道ノ尾駅

長崎本線の駅、道ノ尾の改札画像です。

2021年春に設置された新デザイン駅名標。当駅は原爆投下時、負傷者救援列車の拠点を担った歴史があることから、平和への願いを込めて千羽鶴がデザインされている。シンボルマークは当駅の駅舎とお曲がり猫の駅長「ネル」となっている。
新デザイン駅名標の裏側は旧駅名標となっており、従来の駅名標をひっくり返して新駅名標を設置したものと思われる。隣駅表示は逆になるため白く塗られている。
以前の駅名標。JR九州デザインのもので、近年交換されたためか状態が良好であった。名所・名物のイラストはなし。
イラスト入りタイプの駅名標も設置されているが、イラストなしタイプと比べ古いものと思われ、状態が悪い。イラストは西彼杵郡長与町の町の木・町の花であるウメのイラストであると思われる。
また、現在不使用のホーム跡には国鉄時代からの手書き駅名標も残る。なお、駅名標に書かれた駅所在地は全て「長崎県西彼杵郡長与町」となっているが、正式な駅所在地は長崎市であり、駅の敷地自体は長崎市と長与町にまたがっている。
駅舎。大正時代から残る重厚で趣ある木造駅舎であり、長崎地区でも有数の歴史を持つ。長崎に原爆が投下された際には当駅も被災しており、被爆構造物の1つとされている。
2021年取材時の駅舎の様子。従来、駅前には車や自転車が多数停まっており雑然とした印象があったが、駅前にコインパーキングが整備されたことにより、すっきりとした印象となった。
駅舎に掲げられた1種駅名標は木製・手書きのものとなっている。
改札口。IC専用簡易改札機が設置されている。
きっぷ売り場の様子。自動券売機のほか、窓口も設けられている。なお、取材時は窓口は営業しておらず、無人駅状態であった。
駅舎内部は広々としており、待合スペースも設けられている。
当駅前はJR九州が管理する駐車場となっており、利用方法はナンバーを書いた紙とお金を一緒にポストに入れるという、独特なスタイルとなっている。
当駅には「駅長」がおり、駅舎内には駅長室が設けられている。駅長室の脇には駅長専用の食事処もあり、運が良ければ駅長が食事する様子を見ることができる。
ネコ駅長の名前はネルと言うそうで、本物の駅長が「よく寝るから」という理由で名付けたようである。
取材時は、団子のように丸まって名前の通り爆睡する駅長の姿を見ることもできた。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可能である。かつては相対式ホームで交換可能であったようで、現在も旧ホームの遺構が残っている。

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所在地:長崎県長崎市
乗入路線
長崎本線(長与支線)

西浦上駅

長崎本線の駅、西浦上の改札画像です。

駅名標。住吉中園商店街を中心ににぎわいを生み出している町並みがデザインされている。シンボルマークは住吉神社である。
以前の駅名標。JR九州デザインとなっており、長崎市の花であるアジサイのイラストが入っていた。当駅は長崎本線のうち、喜々津ー浦上間を長与経由で結ぶ旧線にある駅である。
駅舎。当駅の駅舎は簡易的な構造となっている。
駅舎内部。当駅は無人駅となっており、IC専用簡易改札機が設置されている。
駅舎内には、IC簡易改札機のほか、自動券売機、自動販売機、集札箱が置かれている。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可能である。長崎本線新線が電化されているのに対し、旧線はトンネル断面が小さいこともあり、非電化となっている。
駅舎は非常に手狭であるため、待合スペースはホーム屋根下のベンチのみとなっている。

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所在地:長崎県長崎市
乗入路線
長崎本線(長与支線)

肥前山口駅

長崎本線と佐世保線の駅、肥前山口の改札画像です。

駅名標。江北町のマスコットキャラである「へそガエルBikkie」のイラスト入りである。当駅は長崎本線と佐世保線の分岐駅であり、佐世保線は当駅が起点となっている。
自立式駅名標。手書きとなっており、吊り下げ式同様に江北町マスコットキャラのイラスト入りである。吊り下げ式と異なり、隣駅表示に路線名が併記されている。
当駅には国鉄デザインの手書き駅名標も設置されている。
また、手書きの名所案内も設置されている。
駅舎。橋上駅舎となっている。
南口側の駅舎は、北口側と比べ簡素な構造となっている
改札口。有人駅となっている。
きっぷ売り場。自動券売機があるほか、みどりの窓口も設置されている。
改札口付近には小ぢんまりとした待合室も設けられている。
駅舎は南北自由通路も併設している。
ホームは3面5線となっている。長崎本線と佐世保線が分岐する拠点駅であることもあり、駅構内は広い。長崎本線・佐世保線それぞれに当駅始発・終着列車が存在する。
ホームは3面5線となっている。長崎本線と佐世保線が分岐する拠点駅であることもあり、駅構内は広い。長崎本線・佐世保線それぞれに当駅始発・終着列車が存在する。
当駅のホーム屋根は歴史が感じられる雰囲気が漂うものである。
ホーム屋根の様子。古レールを利用した趣深い構造である
当駅構内には留置線も設けられている
ホーム屋根柱に設置された看板。手書きっぽい雰囲気が漂う。
ホーム屋根柱に取り付けられた「電車区」と書かれた木箱。古くから残るものと推測される。
先述の通り、当駅構内には国鉄時代から残ると思われる手書きの名所案内・駅名標が存在する。
古くから残ると思われる謎の装置。当駅の長い歴史を伺い知ることができる。
駅構内にある「旅情」と書かれた石碑。九州特有の、彫刻文字が金色になった石碑である。
当駅は、「最長片道切符」のゴール地点として知られ、当駅構内の歓迎看板にもその旨が記されている。
当駅北口駅前には、最長片道切符のゴール地点であることを示す石碑が置かれている。この石碑は、15年ほど前にNHKで放映された最長片道切符の番組にちなみ設置されたものである。
駅前に設置された時計にも、「JR最長片道切符の旅 ゴール」と書かれており、最長片道切符をPRしている。時計には江北町マスコットキャラ「へそガエルBikkie」のイラストも入る。
南口の駅前には、へそガエルBikkieの石碑も設けられている。

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所在地:佐賀県杵島郡江北町
乗入路線
長崎本線
佐世保線

肥前白石駅

長崎本線の駅、肥前白石の改札画像です。

駅名標。JR九州デザインとなっており、白石町特産のレンコンとタマネギのイラストが入る。
駅舎。近年改築された新しい地平駅舎となっている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。駅舎は無人化後に建てられたものであるが、窓口が設けられており、通常は封鎖されている。
駅舎内部。小ぢんまりとした待合スペースがあるほか、自動券売機が設置されている。
駅舎内には、国鉄時代に撮影された先代の木造駅舎の写真が展示されており、駅名標やホームの写真もある。この時代に訪れてみたかったものである。
ホームは相対式2面2線となっており行違い可能。ホームは千鳥配置となっている。

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所在地:佐賀県杵島郡白石町
乗入路線
長崎本線

肥前竜王駅

長崎本線の駅、肥前竜王の改札画像です。

駅名標。JR九州デザインの駅名標であり、白石町名産のレンコンとタマネギのイラスト入りである。当駅を含む肥前飯田ー肥前山口間は、「肥前」のつく駅が7駅続く区間となっており、旧国名が連続する駅数としては国内で最も長い。
駅舎。庇と一体になった茶色の屋根が特徴的な小ぢんまりとした駅舎である。
駅舎の前には木製・手書きの駅名標が設置されている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。自動券売機も未設置。
駅舎内部は待合室となっている。
駅舎内にはのりば案内があるが、駅構内の配置が図示されたタイプの、変わったのりば案内である。また、「長崎方面」の文字は、戦前スタイルの右書きとなっており、謎な看板である。
ホームは相対式2面2線となっており、行違いが可能である。ホームはゆるくカーブしている。

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所在地:佐賀県杵島郡白石町
乗入路線
長崎本線