矢幅駅

東北本線の駅、矢幅の改札画像です。

駅名標。副駅名(岩手医科大学前)がつけられているが、岩手医科大学の矢巾キャンパスまでは徒歩15分程度を要する。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。白地に黒文字のタイプである。
黒地に白文字タイプのホーロー縦型駅名標も設置されている。はとばの字の間が少し空いている。
また、行灯タイプの三角縦型駅名標も設置されている。
西口駅舎。近代的な外観の橋上駅舎となっている。当駅は盛岡市のベッドタウンである矢巾町の中心駅である。町名は「矢巾」なのに対し、駅名は「矢幅」であり、表記が異なる。
東口駅舎。前述の通り当駅は橋上駅であるが、駅のすぐ東側を東北新幹線が通っているため、東口側の出入口は東北新幹線の高架下に設けられている。そのため、東口側から見ると高架駅のように見える。
改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。夜間は無人となるようである。
駅舎内部。自由通路と待合室が設けられている。
きっぷ売り場の様子。待合室内にみどりの窓口と自動券売機が設けられている。
待合室内部の様子
自由通路の端にも待合スペースがある。
当駅は橋上駅舎であるが、早朝・夜間の無人時間帯に限り駅舎を経由せずともダイレクトに駅の外に出られる夜間出入口が設けられている。
ホームは2面3線となっている。画像右側を通る高架橋は勿論、東北新幹線である。
駅前には鍵盤と楽譜をモチーフとしたモニュメントが設置されている。これは、地元矢巾町が音楽のまちとして町おこしをしていることに由来するものと思われる。
改札内には、岩手方言を標準語に訳すとどういう意味になるか書かれたホワイトボードが置かれている。あなたはいくつわかるだろうか。
当駅ホーム一ノ関寄りの新幹線高架下には、「楽しい旅は新幹線で」と書かれたイラスト看板が設置されている。

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所在地:岩手県紫波郡矢巾町
乗入路線
東北本線

岩手飯岡駅

東北本線の駅、岩手飯岡の改札画像です。

駅名標。総武線の飯岡駅と区別するため、頭に「岩手」が付いている。このような場合、一般的には「伊予」や「甲斐」といった旧国名を使用するケースが多いが、岩手県内では当駅同様に県名である「岩手」を冠する駅が岩手川口駅など、複数存在する。一方、陸中折居駅のように、旧国名「陸中」がつく駅も複数存在する。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。白地に黒文字のタイプである。
雨ざらしになっているものは屋根下に設置されているものと比べると若干状態が悪い
旧駅舎。開業当時からのものと思われる小ぢんまりとした木造駅舎であったが、2022年に橋上駅舎へ改築された。
旧駅舎時代の改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われていた。みどりの窓口も併設されていた。
旧駅舎内部の様子。待合スペースとなっており、自動券売機も設置されていた。
旧駅舎内部の様子。盛岡近郊に位置し比較的利用者が多いながらも、駅舎内部は小ぢんまりとしていたことが伺える。
旧駅舎時代、駅舎は東口側のみに設けられていたが、西口側からも駅に出入りできるよう出入口が設けられていた。
西口側にも駅員詰所が設けられていたが、取材当時は使用している形跡がみられなかった。
ホームは相対式2面2線となっており、ホーム間の行き来は跨線橋で行う。画像右側を通る高架橋は東北新幹線である。

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所在地:岩手県盛岡市
乗入路線
東北本線

仙北町駅

東北本線の駅、仙北町の改札画像です。

駅名標
当駅には3種類のホーロー製縦型駅名標が設置されている。1種類目は白地に黒文字のタイプであり、岩手県内の他駅でも比較的よく見かけるタイプである。
2種類目は青地に白文字のタイプである。白地に黒文字のタイプと比べると少ないが、岩手県内の他駅でも設置例がある。
最後は黒地に白文字のタイプである。このタイプが設置されているのは珍しく、盛岡支社管内では唯一の設置例であるものと思われる。
このほか、国鉄時代からの駅名標として行灯タイプの三角縦型駅名標が設置されている。
このほか、国鉄時代からの駅名標として行灯タイプの三角縦型駅名標が設置されている。
駅舎。開業当時からのものと思われる趣ある木造駅舎が使用されている。
改札口。当駅は有人駅となっており、係員による集改札が行われる。係員不在時間帯は無人となる。
きっぷ売り場の様子。みどりの窓口があるほか、自動券売機が1台設置されている。
きっぷ売り場の窓口に書かれた文字は国鉄時代から残るものと思われる。
駅舎内部は広々とした待合スペースとなっている。
駅舎軒下には、出口専用の通路も設けられているが、普段使用されているかどうかは不明である。
ホーム側から見た駅舎の様子
駅舎のホーム側には安全第一のホーロー看板も設置されている。
駅舎とホームは跨線橋を渡って連絡する。
跨線橋の外観はレトロ感を感じさせる造りとなっている。
逆サイドから見た跨線橋の様子
跨線橋階段付近の外壁には鳥のイラストが入っている。この鳥は盛岡市の鳥であるセキレイであるものと思われる。
ホーム側の跨線橋外壁にもイラストが入っている。薄くなっており見難いが花のイラストであり、盛岡市の花であるカキツバタであるものと推測される。
跨線橋の階段付近の様子。手すりの柱部分の意匠が特徴的である。
跨線橋内部の様子
ホームは島式1面2線となっている。大幹線・東北本線の駅のためホーム有効長はかなり長くなっているが、現在は基本的に2両〜4両での運用となっており、長いホームは持て余している状態である。
ホーム上にも待合室が設けられている。

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所在地:岩手県盛岡市
乗入路線
東北本線

浅内駅

岩泉線の駅、浅内の廃駅画像です。

駅舎。当駅は岩泉線の中間駅であったが、2014年に同線の廃止に伴い廃止となった。当駅は廃止後も木造駅舎が保存されている。
取材時は駅舎内に立ち入ることもできた。かつて改札口があったと思われる箇所は、晩年は無人駅となり改札口は設けられていなかった。
かつて窓口があったと思われる部分。なぜか空き缶の入った袋が複数置かれていた。普段は住民のゴミ置き場として使用されているのかもしれない。
駅舎内には廃止後も危険品ご注意の手書き看板が残されていた。
また、国土美化のホーロー看板も設置されている。
駅舎内部には待合室が当時のまま残されている。待合室内には除雪機が置かれている。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホーム・線路跡付近を望む。線路・ホームは残されているが、草に覆われており見え難くなっている。
駅構内の岩泉方向を望む。SL時代に使用されていたと思われる給水塔が残っている。このように、当駅は岩泉線の廃線跡において、木造駅舎・給水塔といった貴重な遺構が残る数少ない駅の1つである。興味がある方はぜひ訪れてみてほしい。

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所在地:岩手県下閉伊郡岩泉町
乗入路線
 岩泉線

岩手和井内駅

岩泉線の駅、岩手和井内の廃駅画像です。

駅名標。当駅は岩泉線の中間駅であったが、2014年に同線の廃止に伴い廃止となった。当駅は廃止後も駅名標が残されている。
駅舎。以前は木造駅舎であったが、2004年に現在の駅舎に改築された。その後、岩泉線は2010年に土砂災害で不通となり、2014年に廃線となったため、列車の待合所として使用されたのは僅か6年である。現在は代替バスの待合所兼レールバイクの事務所として使用されている。
駅舎内部の様子。前述の通り、現在も代替バスの待合所として使用されているため、駅舎内部にはベンチとテーブルが設置されている。
ホームは単式1面1線の棒線駅であった。線路は現在も残っており、線路上にはレールバイク用自転車の保管場所が新設されている。
レールバイクは当駅と隣の中里駅との間の線路跡を活用し、線路上を自転車で走行する体験ができる。当駅から中里・茂市方面の線路はレールバイクが走行するため、線路は除草がなされている。
一方、押角・岩泉方面の線路はレールバイクが走行しないため、茂市方とは対照的に完全に放置プレイされており、線路上どころかホーム上にまで草が生い茂る有様となっている。
かつて列車が走った線路は現在、列車の代わりに自転車が走っている。閑散路線の小駅に過ぎなかった列車運行当時よりも、観光地となった現在の方が、多くの人に利用されているのかもしれない。

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所在地:岩手県宮古市
乗入路線
 岩泉線