており、ホームへダイレクトに行くことができる。
ホームは2面4線となっており大規模な構内を有するが、全列車が駅舎に面した1番のりばから発着し、その他の線路は入換等で使用されるのみとなっている。
当駅には国鉄時代に設置されたと思われる番線標が残る。
2番のりばの番線標。現在2番のりばを発着する列車は存在しない。
3番のりばの番線標。2番のりば同様に3番のりばも列車の発着はない。
1番のりばには「金沢方面」と書かれたホーロー方面看板が残っていた。
当駅構内には車庫が設けられている。
当駅から廃止区間である輪島・蛸島方面を望む。線路は当駅の少し先で行き止まりとなっており、入換車両等が線路を使用しているようである。
切り欠きホームである0番のりばはかつて七尾線輪島方面、能登線蛸島方面へ向かう列車が使用していたが、同線の廃線に伴い旅客列車の使用はなくなり、現在は保存車両の展示に使用されている。
能登線廃止まで使用されていた0番のりばにはのと鉄道の旧型車両である「NT100」が留置されている。後継のNT200型の導入に伴い廃車となったが、一部車両はミャンマーへ譲渡され、首都ヤンゴンで走っているようである。
保存車両の車内は倉庫として使用されており、七尾線の当駅ー輪島間が廃止となった際に使用されたと思われるヘッドマークが置かれていた。
保存車両の車内に置かれていた「のと穴水」駅時代の駅名標。1988年に能登線の当駅ー蛸島間がのと鉄道に移管されてから、1991年に七尾線の七尾ー輪島間がJR西日本からのと鉄道に移管されるまでの間、能登線の駅が「のと穴水駅」と名乗っていた。
保存車両同様に、跨線橋も現在は使用されていないため、物置同然に使用されている。
物置同然となっている跨線橋内部の様子
ホーム上では歴史を感じさせる雰囲気の水飲み場が確認できた。
また、当駅以北の区間が残っていた頃の時刻表が転用された看板も確認できた。
ホーム上にはのと鉄道の車両をかたどった顔はめパネルが設置されていた。
のと鉄道ではアニメ「花咲くいろは」のラッピング車両が2編成運行されている。作中ではのと鉄道が通学列車として登場するほか、西岸駅が「湯乃鷺駅」のモデルとなっており、のと鉄道が同作の「聖地」となっている。

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所在地:石川県鳳珠郡穴水町
乗入路線
のと鉄道七尾線