北秩父別駅

留萌本線の駅、北秩父別の改札画像です。

駅名標
駅全景。無人駅となっており、有効長1両ほどの短い板張りホームと木造の待合室があるのみである。画像後ろの盛り土は深川留萌道。留萌本線に並行し、深川と留萌を結ぶ無料の高規格道路である。
待合室外観。赤いトタン屋根が特徴の木造の待合室は、仮乗降場として開業した当初から残るものと思われる。
待合室には金属製の駅名標が取り付けられているが、塗装がかなり剥がれて劣化しており、文字は読み難くなっている。
待合室内部。除雪用のママさんダンプやスコップ等が置かれている。
待合室内部
ホームは単式1面1線で行き違い不可。当駅周辺は農地が広がり、民家は数件あるかないかである。

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所在地:北海道雨竜郡秩父別町
乗入路線
留萌本線

光珠内駅

函館本線の駅、光珠内の改札画像です。

駅名標
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。適度に錆びついた青いトタン屋根が特徴的な、開業当時からの趣ある木造駅舎となっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
かつて窓口があったと思われる箇所は封鎖されている。
駅舎内部。広々とした待合室となっており、木製の低いベンチが設置されている。
便所は駅舎と別建てとなっており、歴史を感じさせる外観である。使用するには少し勇気が要りそうである。
便所の建物には「便所」と書かれたホーロー製と思われる看板が取り付けられている。
ホーム側から見た駅舎の様子。適度に痛んだ外壁がよりレトロな雰囲気を感じさせ、趣深い。
駅舎ホーム側には安全推進員〜と書かれた木製看板があった。安全推進員より先は読み取れなかったが、おそらく個人名が入るものと思われる。
下り滝川・旭川方面ホームへは跨線橋を渡る必要がある。跨線橋の駅舎側入り口の入口は狭くなっているが、これは冬季に跨線橋内への雪の吹込みを防ぐためのものであると推測される。
ホームは2面3線となっている。中線は下り線用の待避線として使用されているようである。

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所在地:北海道美唄市
乗入路線
函館本線

沼ノ端駅

室蘭本線と千歳線の分岐駅、沼ノ端の改札画像です。

千歳線駅名標。当駅は千歳線と室蘭本線の分岐駅であり、千歳線は当駅が起点駅である。なお、千歳線は全ての列車が隣の苫小牧駅まで乗り入れる。特急列車は、すずらん号の全列車が当駅に停車する。
室蘭本線駅名標。室蘭本線は当駅以西では特急列車や貨物列車も多く走る大動脈であるが、大多数の列車は千歳線に乗り入れるため、当駅以東では普通列車が細々と走るローカル線となっている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。自由通路付きの橋上駅舎となっている。ガラス張りの外壁と鳥をモチーフとした装飾が特徴的である。
当駅駅舎には当駅開業120周年を記念して設置されたと思われる、「安全の鐘」と、「ミロク」と題された謎の像が設置されている。
また、2007年まで使用されていた旧駅舎が解体されずに残っている。旧駅舎は閉鎖されており、中に入ることはできない。
旧駅舎の内部には「事故防止 指差し声出して」と書かれた木製と思われる看板が設置されている。(ホームより望遠で撮影)
旧駅舎は現駅舎の真横に建っているが、なぜ解体されずに残っているのかは不明である。
自由通路内部。この自由通路は跨線橋も兼ねており、改札口はホームごとに設置されている。
苫小牧方面ホーム改札。無人駅となっている。Kitaca等の交通系IC専用の簡易型自動改札機と、簡易型の自動券売機が設置されている。
札幌方面ホーム改札。こちらも無人改札となっている。改札機はKitaca等の交通系IC専用の簡易型自動改札機であるが、券売機は通常タイプが設置されている。
Kitaca等の交通系ICは、当駅から千歳線方面と、苫小牧駅まで利用できる。当駅から遠浅・追分方面の室蘭線各駅と、苫小牧駅より先の室蘭線・日高線では使用できない。
ホームは2面3線となっている。苫小牧・室蘭方面は、当駅を出てすぐの地点から、白老駅付近の28.7kmが直線区間となっており、日本一の直線区間となっている。
当駅から札幌・追分方面を望む。室蘭本線は、当駅以東の追分・岩見沢方面は非電化となるが、複線区間となっている。これは、かつて石炭を積んだ貨物列車が室蘭線を経由していたためである。石炭産業が衰退した現在も、道東・道北と道南を結ぶ貨物列車が、本数の多い札幌圏を避けるため当線を経由して運行されることがある。

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所在地:北海道苫小牧市
乗入路線
室蘭本線
千歳線

秩父別駅

留萌本線の駅、秩父別の改札画像です。

駅名標
駅舎。トタン屋根が特徴的な、築50年程の味のある木造駅舎となっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎内部には窓口があったと思われる痕跡が残る。現在、窓口跡は板で塞がれてしまっている。
駅舎内は待合室となっている。また、当駅の駅舎内には鉢植えがいくつか置かれている。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
駅舎にはホーロー製の縦型駅名標が取り付けられているが…
柱1本に1枚という勢いで取り付けられており、ホーローだらけとなっている。
当駅のホーム上には花壇があるが、よく見ると植栽の形が「JRチップベツ」となっている。

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所在地:北海道雨竜郡秩父別町
乗入路線
留萌本線

忠類駅

国鉄広尾線の駅、忠類の廃駅画像です。
 
駅名標。当駅は国鉄広尾線の廃線に伴い、1987年に廃止となった。ホーム跡には営業当時から残ると思われる駅名標が残っている。広尾線には廃止後に保存されている駅が複数あるが、営業当時の駅名標がそのまま残るのは当駅のみと思われ、非常に貴重なものである。
駅舎。営業当時に使用されていたと思われる木造駅舎がそのまま残っている。駅舎横の大木と合わさって、趣ある雰囲気を感じさせる。
駅舎。営業当時に使用されていたと思われる木造駅舎がそのまま残っている。駅舎横の大木と合わさって、趣ある雰囲気を感じさせる。
駅舎には、ホーロー駅名標が廃止から30年以上経った現在でも残っている。
駅舎内部の駅舎からホームに出る扉付近の様子。木製の古い窓や扉がそのまま残されている。
かつての窓口・駅員詰所跡の様子。ベンチが2台置かれているほか、国鉄時代のポスターや看板がそのまま残されており、タイムスリップしたような感覚に陥るエモい空間が広がる。
看板類の様子。国鉄時代の運賃表、お知らせ看板等、古い看板が大量に残されており、看板マニアにはたまらない空間となっている。
駅員詰所内には、ホーロー看板2枚と、古い構内図があり、非常に貴重な看板を見ることができる。(ガラス窓越しに撮影)
駅舎内部の様子。カーキャッチャーや標識等が置かれている。また、営業当時に使用されていたと思われるストーブ等もあり、趣が感じられる。
駅舎のホーム側には木製の看板が設置されている。
同様に、ホーム側には忠類駅と書かれた手書きっぽい看板が残されている。
駅舎のホーム側には、営業当時に使用されている古い看板が、見せつけるかのように何枚も置かれている。
荷物扱いの看板、安全第一の看板。このように、当駅には趣ある木造駅舎や古い貴重な看板が残っている。愛国駅や幸福駅も遺構が残されているが、それらと比べて当駅は観光地化されていないばかりか、貴重なものがたくさん残されておりマニア的には見所に溢れている。
ホーム・線路は現在も残されており、貨物用車両が保存されている。当駅は帯広から50km、帯広空港からも25kmほど離れており、お世辞にもアクセスがいいとは言えない。しかし、看板マニア必見の代物が多数あるため、十勝地区に来たならばぜひ訪れたいスポットである。
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所在地:北海道中川郡幕別町
乗入路線
 広尾線