幌似駅 岩内線の駅、幌似の廃駅画像です。 駅名標、当駅は函館本線小沢駅を起点とし岩内駅へ至る国鉄岩内線の途中駅であったが、同線の廃止に伴い1985年7月に廃止となった ホーロー駅名標、営業当時から残るものかどうかは不明である 駅名標とホーロー駅名標 駅舎、営業当時に使用されていた木造駅舎が残る。当駅は岩内線の駅で唯一駅舎が残る駅である 駅舎には営業当時に使用されていたと思われる駅名標が取り付けられていた 当駅は廃止当時は有人駅であったようである 改札口上部には廃止時点である昭和60年(1985年)3月14日改正の時刻表が展示されていた、1日7往復運行されていたことが窺え、近年廃止となった岩泉線、三江線、札沼線等と比較しても本数が多いことがわかる 駅舎内部は待合室となっていた 駅舎内部、窓口跡やベンチも残されている 岩内線廃止当時の運賃表、函館本線、室蘭本線といった現役路線のほか、近隣の廃止路線である胆振線の駅「京極」「喜茂別」の記載がみられる。胆振線は岩内線の翌年である1986年11月に全線が廃止されている ホーム側から見た改札口の様子 当駅では内部公開時間帯であれば駅事務室跡にも立ち入ることができ、廃止時のヘッドマーク等貴重な資料が展示されている 待合室内部の様子 前述の通り岩内線内で駅舎が残る駅は当駅のみのため、隣の国富駅の運賃表や時刻表も当駅に保存されている 当駅に保存されている前田駅の運賃表、函館本線国縫駅から分岐する瀬棚線の表記もみられる。瀬棚線は国鉄分割民営化直前である1987年3月に廃止となっている 駅事務室内には古いハカリも保管されていた ホーム側から見た駅舎の様子 廃止当時、当駅のホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の交換は不可能であった 駅跡に保存されている客車内には立ち入ることもできる 貨物ホームあとに設けられていた上屋も廃止当時のまま残る 当駅の駅跡は地元共和町により「幌似鉄道記念公園」として保存されている。但し、岩内線の廃線跡が国道276号バイパスの用地となったことに伴い、2007年に現在の位置に公園が移設されている 国道側から見た鉄道公園全体の様子、鉄道の廃線から40年が経過した現在も、この地に鉄道があった歴史を今に伝えている 公園に敷かれた線路は行き止まりとなっており、岩内線の廃線跡を転用して作られた国道276号バイパスがすぐ横を通る。札幌と岩内を結ぶ高速バス「高速いわない号」も国道276号バイパスを経由する。岩内線は現在も形を変え、岩内への重要な交通路としての役割を担っているのである ————————————— 所在地:北海道岩内郡共和町 乗入路線 ■ 岩内線
熱塩駅 国鉄日中線の駅、熱塩の廃駅画像です。 駅名標、当駅は磐越西線・喜多方駅を起点とし当駅が終点であった国鉄日中線の終着駅であったが、1984年春の日中線全線廃止に伴い当駅も廃止となった 手書きの縦型駅名標も設置されていた 駅舎、営業当時の駅舎が廃止から40年以上経過した現在も保存されており、近代化産業遺産にも指定されている。欧風のデザインが特徴的であり、現在は「日中線記念館」として日中線があった頃の記憶を現在に伝えている 改札口跡の様子 ホーム側から見た改札口の様子 かつての駅長事務室および待合室は資料館および休憩室として活用されている 休憩室内の様子、かつては待合室として使用されていたものと推察される 資料館内には古い看板類等が保存されている 資料室内に保管された「急告」の看板 荷主不明荷物に関する看板 営業末期に使用されたと思われるヘッドマーク、日中線は本州の定期列車で蒸気機関車(SL)が最後まで使用された路線としても知られている クズは屑入に捨てておこう ホーム側から見た駅舎の様子、赤いトタン屋根が周囲の緑豊かな光景に映えて美しい 営業当時、ホームは単式1面1線の棒線駅であり、機回し線が1線あったようである。廃止後、ホームは残っているものの線路は撤去され芝生の広場となっている ホーム上屋も木製の趣ある雰囲気が漂う 駅構内には営業当時に使用されていたラッセル車と客車が保存されている 客車の内部には立ち入ることもできる かつての線路跡から喜多方方面を望む、現在日中線の線路跡は道路等に転用されている。喜多方市街地の線路跡は遊歩道として整備され、春にはしだれ桜が美しい花を咲かせることで知られている 踏切の跡が廃止後40年以上経った現在も残されている。警報器の朽ち具合から、廃止後の年月の長さが垣間見える かつて当駅構内には転車台が設けられており、現在も跡が残っている ————————————— 所在地:福島県喜多方市 乗入路線 ■ 日中線