向洋駅

山陽本線の駅、向洋の改札画像です。

駅名標。ラインカラーに対応している。当駅は広島県安芸郡府中町にある唯一の鉄道駅であるが、特定都区市内制度における広島市内の駅として扱われている。これは、府中町が広島市に囲まれているためである。
自立式駅名標
南口駅舎。開業当時から使用されているものと思われる、大きな三角屋根が特徴的な木造駅舎である。なお、当駅付近の山陽本線・呉線において2031年度完成予定で進められている高架化工事に伴い、歴史ある木造駅舎も残念ながら2024年度を目処に改築される予定である。
南口駅舎の1種駅名標は国鉄時代から残るものと思われる立体文字となっている。
南口改札。朝夕ラッシュ時に多数の通勤客が当駅を利用するため、改札機の台数は多くなっている。
当駅は自動車メーカーであるマツダの本社最寄駅であり、南口改札を出てすぐの場所に本社がある。マツダ本社が立地することによる巨額の法人税が町に入ることが、周囲を広島市に囲まれつつも広島市との合併を拒否して府中町が単独町政を貫いている理由の1つである。
きっぷうりばの様子。かつてはみどりの窓口も営業していたが、現在は閉鎖されみどりの券売機プラス、多機能券売機、自動券売機が各1台ずつ設置の体制となっている。
駅舎内には売店としてセブイレが入居している。
北口駅舎。当駅には長らく南口側にのみ駅舎・改札が存在したが、北口側住民の利便性を考慮し2011年に新たに北口が開設された。なお、高架化工事に伴い北口駅舎は2022年に仮駅舎へ移行したため、画像の駅舎は僅か11年で駅舎としての役目を終えることとなった。
北口改札。無人改札となっている。また簡易型の自動券売機が1台設置されている。
ホーム側から見た北口改札の様子
ホームは相対式2面2線となっている。当駅を含む山陽本線の海田市ー広島間は複々線区間となっているが、内側2線は貨物線のためホームは設けられていない。
当駅の跨線橋は歴史を感じさせる造りとなっているが、高架化工事に伴い残念ながら将来的には姿を消すこととなる。
当駅のホーム上屋も木造の歴史ある造りであるが、跨線橋同様に高架化に伴い姿を消すこととなる。
南口駅舎には国鉄時代に設置されたと思われる自動きっぷうりばの看板が残っているが、高架化工事に伴う南口駅舎改築により撤去されることが想定される。
広島方面ホーム1番のりばには国鉄時代に設置されたと思われる出口看板も残るが、こちらも高架化工事に伴い撤去が予想される。歴史ある当駅の姿を早めに記録しておくことをお勧めしたい。
当駅付近で進む高架化工事の様子。当駅付近の踏切が開かずの踏切となっていることから、開かずの踏切と渋滞の解消を目的に工事が進められている。高架化後の当駅の姿はどのようになるのだろうか。

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所在地:広島県安芸郡府中町
乗入路線
■ 山陽本線
 呉線)

海田市駅

山陽本線と呉線の駅、海田市の改札画像です。

海田山陽駅名
山陽本線駅名標 当駅は「かいたし」ではなく「かいたいち」と読む。 山陽本線と呉線は広島ー当駅間で同じ線路を走るが当駅で分岐する。 当駅は広島市外にあるが、広島市内の駅として扱われており駅名標にも「広」表示が入る。
海田呉線駅名
呉線駅名標、ラインカラー対応になっている。呉線は当駅~三原駅間を呉・竹原などの瀬戸内海沿いの都市を通り結ぶ。
駅舎、国鉄時代から使用されている橋上駅舎となっている。
改札口、自動改札機は4通路設置されている。
海田改札
かつての改札口、2021年まではみどりの窓口があったが現在は廃止されている。
自動券売機はみどりの券売機を含めて3台設置されている。またかつてのみどりの窓口跡は封鎖されている。
海田国鉄サイン
かつて当駅のコンコースには国鉄時代からの案内が残っていたが現在はなくなっている。
ホームは3面5線となっており、山陽本線と呉線でホームが分かれている。
当駅には悪書ポストと書かれた白ポストが設置されており、「悪書など見まい見せまい買わせまい」と強い意志を感じる標語入りのものになっている。

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所在地:広島県安芸郡海田町
乗入路線
■ 山陽本線
呉線

広島駅

中国地方最大の都市・広島市の玄関口、広島の改札画像です。

山陽新幹線駅名標。当駅は中国地方唯一の100万都市・広島市の玄関口であり、全列車が当駅に停車する。
山陽本線駅名標。広島地区では当駅から伸びる在来線5方向それぞれに別のラインカラーが設定されている。山陽本線上り(当駅ー白市間)のラインカラーは緑(Green)であり、山陽本線は当駅を境にラインカラーが異なっている。
山陽本線駅名標。山陽本線下り(岩国ー当駅間)は、赤(Red)であり、山陽本線は当駅を境にラインカラーが異なっている。
呉線駅名標。呉線(当駅ー広間)のラインカラーは黄色(Yellow)である。呉線は正式には山陽本線の海田市駅から分岐するが、全列車が当駅まで直通するため当駅にもラインカラー入り駅名標が設置されている。
可部線駅名標。可部線のラインカラーは青(Blue)である。呉線は正式には山陽本線の横川駅から分岐するが、全列車が当駅まで直通するため当駅にもラインカラー入り駅名標が設置されている。
芸備線駅名標。芸備線(当駅ー狩留家間)のラインカラーは紫(Purple)である。
旧駅舎。駅ビル「ASSE」となっており、多数の店舗が入居していたが、現在は建て替え工事が進んでいる。
中央口改札。2017年5月に供用開始された、南北自由通路に面する改札。従来は南口・北口(新幹線口)両方に改札があったが、これらを集約したもので、南口側・北口側・駅ビルいずれにも向かうことができる。
2017年5月28日の供用開始当日の朝に取材した中央口改札の様子。当時は改札機がカープや厳島神社をモチーフとした赤色にラッピングされていたが、現在は改札機の更新に伴い他駅と同じ銀色となっている。
地下道北改札。地下連絡通路に繋がっており、新幹線口(北口)側へと出ることができる。南口側と異なり、地上1Fに改札がある。
地下道南口改札。地下連絡通路につながっているが、駅ビル建て替え工事に伴い閉鎖されている。現在当駅にある在来線改札はこの3箇所である。
廃止済の南口改札。地上に設けられており、広島市の中心部に最も近い改札口であった。2017年5月の中央口改札開設に伴い、廃止された。
廃止済の在来線新幹線口改札。2F跨線橋につながっていた新幹線口(北口)の改札で、2017年5月の中央口改札開設に伴い、廃止された。
廃止済みのアッセ改札。駅ビル「ASSE」3階に通じる改札であり駅ビル営業時間内のみ利用できた。
新幹線改札。以前は北口側(新幹線口)にしか出られなかったが、現在は自由通路ができたため、南口側にも出られるようになった。
2017年5月取材時の新幹線改札口。現在と比べると通路数が少なかったことがわかる。
新幹線乗換改札
新幹線乗換改札
新幹線改札内コンコースの様子。広島を代表する企業である自動車メーカー・マツダの新車が展示されている。
新幹線ホームは2面4線となっている。当駅は全列車停車駅であるため本線にもホームが設けられている。
在来線ホームは4面8線となっている。
在来線ホームは4面8線となっている。
当駅には国鉄時代に設置されたと思われる行灯タイプの番線標が残る。
5番のりばの番線標
7番のりばの番線標。数字の上に”のりば TRACK NO.”と書かれているのが特徴的である。”TRACK NO.”が記載された番線標の設置例は九州の熊本エリアを中心にみられるが、本州ではレアケースであるものと思われる。
8番のりばの番線標。数字のみとなっているが、数字の上に”のりば TRACK NO.”と書かれていた痕跡が残っている。
9番のりばの番線標。数字の上に”のりば TRACK NO.”が記載されている。
長い間国鉄型車両のみが配置され「國鐵廣嶋」と揶揄されていた広島地区に、新車である227系が導入され、「國鐵廣嶋」がもはや死語となったのは記憶に新しい。このように、広島地区のJR線は近年大きな変化を遂げたが、広島駅もまた、大きな変化の真っ只中にある。
駅ビルの建て替え後は広電の路面電車乗り場が当駅南口の駅前広場から移転し、路面電車が駅ビル2Fに高架でダイレクトに乗り入れることが予定されている。路面電車が新幹線駅に直接乗り入れた前例として富山駅で前例があるが、高架での乗り入れは前例がなく国内唯一となる。完成後の姿が楽しみである。

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所在地:広島市南区
乗入路線
山陽新幹線
山陽本線
 呉線)
■ 可部線) 
芸備線

三原駅

たこのまち、三原の改札画像です。

山陽新幹線駅名標。当駅にはこだま号のみが停車する。
山陽本線駅名標。当駅以西は広島支社管轄、隣の糸崎駅以東は岡山支社管轄となる。
呉線駅名標。呉線は当駅を起点とし、竹原・呉など沿岸部を経由し海田市へ至る。
イラスト入り駅名標。三原市はタコのまちとして知られており、当駅にはタコのイラスト入りの駅名標が設置されている。
駅舎。新幹線・在来線ともに高架駅となっている。
改札口。当駅の在来線改札口は1箇所のみである。当駅には新幹線単独の改札口が存在しないため、新幹線乗車時は在来線改札・新幹線乗換改札の2回改札を通る必要がある。
新幹線乗換改札口。当駅の新幹線改札は1箇所のみであり、新幹線駅構内から直接改札外に出ることはできない。
新幹線駅構内には待合室が設けられている
在来線ホームは2面4線となっており、列車の折り返しが可能である。
新幹線ホームは相対式2面2線となっている。ホームは待避線にのみ設けられており、中央に通過線が2線存在する。
新幹線ホームにはドデカ駅名標が設置されているが、これは通過列車からも見やすいよう国鉄時代に設置された駅名標の名残と思われる。現在では新幹線全列車の車内に電光掲示板が搭載されているため、このような駅名標を設置する必要性は薄くなっている。
新幹線ホームの番線標は国鉄時代に設置されたと思われる行灯タイプである。
7番のりばの番線標
新幹線改札内コンコースには国鉄時代に設置されたと思われる手洗所看板が残っていた
新幹線ホームに設置された出口看板
新幹線コンコースに設置された国鉄時代の行灯サイン
国鉄時代の行灯サイン
このように、当駅の新幹線構内には国鉄時代の看板案件が多数残存していた。

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所在地:広島県三原市
乗入路線
山陽新幹線
山陽本線
呉線

糸崎駅

山陽本線の駅、糸崎の改札画像です。

駅名標。ラインカラー対応となっている。当駅は山陽本線における運行拠点駅であり、岡山方面・広島方面ともに当駅始発・終着列車が多数存在する。
ラインカラー導入前の駅名標(2015年5月取材)
駅舎。開業当時から使用されているものと思われる木造駅舎である。
当駅の1種駅名標は国鉄時代から残るものと思われる。「崎」の字の形が非常に特徴的で味がある字体となっている。
また駅舎入口付近には国鉄時代より残ると思われる行灯タイプの駅名標も確認できた。光るかどうかは不明である。
改札口。当駅は無人駅となっており、ICOCA対応の簡易型自動改札機が設置されている。
有人駅時代の改札口の様子(2015年5月取材)
きっぷうりば周辺の様子。かつてはみどりの窓口が営業していたが無人化に伴い閉鎖された。現在は自動券売機1台のみが設置されている。
駅舎内部は待合室となっているほか、しまなみ信用金庫のATMコーナーが設けられている。
ホームは2面4線となっており、列車の折り返しが可能である。
跨線橋内部の様子。方面ごとに番線標の色が異なり、岡山方面は水色、広島方面は緑色である。それぞれの方面に設定されたラインカラーを反映したものと思われる。
改札側跨線橋入口付近には手書きと思われる便所看板も確認できた。

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所在地:広島県三原市
乗入路線
 山陽本線
( 呉線 )