箱石駅

山田線の駅、箱石の改札画像です。

駅名標
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。駅前広場とホームとの間には高低差があるため、待合室も高床式となっている。
待合室に取り付けられた1種駅名標は手書きとなっている。
待合室内部の様子。当駅の待合室は比較的新しい、小ぢんまりとしたものとなっている。
当駅の発車時刻表。山田線はJR東日本有数の閑散路線であるため本数が上下線合わせて1日9本と非常に少ない。うち2往復は川内ー宮古間の区間列車であるため、県都盛岡とを結ぶ便は1日5本のみである。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。

—————————————
所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線

陸中川井駅

山田線の駅、陸中川井の改札画像です。

駅名標。盛岡支社管内でしばしば見るひらがな主体のデザインとなっている。
当駅には木製・手書きの国鉄駅名標が設置されている。市町村合併により宮古市となったためか、所在地をスプレーで消した跡が残る。なお、同様の駅名標が川内駅にも設置されていたが、同駅のものは駅舎改築に伴い撤去されてしまった。
駅舎。開業当時からのものと思われる木造駅舎となっている。近年駅舎改築が進む山田線において、数少ない木造駅舎の残る駅の1つである。駅舎内にはタクシー会社の事務所が入居しているため、駅前にはタクシーが止まっている事が多い。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
かつての窓口跡は封鎖されている。先述の通り、事務室内にはタクシー会社が入居しているが、現在は乗車券の販売委託等は行っておらず、乗車券の購入は不可能である。
駅舎内部は待合室となっている
駅舎ホーム側の様子
駅舎ホーム側には花壇が置かれており、地域の玄関口としてきちんと管理がなされている様子が伺える。
ホームは単式1面1線の棒線駅で、列車の行き違いは不可能である。

—————————————
所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線

腹帯駅

山田線の駅、腹帯の改札画像です。

駅名標
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。待合室は画像右側の建物であり、左側の建物は便所である。
待合室内部の様子。近年建てられた、比較的新しいものと推測される。
ホームは単式1面1線の棒線駅で列車の行き違いは不可能である。
ホーム屋根の柱には地元の新里村が設置したゴミ捨て啓発の手書き看板がある。なお、新里村は2005年に市町村合併により宮古市の一部となり、消滅している。

—————————————
所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線

茂市駅

山田線の駅、茂市の改札画像です。

駅名標。JR東日本有数の閑散路線である山田線の無人駅ながら、最新のLED吊下げ駅名標が設置されている。当駅はかつて岩泉線の分岐駅であったが、2014年の同線廃止に伴い山田線の単独駅となった。
現在不使用の1番線に設置されている自立式駅名標。盛岡方の隣駅表示がテープで目隠しされた形跡が見られるが、岩泉線の隣駅である岩手刈屋駅が表示されていたと思われ、同線の廃止に伴い目隠しされたものと思われる。
旧駅舎。開業当時からの重厚な木造駅舎が使用されていたが、老朽化に伴い2020年に新駅舎に改築された。
旧駅舎改札口跡。当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。2018年に岩泉線が自動閉塞となるまで、運転要員として係員が配置されていた。
旧駅舎の窓口跡は封鎖されていた。また、小さな本棚が置かれていた。
旧駅舎内部の待合スペースの様子
ホーム側から見た旧駅舎の様子
旧駅舎の上屋も趣深いものであった
旧駅舎のホーム側には「+救急」と書かれた木製の手書き看板など、もじ鉄案件が複数存在した。
当務駅長の看板。晩年は剥がれてかなり見難くなっていた。
消火器位置を示すホーロー看板。「消火器」の文字が上から目隠しされていた。
駅舎ホーム側に置かれたカーキャッチャーの裏には「逸走車両停止用具」と書かれた手書き看板があった。
跨線橋下の倉庫に設置されていた「担架」のホーロー看板。これらの看板は、全て旧駅舎と跨線橋、およびそれに付随する施設に設置されていたものである。駅舎改築が行われた現在、これらの看板がどうなったかは推して知るべしであろう。
旧駅舎とホームは趣ある雰囲気の跨線橋で結ばれていたが…
取材当時、跨線橋は老朽化に伴い使用停止され、封鎖されていた。また、主に岩泉線用として使用されていた1番線の番線標は、路線名表記が目隠しされていた。跨線橋も、使用停止後駅舎改築に伴い旧駅舎と運命を共にしたようである。
2・3番線側の跨線橋出入口。1番線側同様に封鎖されていた。
解体された跨線橋に代わり、現在では構内踏切が駅舎とホームを結んでいる。閑散路線で本数も利用者も少ないため、跨線橋を構内踏切に置き換えても安全面での影響は少なく、むしろバリアフリー対応ができて好都合だという姿勢が垣間見える。
ホームは2面3線となっており、列車の行き違いが可能であるが…
現在は島式1面2線での運用となっている。
岩泉線は駅舎側の1番線から発着していた。岩泉線廃止後は、当駅始発列車が使用していたが、自動閉塞使用開始に伴う合理化により、現在は使用停止された。
当駅から盛岡・岩泉方を望む。画像左奥にカーブしている線路が山田線、右側の草むらに向かって伸びる線路が旧岩泉線跡である。岩泉線の線路跡は雑草に覆われていることが伺える。
当駅付近の岩泉線廃線跡、画像は岩泉方から当駅方面を望んでいる。線路は一部残されていることが伺える。
同じ場所から岩泉方向を望む。岩泉方向は線路がかなり剥がされていることがわかる。雑草に覆われ、不自然に空いた空間のみがかつて線路があったことを示す生き証人となっている。

—————————————
所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線

蟇目駅

山田線の駅、蟇目の改札画像です。

駅名標。「蟇目」と書いて「ひきめ」と読む難読駅名である。「蟇」の字の読みがわかり難いため、難読駅名とされている。
駅全景。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。待合室のデザインは同じ山田線内の松草・腹帯両駅と酷似している。なお、画像右側の建物は便所である。
待合室内部。小ぢんまりとした待合スペースとなっている。
ホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の行き違いは不可能である。

—————————————
所在地:岩手県宮古市
乗入路線
山田線