長崎駅

長崎本線の終着駅、長崎の改札画像です。

駅名標。当駅は長崎本線の終着駅であり、長崎県の県庁所在地・長崎市の玄関口でもある。駅名標には長崎を代表するお祭りである「長崎くんち」の龍踊りをモチーフとしたイラスト入りである。
新デザイン駅名標。世界新三大夜景の一つである稲佐山の夜景、長崎の観光名所や長崎独自の「和華蘭文化」で異国情緒あふれる長崎市の町並みがデザインされている。シンボルマークは長崎銘菓として知られるカステラである。
駅舎。2020年春に使用開始された高架駅となっている。
改札口。SUGOCA等の交通系ICが使用可能な自動改札機が6通路設置されている。
改札内コンコースの様子
ホームは頭端式2面4線となっている。
地上駅時代同様、浦上方は切り欠きホームとなっている。
当駅は長崎本線の終点であることから、線路は当駅で行き止まりとなっている。
取材時、2022年秋に予定されている西九州新幹線(武雄温泉ー長崎間)の開業に向けた工事が急ピッチで行われていた。
西九州新幹線の高架線と工事現場。この場所には地上駅時代の留置線が設けられていた。今後は駅ビルが整備される予定となっている。将来の長崎駅の姿はどのようになるのであろうか。
旧駅舎時代の駅名標。「長崎くんち」の龍踊りをモチーフとしたイラスト入りである点は現在と変わらない。
2020年3月27日まで使用されていた地上ホーム0番のりばには、国鉄時代から残ると思われる自立式駅名標が設置されていたが、残念ながら現在は撤去されている。
地上時代の駅舎。長らく長崎の玄関口として使用されていた地上駅時代の駅舎は、2020年3月28日の当駅高架化に伴い、役目を終えた。
地上駅舎時代の改札口。自動改札機が設置されており、うち1通路はSUGOCA等の交通系IC専用となっていた。新駅舎開業後は改札機が撤去され、新駅舎へ向かう通路として一時期使用されていた。
旧駅舎時代、改札口の上部には3枚のステンドグラスがはめ込まれていた。
左側の緑色を基調としたステンドグラスには浦上教会、平和祈念像、めがね橋、長崎くんち、崇福寺等がデザインされていた。
真ん中の赤を基調としたステンドグラスには、大浦天主堂、グラバー園、長崎新地中華街等がデザインされていた。
一番右の青を基調としたステンドグラスには、出島、オランダ船、長崎の夜景等が描かれていた。これら3枚のステンドグラスは長崎の異国情緒溢れる「和華蘭文化」を感じさせる大変素晴らしいものであったが、残念ながら高架化に伴う旧駅舎解体に伴い撤去されてしまった。
地上駅舎時代の切符売り場。自動券売機横にみどりの窓口が営業していた。
地上駅舎時代、改札口わきには待合室があり、長崎市の観光案内所やカフェが入居していた。
地上時代の駅舎内部の様子。地上時代の駅舎と駅ビル「アミュプラザ」の間にある広場には屋根がかけられており、「かもめ広場」と呼ばれ長崎市民に親しまれていた。
かもめ広場の様子
地上駅時代のホームは頭端式3面5線であった。
地上駅時代のホームは頭端式3面5線であった。
地上駅時代のホームのうち、0番・1番のりばは他のホームと比べ長さが短く、主に長崎本線旧線(長与経由)の列車が発着していた。
当駅は長崎本線の終着駅であることもあり、全てのホームが行き止まりの頭端式ホームである。函館駅などと同様、終着駅情緒が感じられる。
地上駅時代のホーム上屋は歴史を感じさせる雰囲気が漂うものであった。
また、4番のりばの諫早寄りにはかつて当駅を発着していた寝台特急「あかつき」の表示が残っており、当駅の長い歴史を感じさせる生き証人であった。
地上駅時代、当駅には併設して留置線が設けられており、かもめ号に使用される車両など、様々な車両を見ることができた。また、画像奥には新しい高架線の姿を見ることができる。
留置線も長崎本線同様、当駅構内で行き止まりとなっていた。
前述の通り、当駅は高架駅へ生まれ変わった。今後は、長崎新幹線の開業も予定されており、それに伴い地上駅跡地には駅ビルや駅前広場等が整備される予定となっている。変わりゆく長崎駅が今後どのような姿を見せてくれるのか楽しみである。

—————————————
所在地:長崎県長崎市
乗入路線
長崎本線

志布志駅

日南線の終点、志布志の改札画像です。

駅名標。当駅は鹿児島県志布志市志布志町志布志にある、日南線の終着駅である。以前は大隈線と志布志線も乗り入れていたが、いずれも廃線となっている。
ホームに設置されている名所案内の看板は趣が感じられる雰囲気が漂う
駅舎。現在の駅舎は大隈線・志布志線廃線後に日南線専用として新築されたもの。近年駅前広場が整備された。
駅前広場整備前の駅舎。現在と同じ駅舎であるが、駅前の様子が異なることがわかる。
駅舎入口の様子
改札口跡。無人駅となっており、券売機や改札口は存在しない。なお、当駅の乗車人員は9人/日であり、非常に利用が少ないことがわかる。
駅舎内には志布志市の観光案内所が入居している。
駅舎内の待合スペースは小ぢんまりとしている。
当駅は鹿児島県志布志市志布志町志布志と、非常に志にあふれた場所に立地している。当駅駅舎出口の看板には、「ようこそ、志あふれるまち志布志へ」と書かれている。
当駅のトイレの表示は「男志」「女志」であり、志にあふれている。
ホームは単式1面1線の棒線駅。当駅構内には留置線があるが使用されているかどうかは不明である。かつて志布志線、大隅線が現役であった頃は機関区や転車台も有する広い構内を有していたが、日南線専用となった現在は駅の規模はかなり縮小されている。
南宮崎から延べ88.9kmにわたり続いてきた日南線の線路はここが終点である。
当駅には1日10本の列車が乗り入れる。
当駅から徒歩5分弱の場所には志布志鉄道記念公園がある。この場所はかつて、志布志線と大隅線が現役であった頃の志布志機関区の一部を転用している。
公園内には気動車、SL、腕木式信号機等の展示がなされている。
公園内では屋根の下にキハ52が保存されている
C58も同様に屋根の下で保存されている。
C58機関車の履歴。このC58は志布志に機関区に配置されていた志布志ゆかりの機関車である。
裏面には志布志・大隅・日南線のあゆみに関する展示がなされている。

市のキャッチコピーは「”志”あふれるまち・志布志市」。市内にある志布志港は南九州において重要な港湾であり、志布志港からは東京・大阪・那覇や国外への定期航路が運航されている。なお、この「志布志駅」の記事には、「志」の漢字が56個も使われており、非常に志にあふれた記事となっている。
————————————— 
所在地:鹿児島県志布志市
乗入路線
日南線

えびの駅

吉都線の駅、えびのの改札画像です。 

駅名標。当駅はえびの市の代表駅である。かつて加久藤駅という駅名であったが1990年に改名された。
駅舎軒下にも駅名標が設置されているが、英語表記が消えている。
駅舎。旧加久藤駅開業当時からの歴史と趣ある駅舎が残存している。
当駅の駅舎は国の登録有形文化財に指定されている。
改札口跡。現在は無人駅となっている。かつて使用されていたラッチが残っている。
かつての窓口跡が残っている。
駅舎内の待合スペース。歴史ある雰囲気のベンチが設置されている。
駅舎軒下。柱の構造とラッチ跡が歴史を感じさせる。
ホームは島式1面2線。駅舎からホームへは構内踏切を渡って移動する。
構内踏切の様子
ホームは全部が舗装されておらず真ん中部分は草が生えている

————————————— 
所在地:宮崎県えびの市
乗入路線
吉都線(えびの高原線)

京町温泉駅

吉都線の駅、京町温泉の改札画像です。 

駅名標。当駅は吉都線における宮崎県最西端の駅であり、隣の鶴丸駅は鹿児島県となる。
駅舎。2018年に改築された新しい駅舎である。
駅舎軒下には待合スペースがある。
当駅は無人駅となっているためホームにダイレクトに入ることができる
ホームは単式1面1線の棒線駅であり行き違い不可である

————————————— 
所在地:宮崎県えびの市
乗入路線
吉都線(えびの高原線)

鶴丸駅

吉都線の駅、鶴丸の改札画像です。 

駅名標。当駅は吉都線内では吉松駅と並んでただ2つ鹿児島県内にある駅である。
駅入口。駅舎のない無人駅となっており、ホームにダイレクトに入る構造である。
ホーム側から駅入口を望む
ホーム上の待合スペース
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。

————————————— 
所在地:鹿児島県姶良郡湧水町
乗入路線
吉都線(えびの高原線)