遠軽駅 石北本線の駅、遠軽の改札画像です。 駅名標。当駅は遠軽町の代表駅であり、石北本線における主要駅である。当駅には特急オホーツク・大雪号、特別快速きたみ号を含む全ての列車が停車する。 当駅はスイッチバック構造の駅となっており、当駅を跨いで旭川方面と北見方面を直通する列車は、当駅に停車し進行方向の転換を行う。これは旅客列車に限らず貨物列車も当駅に一旦停車し、進行方向を変える必要がある。 自立式駅名標。当駅は現在石北本線のみの駅となっているが、1989年までは名寄本線も乗り入れていた。名寄本線は石北本線旭川・北見方面とは反対に北側へと線路が延びていた。 ホームに垂直(枕木に平行)に配置された駅名標も設置されている。このように当駅構内では様々なタイプの駅名標を見ることができる。 当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。 太陽の丘えんがる公園のイラストが入った名所案内看板が設置されている。 駅舎。緑色の屋根が特徴的な木造駅舎となっており、駅舎は駅前広場より高い位置にある。 夏季の駅舎の様子 駅舎への階段付近には太陽の丘えんがる公園にちなんでか、コスモスのイラストが入っている。 階段付近には手書きと思われる看板が設置されているが、経年劣化のためか読み難くなっている。 駅舎には木製の駅名標が設置されている。 改札口。当駅は有人駅となっており、係員による集改札が行われる。当駅は列車別改札であるため、列車到着の5〜10分前まではホームへ入ることはできない。 当駅には電光掲示板タイプの発車標は設置されていないが、札を吊るすタイプのアナログな発車標がある。 発車標ののりば案内部分は手書きと思われる。 また、駅舎ホーム側には木製手書きの駅長事務室看板が残っていた。 当駅にはみどりの窓口が設けられており、乗車券類の購入が可能である。石北本線内では数少ないみどりの窓口設置駅の1つである。また、クレジットカード専用の指定席券売機も1台設置されている。 このほか、自動券売機も1台設置されている。 駅舎内部には待合室が設けられている。 待合室前には北見市に拠点を置く女子カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」の顔はめパネルが設置されている。2018年の冬季五輪で話題となり、現在ではオホーツクエリアの顔として、当駅に限らず様々な場所で顔はめパネルを見ることができる。 待合室内部の様子 ホームは2面3線となっている。前述の通り、当駅はスイッチバック構造であるため全ての列車が当駅に停車し、方向転換を行う。 夏季のホームの様子 当駅に停車する特別快速きたみ号の様子。同列車を含め、当駅で方向転換を行う全ての列車は当駅で3〜4分以上の停車時間を確保している。 当駅から終点方向を望む。当駅はスイッチバック構造であるが、かつては名寄本線が伸びていた名残からか、線路はすぐに行き止まりにならずしばらく続いていることがわかる。 夏季の終点側駅構内の様子 当駅構内には転車台が残っている。これはかつて駅構内に扇型車庫等があった名残である。残念ながら現在では転車台を除き全て撤去されてしまった。 夏季の転車台の様子 1番のりばと2番・3番のりばは跨線橋にて結ばれる。 跨線橋内部は天井・床ともに板張りであり、歴史を感じさせる造りとなっている。 当駅の旭川・北見方面側のホーム上屋は木造の趣ある造りとなっている。 一方、線路終端側のホーム上屋は古レールを使用したY字型の形状となっている。 当駅のホーム下には立体感ある手書き文字で「指差称呼確認」と書かれている。 当駅のホーム上には内照式ののりば案内看板が残っていた。「紋別・名寄方面」と書かれた欄があることから、1989年の名寄本線廃線前から残るものと推測される。無論、現在では「紋別・名寄方面」の欄が光ることはない。 北見・網走方面が光っている様子。当駅ではほとんどの列車が1番のりばから発着する。 跨線橋の出入口付近には内照式の橋看板が設置されている。 2番・3番のりばに設置の内照式のりば案内看板。1番のりばに設置のものとは様式が異なることがわかる。当駅ではほとんどの列車が1番のりばから発着するため、1番のりばの看板と比べると光っている様子を見る機会は少ない。 列車が発着しない時間帯ののりば案内看板。「のりば案内」の部分のみが光り、それ以外は消灯していることがわかる。 1番のりばのホーム上には手書きと思われる乗車口看板が残っていた。経年劣化のためか、かなり読み難くなっている。 また、2番・3番のりばには「危害合図旗収納箱」を示す手書き看板が設置されていた。 1番のりばの旭川・北見方面には国鉄コンテナが残っていた。 ————————————— 所在地:北海道紋別郡遠軽町 乗入路線 ■ 石北本線