芽室駅

根室本線の駅、芽室の改札画像です。

駅名標。ねむろ本線にあるめむろ駅には特急とかち号、おおぞら号も停車する。当駅始発・終着となる普通列車も存在し、釧路駅からは「ねむろ行」「めむろ行」の両方が発着する。根室と芽室の間は300km近く離れており、最速でも移動に4時間半を要するため、間違えないよう十分注意しよう。
当駅にもホーロー縦型駅名標が残っていた。
当駅設置の名所案内看板。地元・芽室町の次世代に引き継ぎたい財産が「芽室遺産」として紹介されている。
駅舎。からくり時計のある時計台が特徴的な駅舎となっている。
改札口。有人駅であり、係員による集改札が行われる。
当駅にはみどりの窓口および簡易型自動券売機が設置されている。
駅舎内部は待合室となっている。
ホームは2面3線となっており、列車の行き違い・折り返しが可能である。ホームは千鳥配置となっている。
当駅の跨線橋は木造の歴史を感じさせる造りとなっている。
当駅が立地する芽室町は十勝地方の中心都市・帯広市に隣接していることもあり比較的人口が多く、当駅も帯広方面への通勤・通学客を中心に利用者が比較的多い。
取材時は国鉄色のキハ40系の姿も見ることができた。ホーロー駅名標のサッポロビール広告部分の白塗りは2021年夏以降に実施され、キハ40系は2022年春のダイヤ改正で帯広地区の運用から撤退した。サッポロビール広告が白塗りされたホーロー駅名標とキハ40系の組み合わせは2021年夏〜2022年春頃の半年程度のみ見られた貴重な組み合わせとなる。

—————————————
所在地:北海道河西郡芽室町
乗入路線
根室本線

御影駅

根室本線の駅、御影の改札画像です。

駅名標。隣駅名「とかちしみず」がステッカーで上貼りされているが、これは十勝清水ー当駅間にあった羽帯駅が利用者僅少により2018年春に廃止となったためである。
当駅にもホーロー縦型駅名標が残っていた。
駅舎。鉄筋コンクリート造りの地平駅舎である。
当駅は無人駅であり、改札口は存在しない。
駅舎ホーム側には有人駅時代に使用されていたと思われる改札ラッチ跡が残る。改札ラッチは石造りと思われるが、駅名「御影」にちなみ御影石を使用したものかどうかは定かではない。
かつての窓口跡は封鎖されている。
窓口跡には「1」「2」と数字が記載されていた。かつては複数窓口が存在するほど繁栄していた時代があったのかもしれない。
広々とした駅舎内には、壁に沿うようにベンチが設けられているのみであり、ほとんどの空間を持て余すばかりであった。
ホームは相対式2面2線であり、列車の行き違いが可能である。
駅舎反対側にもホームへ出入可能な勝手口が設けられていた。
当駅を通過する札幌行き特別急行「とかち」2号。札幌と帯広・釧路を結ぶ大動脈である根室本線であるが、当駅を含む新得ー帯広間は帯広近郊輸送として特急列車と同程度の本数の普通列車が運行されている。

—————————————
所在地:北海道上川郡清水町
乗入路線
根室本線

十勝清水駅

根室本線の駅、十勝清水の改札画像です。

駅名標。当駅には特別急行「とかち」号の全列車と、一部の特別急行「おおぞら」号が停車する。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されていた。
ホーム設置の名所案内看板
駅舎。鉄筋コンクリート造りの地平駅舎となっている。
当駅の1種駅名標は国鉄時代から残るものと思われる。
改札口。有人駅であり、窓口営業時間は係員による集改札が行われる。窓口営業時間外は無人となる。
ホーム側から見た改札口の様子
無人時間帯に使用されると思われる集札箱が置かれていた。
また、取材時は駅構内某所にホーロー方面看板と思われる看板が置かれていることが確認できた。
駅舎内部の様子。みどりの窓口があるほか自動券売機も設置されている。
駅舎内部は待合室となっている。
ホームは島式1面2線であり列車の行き違いが可能である。

—————————————
所在地:北海道上川郡清水町
乗入路線
根室本線

新得駅

根室本線と石勝線の駅、新得の改札画像です。

駅名標。当駅は石勝線と根室本線の接続駅である。トマム駅が石勝線、落合駅が根室本線である。札幌と帯広・釧路方面を結ぶ特急・貨物列車はかつては根室本線経由で運行されていたが、石勝線の開通以降は全て石勝線経由での運行となっている。
自立式駅名標。根室本線の東鹿越ー当駅間は2016年8月に発生した台風10号により被災し不通となっていたが、2024年春をもってこの区間を含む富良野ー当駅間が廃止となることが決定した。これにより根室本線は滝川ー富良野間、当駅ー根室間に分断されることになる。
当駅にもホーロー縦型駅名標が残っていた。
当駅設置の乗り換え看板。根室本線の富良野ー当駅間が廃止後は、当駅は実質的に1本の路線の途中駅となることになる。
当駅設置の名所案内看板。国鉄時代に設置されたものと思われる。
当駅設置の名所案内。大雪山国立公園と新得町内の名所がそれぞれ紹介されている。
新得町内のイラストマップ
駅舎。新得町商工会館と合築となった横に長い駅舎である。
駅舎部分のみを撮影
改札口。当駅は有人駅であり、係員による集改札が行われる。
当駅には「LED職人」がいるようであり、発車標にはイラストが表示される。駅前発着の根室本線代行バスも発車標に表示される。
きっぷうりばの様子。みどりの窓口と自動券売機が設置されている。
取材時、当駅には近年数を減らしているみどりの窓口看板が残っていた。
駅舎内部は待合室となっている。
駅舎内部、改札口方向を望む
ホームは2面3線となっており列車の行き違い・折り返しが可能である。新夕張ー当駅間の石勝線は特急列車のみが運行されており、乗車券のみで特急列車の自由席に乗車できる特例が設定されている。そのため、根室本線の普通列車は全列車当駅始発・終着となる。
2番線の番線標は国鉄スタイルの行灯タイプとなっている。
3番線の番線標
当駅の跨線橋は重厚感ある造りとなっている。
跨線橋入口付近には「右側通行」の手書き看板が設置されていた。
駅舎側の「右側通行」手書き看板はホーム側のものと比べて状態が良好であった。
跨線橋内には「JR新得駅」と書かれた看板があった。
跨線橋内には「おつかれさまでした WELCOME TO」と書かれた看板が設置されていた。日本語と英語で意味が異なる看板である。
駅構内は比較的広くなっており、留置線が複数設けられている。
取材時、道内でも数を減らしつつある「ヨンマル」が多数留置されていた。現在、根室本線当駅ー釧路間の普通列車は全て新型車両「デクモ」での運用となっている。
ホーム上には花壇が設けられており、美しい花々が咲いていた。

—————————————
所在地:北海道上川郡新得町
乗入路線
根室本線
石勝線

糸魚沢駅

根室本線の駅、糸魚沢の改札画像です。

駅名標。当駅は利用者減少に伴い、2022年春のダイヤ改正で廃止されることが決定した。隣の厚岸駅、茶内駅まではそれぞれ約10km程度離れている。
当駅にもホーロー縦型駅名標が設置されている。廃止直前である2021年夏頃にサッポロビールの広告部分の塗り潰しが行われた。
駅舎。当駅の駅舎は2015年に改築されたログハウス風デザインの真新しい駅舎である。駅舎として使用されたのは2022年の廃止までの約7年間と非常に短命であった。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
小ぢんまりとした駅舎内には時刻表や運賃表のほか掲示板が設置されている
駅舎内には待合スペースが設けられている。
ホーム側から見た駅舎の様子
ホームは単式1面1線の棒線駅であり、列車の行き違いは不可能である。当駅周辺に人家はごく僅かであり、駅の廃止もやむを得ない状態であることが伺える。

—————————————
所在地:北海道厚岸郡厚岸町
乗入路線
根室本線(花咲線)