紀伊中ノ島駅

阪和線の駅、紀伊中ノ島の改札画像です。

駅名標、かつては和歌山線と阪和線の交差駅であったが和歌山線の和歌山駅乗り入れに伴い廃止となった。
駅舎、歴史を感じさせる風情ある駅舎となっている。
駅舎の第一種駅名標、国鉄時代から使われていると思われる。
紀伊中ノ島駅舎内部
駅舎は現在は使用されておらず、券売機や改札、ベンチ等は一切設置されていない。かつて、当駅が和歌山線と阪和線の乗換駅だった頃に使用されていたと思われる。
駅舎内にはかつての窓口跡が残る。
紀伊中ノ島券売機
券売機は駅舎から改札方面に進んだあたりに設置されている。券売機〜改札のあたりは、かつての和歌山線ホーム跡となっている。
紀伊中ノ島改札
改札口、当駅は乗車人員400人程度の駅としては異例の扉付きフル自動改札機設置駅である。
これは、当駅が無人駅であったため、不正乗車の温床となっていたためである。現在は扉付きの改札のほか、駅員詰所も設置され、不正乗車はほぼ不可能となっている。
紀伊中之島 改札
かつての改札口の様子。切符対応の簡易型改札機が設置されていた。
旧和歌山線のホーム跡、現在もしっかりと跡は残っている。線路は和歌山線の田井ノ瀬駅から当駅経由で紀和駅へと続いていた。奥の高架は阪和線の線路となっている。
ホームは相対式2面2線となっている。

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
阪和線

和歌山駅

和歌山県の玄関口、和歌山の改札画像です。

阪和線駅名標。ラインカラー対応となっている。当駅には、阪和線、紀勢本線、和歌山線と和歌山電鐵貴志川線が乗り入れる。南海電車の和歌山市駅と並び、和歌山市の玄関口となっている。
紀勢本線駅名標。紀勢本線にも路線記号・ラインカラーが導入されたが、 当駅の駅名標ではラインカラー未対応となっている。
和歌山線駅名標。和歌山線もラインカラー導入済みであるが、吊り下げ式駅名標はラインカラー未対応となっている。
和歌山線駅名標。ホームの立入禁止区域に設置された自立式駅名標はラインカラー対応のものに更新されている。
和歌山電鐵駅名標。貴志川線は2006年まで南海が運営していた。南海が撤退し10年以上経った今でも、駅名標は南海仕様となっている。
西口駅舎。当駅は高架化されておらず、地上駅となっている。西口駅舎は駅ビル「MIO和歌山」となっている。
中央改札口。改札は1番のりばに面している。
西口駅舎内部の様子
東口駅舎。西口側と比べるとかなり小ぢんまりとしている。
東口改札。係員が配置されているが、中央改札口と比べると小規模である。
以前の東口改札の様子。Kioskが営業していたが、現在は撤退している。
MIO2階改札。駅ビル「MIO」に直接出入りできる無人改札で、跨線橋に通じる。
MIO地下1階改札。駅ビル「MIO」に直接出入りできる無人改札で、地下連絡通路に通じる。
和歌山電鐡乗換改札。たま駅長やたま電車、おもちゃ電車等で知られる和歌山電鐵への乗り換え改札。和歌山電鐵のホームへは改札外から直接入ることはできず、JR構内を経由する。和歌山電鐵ではICOCA、PiTaPa等のICカードは利用できない。
和歌山線乗換改札口(地下道側)和歌山線全線へのICOCA導入に伴い、和歌山線ホームである7・8番のりばには中間改札が設けられた。
和歌山線乗換改札口(跨線橋側)ホームに中間改札を儲ける例は、当駅以外では加古川駅の加古川線ホーム、姫路駅の姫新線・播但線ホームで見られ、いずれも無人駅を利用した不正乗車対策のためである。
和歌山線乗換改札口(エレベーター側)
ホームは5面8線となっている
和歌山線ホームは島式1面2線。当駅⇔和歌山市駅の紀勢線の列車もこのホームを発着する。無人駅からの乗車券は、ホーム上にある精算所で精算できる。
当駅の乗り場案内の様子。各線に路線記号やラインカラーが設定されている。和歌山電鐵はたま駅長の可愛らしいピクトグラムが使用されている。
当駅の地下通路入口には、地下道↓と書かれた国鉄っぽい看板がある。
当駅の1番のりばに設置された和歌山県のイラストマップ。当駅は和歌山県の県庁所在地・和歌山市の玄関口の1つである。和歌山県は縦に長くて広い。くろしお号の終着駅・新宮までは当駅から約200km離れており、特急を利用しても3時間かかる。

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
紀勢本線(きのくに線)
阪和線
和歌山線
和歌山電鐡貴志川線

和歌山市駅

和歌山市における南海のターミナル、和歌山市駅の改札画像です。

※2017年8月再取材

○駅名標
当駅には南海電車の南海線・和歌山港線とJR紀勢線の3路線が乗り入れる。

南海電車
南海線と和歌山港線は事実上1つの路線として扱われる。
ほとんどの列車は当駅止まりであり、和歌山港まで乗り入れる列車は少ない。
和歌山市駅名

JR紀勢線
JR西日本の路線であるが、当駅が南海管轄であるため駅名標は南海仕様である。
和歌山市JR駅名

当駅は、駅舎改築工事に伴い2017年7月に改札口の位置が変更となった。
当記事では、最新の改札の状態を紹介した後、以前の改札の様子を紹介することとする。

○改札口
南海電車のメインとなる改札。当改札を出てまっすぐ歩くと、以前の駅舎の駅前に出る。
和歌山市南海改札

○JR乗り換え改札口
JR紀勢線改札の真向かいにある改札。
南海電車からJRに乗り換える際は、まずこの改札を通り、その後JRの改札を通る。
和歌山市南海JR乗換改札

○JR改札口
改札が分離され、改札外から直接JR線構内に入ることができるようになった。
なお、当駅にはJRの駅員は配置されておらず、インターホンでの対応となる。
改札機は、JR西日本の駅に導入されているものと同じものとなっている。
和歌山市JR改札

○旧駅舎
南海電車における和歌山のターミナル駅として、堂々とした駅舎となっていた。
この駅舎は改築工事により、現在はもう見ることができなくなっている。
和歌山市 駅舎

○旧改札口
以前の改札は駅舎2Fにあり、最近あまり見かけないバー付きの改札機が現役だった。
改札を通った後は、跨線橋で各ホームにアプローチする動線となっていた。
和歌山市 改札

○旧JR乗換改札
以前、当駅からJR紀勢線に乗車する際は一度南海線の改札を通り、
改札内にある乗り換え改札を改めて通過する必要があった。
和歌山市 JR改札

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所在地:和歌山県和歌山市
乗入路線
南海本線
( 加太線)
和歌山港線
紀勢本線

橋本駅

JR和歌山線と南海高野線の駅、橋本の改札画像です。

自立式駅名標。自立式駅名標はラインカラー対応となっている。当駅はJR和歌山線と南海高野線の接続駅である。
電照式駅名標。電照式駅名標はラインカラー対応とはなっておらず、JR西日本標準タイプの青い駅名標である。
南海高野線駅名標。南海電車標準タイプの駅名標ではなく、沿線の地形を表したオリジナルデザインとなっている。当駅は南海高野線における主要駅であり、ほとんどの列車は当駅始発・終着となる。当駅から難波方面は大阪近郊の通勤路線、高野山方面は高野山への登山鉄道の雰囲気となる。
駅舎。近年改築された橋上駅舎となっている。
当駅には南海電車とJR西日本の2社が乗り入れるため、駅舎には両社のロゴが入っている。
JR線地上改札口。和歌山線全線へのICOCA導入に伴い、当駅には扉付きの自動改札機が導入された。和歌山線の田井ノ瀬ー大和新庄間において、扉付き自動改札機が設置されている駅は岩出駅と当駅のみである。
ICOCA導入前のJR線改札口の様子。当駅は関西近郊に位置しながら、長らくICOCA等の交通系ICが利用不可能であり、有人改札での対応であった。
きっぷ売り場の様子。みどりの窓口があるほか、自動券売機が2台設置されている。
駅舎内部の様子。待合スペースがあるほか、柿の葉寿司の売店(たなか)が入居している。階段は橋上駅舎へと通じており、南海電車利用時には階段を上る必要がある。
南海電車乗換改札口。南海電車改札口の向かい側に設置されている無人改札である。
改札内から見た南海電車乗換改札口の様子
南海電車改札口。南海電車の改札はここ1箇所のみとなっている。
JR線ホームは2面3線となっており、列車の行き違いおよび折り返しが可能である。

旧駅舎時代の様子。旧駅舎は地平駅舎であったが、老朽化に伴い2011年に現在の橋上駅舎に改築された。
旧駅舎時代の改札口の様子。旧駅舎時代、当駅は南海電車とJR西日本の共同使用駅となっており、改札口は一か所のみであった。改札口には南海の自動改札機が設置されていた。
旧駅舎時代、南海電車のホームとJRのホームは跨線橋で結ばれており、跨線橋上には乗換改札機が設置されていた。

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所在地:和歌山県橋本市
所属路線
和歌山線
南海高野線