西大山駅 JR日本最南端の駅、西大山の改札画像です。 駅名標。当駅はJR日本最南端の駅として知られる。当駅は指宿枕崎線の中間駅であるが、当駅から山川駅にかけては北東方向へ、当駅から枕崎にかけては北西方向に線路が伸びるため、当駅が最南端の駅である。 通常の駅名標のほか、JR日本最南端の駅である旨が記載された駅名標も設置されている。当駅到着時のアナウンスでも「JR日本最南端の駅 西大山」とアナウンスされる。なおJR以外も含めた日本最南端の駅は沖縄県にある沖縄都市モノレールの赤嶺駅である。 駅全景。当駅は駅舎のない無人駅であり、ホームへはダイレクトに行くことができる。 ホーム上には僅かながら上屋が設けられた箇所がある。 ホーム上屋の下にはベンチが置かれ待合スペースとなっている。 待合スペース付近にはJR東西南北端各駅の紹介と、当駅とほぼ同緯度に当たる都市が紹介された看板が設置されている。 ホームは単式1面1線の棒線駅であり列車の行き違いは不可能である。昼間の列車を中心に撮影時間として当駅で2〜3分の停車時間が設けられている列車が存在する。 当駅ホームの枕崎方端には「JR日本最南端の駅」と書かれた碑が設置されており、背後にそびえる開聞岳(薩摩富士)とセットで撮影することができる。 この風景は当駅を象徴する風景であり、メディア等で当駅が取り上げられる際もこの風景が紹介されることが多い。 当駅はJR日本最南端の駅であることもあり、半ば観光地化している。当駅駅前には黄色い丸ポストが設置されており、開聞岳をバックに記念撮影することもできる。 当駅駅前には鐘が設置されており、自由に鳴らすことができる。取材班は鐘を見ると鳴らしたくなるため、適当に11回程度鳴らしておいた。 駅前には東屋と便所が設置されており、半ば公園のようになっている。当駅の待合所として利用するのもいいかもしれない。 当駅は観光地化しているものの停車する本数が少ないためほとんどの観光客は車で訪れる。そのため駐車場もかなり広い敷地が確保されている。画像奥には売店が建っており、営業時間中は当駅の訪問記念証の発行も行っているようである。 当駅から東側、大山駅寄りに進んだ箇所にある跨線橋は2010年夏の青春18きっぷポスターの撮影場所として使用された。 この跨線橋付近からは開聞岳と太平洋をバックに走行する指宿枕崎線の列車を撮影することもできる。どこに列車がいるか分かるだろうか。 ————————————— 所在地:鹿児島県指宿市 乗入路線 ■ 指宿枕崎線
指宿駅 指宿枕崎線の駅、指宿の改札画像です。 駅名標。当駅は砂むし温泉で知られる指宿温泉を擁する指宿市の代表駅である。鹿児島支社管内で導入が進むイラスト主体の駅名標となっており、菜の花と足湯がデザインされている。 砂洲で本土と結ばれる、指宿市沖合の島「知林ヶ島」と指宿のたまて箱がデザインされた駅名標も設置されている。 以前は天然砂むし温泉のイラストが入ったJR九州標準デザインの駅名標も設置されていたが、現在は撤去されたようである(2016年11月取材) 駅舎。鉄筋コンクリート造りの地平駅舎である。駅前にはヤシの木が植えられており、南国情緒が漂う。 改札口。有人駅となっており、係員による集改札が行われる。 以前の改札口。当時はみどりの窓口看板が設置されていたが現在は撤去されたことがわかる(2016年11月取材) 改札内から見た改札口の様子 当駅にはみどりの窓口および自動券売機が設置されている。当駅はみどりの窓口設置駅としては日本最南端にあたる。 駅舎内部は待合室となっており、売店も設けられている。 駅舎内には指宿のたまて箱の顔はめパネルも置かれている。 改札内コンコースには顔はめパネルや花壇が置かれている。 改札内コンコース付近には行灯タイプの精算所看板があり、国鉄時代に設置されたものと思われる。黒地の行灯看板は他に設置例は少なく非常に貴重なものと思われる。 また、駅長事務室看板についても同様に黒地の行灯看板が残っていた。国鉄時代に設置されたものと思われ、他に設置例は少なく非常に貴重なものと思われる。 ホームは2面3線となっており列車の行き違い・折り返しが可能である。特急「指宿のたまて箱」等、当駅始発・終着となる列車が一部存在する。 ホームは2面3線となっており列車の行き違い・折り返しが可能である。特急「指宿のたまて箱」等、当駅始発・終着となる列車が一部存在する。 指宿温泉の最寄駅ということもあり、当駅駅前には足湯コーナーが設けられている。 また、指宿市には竜宮伝説があることから、当駅駅前には竜宮城をかたどったモニュメントが設置されている。 当駅駅前には日本最北端の駅である稚内駅との姉妹駅締結を記念した石碑が設置されている。稚内駅までの距離は3,076km離れており、鉄道のみを利用して1日でたどり着くことは不可能である。 ————————————— 所在地:鹿児島指宿市 乗入路線 ■ 指宿枕崎線
山川駅 JR日本最南端の有人駅、山川の改札画像です。 駅名標。指宿市のチョウに指定されているツマベニチョウのイラストが入っている。「幸せを呼ぶチョウ」とも言われるツマベニチョウは温暖な気候を好み、国内では宮崎・鹿児島・沖縄の3県のみに生息する。 自立式駅名標。当駅は指宿枕崎線における運行拠点駅の1つであり、約半数の列車が当駅で鹿児島中央方面へ折り返す。当駅以西の西頴娃・枕崎方面へ運行される列車は1日7往復にとどまる。 当駅周辺の名所案内 駅舎。鉄筋コンクリート造りの地平駅舎であり、外壁にはツマベニチョウのタイルアートが描かれている。 当駅駅舎の横には「JR日本最南端の有人駅」と書かれた木製の碑が建てられている。 JR日本最南端の駅は当駅から2駅西の西大山駅であるが、同駅は無人駅のため有人駅としては当駅がJR日本最南端にあたる。 当駅は有人駅ではあるが、ほとんどの時間帯が無人であることと、出札窓口のみの営業であるため集改札は行われない。 かつて使用されていたと思われる改札ラッチが残っている。 当駅には出札窓口のみ設けられており、自動券売機は設置されていない。 以前は自動券売機が設置されていたが、現在は撤去されてしまった(2016年11月取材) 前述の通り当駅はほとんどの時間帯が無人であり、窓口の営業時間は16:00〜18:00のみに限られる。「JR日本最南端の有人駅」とは名ばかりの状態となっていることが伺える。 駅舎内部は広々とした待合室となっている。 駅舎内部の様子 駅入口付近には行灯タイプのお手洗看板が設置されていた ホームは相対式2面2線であり列車の行き違い・折り返しが可能である。 ホーム同士の行き来は構内踏切にて行う。 当駅は海に近い位置にあり駅前からは海を望むことができる。なお当駅は山川の市街地からは少し離れた箇所に位置しており、山川の市街地は画像奥側の対岸にあたる。 ————————————— 所在地:鹿児島県指宿市 乗入路線 ■ 指宿枕崎線
喜入駅 指宿枕崎線の駅、喜入の改札画像です。 駅名標。鹿児島市観光農園グリーンファームを模した杉の木とログハウスのイラストが入る。 駅所在地が白塗りされた駅名標も存在する。当駅は指宿枕崎線の運行拠点駅の1つであり、半数程度の普通列車が鹿児島中央方面へ折り返す。 別タイプの駅名標も存在する。 駅舎。開業当時からの駅舎であるが、水車をイメージした飾り屋根がつけられた洋風のデザインにリニューアルされたため、一見すると歴史ある駅舎のようには見えない。 改札口。無人駅となっており、SUGOCA等の交通系IC専用の簡易改札機が設置されている。なお、指宿枕崎線では鹿児島中央ー当駅間でのみ交通系ICが利用可能であり、指宿・山川・枕崎方面への利用はできない。 改札内から見た改札口の様子 かつては有人駅であり、出札窓口も営業していたが駅遠隔案内システムの導入に伴い2020年に無人化された。有人駅時代は「喜びが入る喜入駅」ということで記念入場券を販売しており、受験シーズン等に購入する人がいたようである。 駅舎内部は待合室となっている ホームは相対式2面2線であり列車の行き違い・折り返しが可能である。 ————————————— 所在地:鹿児島県鹿児島市 乗入路線 ■ 指宿枕崎線
谷山駅 指宿枕崎線の駅、谷山の改札画像です。 駅名標。近年徐々に増えつつある水戸岡デザインの駅名標となっている。 駅舎。近年開業した高架駅舎は、茶色の外観にガラス張りのシンプルなデザインが特徴の駅舎となっている。 改札口。高架駅舎開業と同時に自動改札機が導入された。SUGOCA等の交通系ICが使用できる。 きっぷうりばの様子。みどりの窓口があるほか、自動券売機が設置されている。 柱はレンガ造りとなっており、天井には模様が入っている。駅舎の内装は全体的に暖色系の色合いでまとめられており、暖かな印象を与える。 改札内コンコースの様子 ホームは島式1面2線となっており、列車の行き違いが可能となっている。ホーム屋根には木材が使用されている。また、ガラス張りであるためホームまで光が届き、明るい空間となっている。 ————————————— 所在地:鹿児島県鹿児島市 乗入路線 ■ 指宿枕崎線