久慈駅

八戸線と三陸鉄道の駅、久慈の改札画像です。

JR線駅名標。当駅は八戸線の終着駅である。八戸線はJR線としては盲腸線であるが、当駅で三陸鉄道リアス線に接続する。
八戸線の写真入り駅名標。久慈市沿岸の景勝地であるつりがね洞の写真が入っている。
三陸鉄道駅名標。当駅は三陸鉄道リアス線の終点である。盛までの間、三陸海岸沿岸163.0kmを結ぶリアス線は全国の第三セクター鉄道の中でも最長距離の路線である。久慈市は琥珀の産地であるため、キャッチコピー「琥珀いろ」と久慈産琥珀の写真が入る。
三陸鉄道ホームには三角行灯タイプの縦型駅名標が残っていた。
三陸鉄道ホームに設置された久慈市内の案内マップ
JR線駅舎。国鉄時代に建てられた鉄筋コンクリート造りの駅舎であるが、近年久慈市の名産である「琥珀」をイメージしたデザインにリニューアルされた。
当駅の1種駅名標。「久慈駅」の文字の部分は琥珀が、その下には久慈市特産のウニがデザインされている。
JR線改札口。当駅は有人駅であり係員による集改札が行われる。
きっぷうりばの様子。当駅にはみどりの窓口および自動券売機が設置されている。
駅舎内部には待合室が設けられている。
待合室内部の様子
JR線駅舎からホームへは構内踏切を渡って移動する。
三陸鉄道駅舎。JR線とは別の駅舎が設けられており、鉄筋コンクリート造りの駅舎である。
三陸鉄道改札口。有人駅であり係員による集改札が行われる。
三陸鉄道駅舎内部
駅舎内には出札窓口・自動券売機があるほか、三陸鉄道グッズ等の販売を行う物販窓口も設けられている。
三陸鉄道駅舎内部の待合スペース
三陸鉄道駅舎とホームは跨線橋にて結ばれる。
跨線橋には「ようこそ不思議の国の北リアスへ」と歓迎メッセージが書かれている。「不思議の国の北リアス」は駅名標にも記載される久慈・洋野・普代・野田の4市町村共通の観光キャッチコピーであり、「不思議の国のアリス」とかけているものと思われる。
跨線橋内部の様子。万国旗が吊るされている。
跨線橋内にはお座敷列車「潮騒のメモリーズ号」のヘッドマークをつけた顔はめパネルが設置されていた。
跨線橋内部には「JR連絡口」として、JR線ホームへ通じる階段が設けられており、三陸鉄道とJR八戸線とを乗り継ぐ際にのみ通行可能とされている。
JR線ホーム側から見た三陸鉄道連絡口への階段の様子
ホームは2面3線となっており、このうち1面1線を三陸鉄道が、1面2線をJR東日本が使用する。
当駅構内には多数の看板案件が残る。JR八戸線ホーム上には手書きと思われる番線標があった。
JR八戸線ホーム上にある三陸鉄道への乗り換え看板。
JR八戸線ホーム上にある三陸鉄道連絡口への案内看板
跨線橋内にあるJR線連絡口・出口案内看板。「JR」表示がステッカーで貼られていることから、剥がすと「国鉄」の文字が出てくるものと思われる。
裏側は「普代 田老 宮古方面」への案内看板となっている。
三陸鉄道ホーム跨線橋付近に設置された出口・JR線連絡口への案内看板。「JR」が上貼りされていることから、剥がすと「国鉄」と書かれているものと思われる。
JR線駅舎のホーム側には駅名の立体文字が取り付けられている。
JR線駅舎軒下に吊るされた「警察」の案内看板。駅構内に設置された警察を案内する看板は珍しいものと思われる。
当駅が立地する久慈市は2013年放映の連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台としても知られ、駅前には看板が設置されている。放映から10年経過した2023年には再放送も行われた。
当駅駅前に立地する趣ある外観の「駅前デパート」は「北三陸観光協会」のロケ地として使用され、作中に頻繁に登場している。
駅前デパートの外壁には「あまちゃん」の撮影に使用された看板が放映から10年近く経過した取材時にも設置されていた。 

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所在地:岩手県久慈市
乗入路線
八戸線
 三陸鉄道リアス線

赤渕駅

田沢湖線の駅、赤渕の改札画像です。

駅名標。田沢湖線では盛岡ー当駅間が岩手県に位置し、隣の田沢湖駅以西は秋田県となる。県境をまたぐ当駅ー田沢湖間の駅間距離は18.1kmであり、JR東日本管内の在来線では最も長い。
駅入口。当駅は駅舎のない無人駅であり、ホームへはダイレクトに行くことができる。
駅入口とホームは構内踏切で結ばれる。
ホームは島式1面2線となっており、列車の行違いおよび折り返しが可能となっている。当駅は県境の駅であるため、当駅始発・終着列車が複数存在する。
ホームは島式1面2線となっており、列車の行き違いおよび折り返しが可能となっている。当駅は県境の駅であるため、当駅始発・終着列車が複数存在する。
ホーム上には小ぢんまりとした待合室が設けられている。
待合室内部の様子
また、駅入口付近には便所が設置されている。
便所に設置されている看板は手書きとなっている。
当駅の時刻表。当駅ー田沢湖間では県境を越えるため、普通列車の本数は僅かであり、1日4往復のみの運行となっている。田沢湖線は秋田新幹線が通過することで知られるが、普通列車での地域輸送の需要はそれほど多くないことが伺える。
始発の盛岡発大曲行き普通列車は、6両繋いでいるが、うち4両は回送扱いで運行される。当駅に到着後切り離し作業を実施し、大曲寄りの2両のみが大曲に向かう。残り4両は、当駅始発の盛岡行きとして運用される。

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所在地:岩手県岩手郡雫石町
乗入路線
田沢湖線

春木場駅

田沢湖線の駅、春木場の改札画像です。

駅名標。盛岡支社標準タイプとは異なるデザインの駅名標となっている。
待合室の外壁に取り付けられている駅名標も、盛岡支社標準デザインの駅名標とは若干デザインが異なっている。
当駅には三角行灯タイプの縦型駅名標が設置されている。
駅入口。当駅はホームと待合室があるのみの無人駅となっており、ホームへはダイレクトに行くことができる。
待合室内部の様子。比較的小ぢんまりとしている。
待合室の奥には謎の小部屋があるが、何に使用されているのかいまいち謎である。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっており、列車の行き違いは不可能である。

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所在地:岩手県岩手郡雫石町
乗入路線
田沢湖線

小岩井駅

田沢湖線の駅、小岩井の改札画像です。

駅名標。小岩井ことりとは関係ない。小岩井農場とも関係ない…ことはなく、関係大ありである。当駅の北側約6kmの場所に小岩井農場があり、当駅は最寄駅である。駅名も小岩井農場に由来し命名された。
別タイプの駅名標も設置されている。こちらはJR東日本の旧デザインに似たもので、春木場駅にも同様のデザインのものが設置されている。
当駅に設置されている名所案内。駅名の由来となった小岩井農場がイラストとともに一番大きく書かれている。小岩井農場へは盛岡駅からバスが出ているが、当駅も経由するため当駅からもバスに乗って行くことができる。
当駅には行灯タイプの縦型駅名標が設置されている。
駅舎。開業当時からの趣ある木造駅舎が使用されている。
改札口。有人駅となっており、係員による集札が行われるが、改札は行われない。
改札口付近にはのりば案内の手書き看板が設置されている。
雫石・田沢湖・角館方面へは跨線橋を渡る必要がある。
きっぷうりばの様子。当駅には自動券売機は設置されていない。窓口が設けられており、乗車券は窓口で購入できる。
駅舎内部は待合スペースとなっている。
ホームは相対式2面2線となっており、列車の行き違いが可能である。
駅構内には木造の歴史を感じさせる倉庫が設置されている。
駅舎のホーム側には消火用バケツ・消火用砂のホーロー看板がある
下り雫石・大曲方面のホーム横には植林されているスペースがあるが…
これは「鉄道沿線からの森づくり」として、1999年にJR東労組が植林を行い、整備されたものである。
しかし、手入れされている様子は一切見られず、荒れ放題の有様となっている。

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所在地:岩手県滝沢市
乗入路線
田沢湖線

大釜駅

田沢湖線の駅、大釜の改札画像です。

駅名標。田沢湖線内で比較的よく見かけるタイプの駅名標であり、赤渕・春木場・小岩井の駅にも設置されている。ラインカラーは黄緑となっているが、田沢湖線のラインカラーは現在紫のため異なっている。
2番宣に設置されている駅名標は最近設置されたものと思われる。ラインカラーも田沢湖線の紫色となっている。
駅舎。滝沢市の大釜駅前コミュニティセンターが実質的な駅舎として使用されている。
当駅は無人駅となっており、改札口は存在しない。
駅舎内部の様子
駅舎内部の待合スペースの様子
先述の通り駅舎は滝沢市が設置したもので、JR東日本が設置したものではない。そのため駅舎横に1種駅名標が設置された通路があり、ここを通ってダイレクトにホームに行くこともできる。
ホームは2面2線となっており、列車の行き違いが可能となっている。
ホーム同士の連絡は跨線橋で行うが…
跨線橋の前には「ご利用の列車は1番線にまいります」と書かれたバリケードが置かれている。
当駅に停車する普通列車は、盛岡方面・雫石方面どちらも全列車が1番線から発車するため、列車に乗るために跨線橋を渡る必要はなくなった。
2番線の様子。前述の通り、当駅に停車する普通列車はすべて1番線から発着するため、2番線はこまち号の交換待ち専用として使用されている。2番線の線路や架線付近には大掛かりな装置が設けられているが、これは冬季に秋田新幹線を走ってきたこまち号車体の融雪を行う装置である。
冬季は車体の足回りに雪が付着するが、これが東北新幹線走行時に落雪するとしばしば輸送障害が発生する。これを防ぐため、かつては盛岡駅で人力による除雪を行っていたが、省力化のため当駅に融雪装置が整備された。床下に60℃の温水を3分間噴射することで、足回りの除雪を行うものである。
架線周りにも何からの装置が設置されているが、これは屋根周りの機器の凍結を防ぐヒーターであるものと思われる。
融雪装置を跨線橋から望む。融雪に使用された温水は回収され、ボイラーで温める事で再び融雪に使用されるという。本融雪装置の整備により、盛岡駅での人力による除雪回数は大幅に減少し、作業員の安全性向上や輸送障害の防止に一定の効果があったという。

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所在地:岩手県滝沢市
乗入路線
田沢湖線