大狩部駅

日高本線の駅、大狩部の改札画像です。

駅名標
駅全景。コンクリート造りの待合室とホームがあるのみの無人駅であり、ホームにはダイレクトに行くことができる。線路のすぐそばに太平洋が広がる「海の見える駅」でもある。
待合室内部。コンクリート造りの殺風景な待合室が逆にエモい雰囲気を漂わせる。
ホームは待合室より若干低い位置にある。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
当駅は海岸線にかなり近く、線路のすぐそばに海があることがわかる。線路と海岸線の間には柵がなされており、線路が波により侵食されることを防いでいるが…
当駅から様似方向の線路は、波による路盤の侵食を受け路盤ごと波打つように変形していることがわかる。
さらに酷いのが当駅の苫小牧方である。こちらは路盤が完全に流出しているのみならず、枕木も焼失しており、線路のみが垂れ下がるような有様となっている。
被災箇所の修繕に加え、波による侵食を防ぐための護岸工事費用もかかるため、復旧費用が多額にのぼるとされた日高本線。日高本線の乗客に対し、余りに過大な復旧費用を負担することはJR北海道にも、沿線自治体にも不可能であった。こうして、当地から鉄路は消える運命となった。

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所在地:北海道新冠郡新冠町
乗入路線
日高本線

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