峠下駅

留萌本線の駅、峠下の改札画像です。

駅名標。駅名の通り、当駅は「恵比島峠」の麓に位置する。
駅舎。トタン屋根が特徴的な味のある木造駅舎となっている。
駅舎に掲げられた駅名標とJRマークは木製であるものと思われる。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
当駅には窓口があった痕跡が残る。かつて窓口であったと思われる箇所は板で塞がれている。
駅舎内部
当駅周辺には熊の目撃情報がある。訪問時には熊鈴やラジオを持参するなど、熊対策を行いたい。
当駅駅舎内には、留萌駅長からの「密閉空間でのエンジン始動は一酸化炭素で死に至る恐れがあるため禁止する」との貼り紙がある。しかし、駅舎内でエンジンを始動するシチュエーションがどんな場合に起こりうるのか、謎の極みである。
当駅の駅舎ホーム側にも、木製の駅名標が取り付けられている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
また、縦型駅名標とは別に、「安全第一」のホーロー看板も設置されている。しかし、錆が進んでおり文字をほとんど読むことができない。
ホームは相対式2面2線で、行き違い可能である。留萌線の中間駅としては、唯一の交換可能駅となっている。ホームは北海道でしばしば見られる、上下線ホームが千鳥配置となった構造となっている。
上り・深川方面ホームへは構内踏切を渡る必要がある。当駅周辺には人家は見当たらす、無人地帯となっている。もしかすると、人よりも熊の数の方が多いかもしれない。

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所在地:北海道留萌市
乗入路線
留萌本線

恵比島駅

留萌本線の駅、恵比島の改札画像です。

駅名標
駅舎。一見すると、左側の立派な木造駅舎が当駅の駅舎のように思えるが…
左側の建物は、NHK連続テレビ小説「すずらん」の撮影で当駅が使用された際に、「明日萌駅」の駅舎として撮影用に建てられたセットである。内部は立入禁止となっている。
当駅の駅舎は右側の、廃車体を転用した建物である。駅舎外側は板張りとなっており、一見すると廃車体を転用したようには見えない造りとなっている。
駅舎内部。待合室として使用されている。当駅は無人駅となっており、ホームへダイレクトに行くことができる。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
明日萌駅駅舎(撮影セット)のホーム側、改札口付近の様子。ラッチやベンチ等、レトロ駅舎の雰囲気が感じられる造りとなっている。
また、「明日萌駅」の駅名標も設置されている。この看板の製作者は、レトロな雰囲気が感じられるようにデザインしたつもりであるのだろうが、看板マニアが見ると一発で偽物であるとわかる、レトロ感など一切感じられないような造りとなっている。
そのほか、当駅前には「すずらん」のロケに使用されたセットがいくつか残されている。いずれも内部には立ち入ることができず、外から眺めるのみとなる。
同じくすずらんの撮影で使用されたセット。
当駅前には鐘が設置されている。「すずらん」の放送から20年が過ぎた今、この鐘が年に何度鳴るのかは不明である。将来、留萌線が廃止になるようなことがあれば、今よりも鳴る回数は減ってしまうかもしれない。なお、取材班はすずらんは1話たりとも見ていないが、意味もなく3回程度鳴らしておいた。

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所在地:北海道雨竜郡沼田町
乗入路線
留萌本線

真布駅

留萌本線の駅、真布の改札画像です。

駅名標。地図とは関係がない。
駅全景。板張りホームと木造の待合室があるのみの無人駅である。駅周辺に人家はまばら。
待合室外観。板張りの外観が特徴的な木造の待合室は、仮乗降場として開業した当時からのものと思われる。積雪の多い気候を考慮してか、屋根は急勾配で、ホームと反対側に雪が落ちるような構造となっている。
待合室内部。壁や床、ベンチなど全てが木造であることが見て取れる。
待合室内部。趣が感じられる雰囲気が漂う。

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所在地:北海道雨竜郡沼田町
乗入路線
留萌本線

石狩沼田駅

留萌本線の駅、石狩沼田の改札画像です。

駅名標。当駅は現在留萌線の単独駅であるが、1972年まで札沼線も発着しており、同線の終着駅であった。札沼線の「沼」は当駅を指す。札沼線は1972年に当駅ー新十津川間が、2020年に新十津川ー北海道医療大学間が廃止となった。現在は札幌と北海道医療大学とを結ぶ、札沼線という名前は名ばかりの路線となっている。
当駅にはホーロー製の縦型駅名標が設置されている。
駅舎。木造駅舎でこそないものの、独特のレトロ感が漂う、エモい駅舎である。
当駅は簡易委託駅で係員が配置されているが、出改札業務は行わないものと思われる。
当駅には窓口があり、平日の7:20〜13:40に限り営業している。土休日は窓口営業は行わないため、無人駅となる。
駅舎内部は広々とした待合室となっている。駅の造りから、留萌線の中間駅としては利用者が多いことがうかがえる。
ホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可。かつては2面3線あり交換可能であったようである。
当駅に停車する留萌線の列車。単行のキハ54型による運行である。留萌線は厳しい経営であるとされるJR北海道の中でもトップクラスの閑散路線の1つであり、JR北海道からは廃止方針が出されている。このように、列車が発着する光景が見られるのもあとわずかかもしれない。

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所在地:北海道雨竜郡沼田町
乗入路線
留萌本線

北秩父別駅

留萌本線の駅、北秩父別の改札画像です。

駅名標
駅全景。無人駅となっており、有効長1両ほどの短い板張りホームと木造の待合室があるのみである。画像後ろの盛り土は深川留萌道。留萌本線に並行し、深川と留萌を結ぶ無料の高規格道路である。
待合室外観。赤いトタン屋根が特徴の木造の待合室は、仮乗降場として開業した当初から残るものと思われる。
待合室には金属製の駅名標が取り付けられているが、塗装がかなり剥がれて劣化しており、文字は読み難くなっている。
待合室内部。除雪用のママさんダンプやスコップ等が置かれている。
待合室内部
ホームは単式1面1線で行き違い不可。当駅周辺は農地が広がり、民家は数件あるかないかである。

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所在地:北海道雨竜郡秩父別町
乗入路線
留萌本線