阿左美駅

東武桐生線の駅、阿左美の改札画像です。

駅名標
自立式駅名標。なぜか駅所在地が白テープで隠されている。
旧駅舎。2020年3月まで、ピンク色の外観が特徴的な木造駅舎が使用されていたが、駅自体が新桐生側に0.3km移設となるのに伴い新駅舎の使用が開始され、現在は使用が停止されている。
駅舎出入り口正面から見た旧駅舎の様子
旧駅舎時代の改札口。IC専用簡易改札機が設置されており、簡易改札機の間には改札ラッチ跡も残っていた。
旧駅舎内部。窓口と自動券売機が設置されていた。木造駅舎らしい雰囲気が漂っていた一方、非常に手狭であったことも伺える。
旧駅舎内部。ベンチは3脚のみが設置されており、非常に小ぢんまりとしていたことがわかる。旧駅舎の営業末期に取材したため、駅移転を知らせるポスターがでかでかと貼られていた。
旧駅舎時代のホームは単式1面1線の棒線駅で行き違い不可であった。
旧駅舎時代のホームの様子。画像は太田寄りから赤城方面を望んでいる。
旧駅舎時代はホーム上で遺跡の展示が行われていた。これは、かつて当駅のホーム拡張工事を行った際に、縄文時代の住居跡が発掘され、群馬県史跡となったものである。駅のホーム上に遺跡があるのは全国的に見ても非常に稀であった。
遺跡展示用の小屋の柱にはホーロー製の縦型駅名標が設置されていた。
また、駅構内には線路内立入禁止の看板も設置されていた。
「構内勾配転動防止」の看板が、旧駅舎時代の駅構内には複数存在した。こちらはホームの赤城寄りに設置されていたもので、丸っこいフォントが特徴的であった。
一方、太田寄りには筆文字タイプのものが設置されていた。
太田寄りにはカーブで視認性が悪いためか、2枚設置されていた。
旧駅舎の改札ラッチ跡内には、以前使われていたと思われる看板が入れられていた。このように、旧駅舎時代は貴重な木造駅舎が残っていただけでなく、東武線でも数少なくなったホーロー駅名標をはじめとした貴重なもじ鉄案件が複数みられたが、新駅舎開業に伴い全て消滅してしまった。
旧駅舎時代、当駅付近の線路上に設置されていた停車駅接近標も趣ある雰囲気が感じられる看板であった。
2020年3月のダイヤ改正に伴い、当駅は新桐生寄りに0.3km移転した。
旧駅舎時代末期には、旧駅舎のホームから新駅舎のホームを望むことができた。カーブした線路の先に見えるのが新駅舎である。
旧駅舎取材時に撮影した新駅舎の様子。間近に迫った開業に向け工事が行われていた。貴重な木造駅舎やもじ鉄案件が消滅したのは残念であるが、手狭であった旧駅舎と比べ新駅舎では駅前広場が広くなり、地元住民にとっては使い勝手の良い駅に生まれ変わったようである。

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所在地:群馬県みどり市
乗入路線
東武桐生線

新桐生駅

東武桐生線の駅、新桐生の改札画像です。

駅名標。当駅は東武線における桐生市の玄関口であり、赤城発着の特急りょうもう号の全列車が停車する。なお、りょうもう号は当駅、相老、赤城と3駅連続停車となる。
駅舎。風見鶏と時計塔が特徴的な西洋風デザインの駅舎である。JR桐生駅と並び、桐生市の玄関口としての役割を担っている。なお、JR桐生駅とは約2.5kmほど離れており、市営バス等で連絡可能。
改札口。IC専用簡易改札機が設置されている有人駅である。当駅の利用者数は東武桐生線の中間駅としては最多であるが、JR桐生駅と比較すると1/4程度にとどまる。
きっぷ売り場周辺。自動券売機があるほか、窓口で乗車券・特急券・定期券等の購入も可能である。
駅舎天井には十二支の文字盤があるほか、ステンドグラスが設けられている。
駅舎内には待合室が設けられている。
待合室内部の様子。広々とした待合室となっている。
待合室内には桐生地域の特産品が紹介されているコーナーがあるほか、売店も営業している。
ホームは相対式2面2線となっており行き違いが可能である。ホームはカーブしており、列車とホームの間が広く開くため乗降時は注意したい。
ホーム上には木が植えられている部分が存在する。

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所在地:群馬県桐生市
乗入路線
東武桐生線

相老駅

わたらせ渓谷鐵道と東武桐生線の駅、相老の改札画像です。

わてつ駅名標。当駅はわたらせ渓谷鐵道(わてつ)と東武桐生線の連絡駅である。駅所在地名が桐生市相町なのに対し、駅名は相となっているが、これは町名の相生をそのまま使用すると兵庫県の相生駅と重複すること、共に老いるという考えから相老としたものである。
わてつの2番線に設置されている自立式の駅名標は、日焼けによる経年劣化からか、1番線のものと比較すると色あせており、コーティングが剥げ始めている。
わてつホーム2番線にある待合所には、国鉄時代から残ると思われる手書きの駅名標も存在する。
東武桐生線駅名標。当駅はわたらせ渓谷鐵道(わてつ)との連絡駅である。わてつとの連絡駅ということもあり、当駅には特急りょうもう号のうち、赤城発着の全列車が停車する。
駅舎。古くから残る木造駅舎であるが、駅舎前に屋根がかけられており、全容が見え難くなってしまっている。
駅舎前には自立式の駅名標が設置されているが、これは駅前整備時に駅舎に取り付けられていたホーロー製の駅名標が撤去されたため、代替として設置されたものである。デザインは青地に白字で、ホーローを意識させるデザインとなっている。
改札口。当駅はわてつ・東武の共同使用駅であるため、改札口は共用となっている。なお、駅自体はわてつが管理している。IC専用簡易改札機が設置されているが、PASMO等の交通系ICは東武線乗車時にのみ使用可能である。わてつでの使用はできない。
改札内から見た改札口の様子。
駅舎内部は待合室となっている。また、コインロッカーも置かれており、少し手狭な印象を感じさせる。
切符売り場の様子。わてつ・東武線の券売機がそれぞれ置かれているほか、窓口で乗車券の購入も可能である。
跨線橋から見たホームの様子。ホームは3面4線となっており、わてつホームが相対式2面2線、東武線ホームが島式1面2線である。両ホームは跨線橋で結ばれている。
前述の通り、わてつホームは相対式2面2線となっており、行き違いが可能である。
わてつホームの2番線ホーム上には、東武線乗車用のIC専用簡易改札機が設置されている。東武線にPASMO等の交通系ICで乗車し、わてつに乗り換える際は当改札に必ずタッチしなければならない。
わてつ2番線ホーム上には待合所が設けられている。
待合所には手書きっぽいフォントで水沼・神戸・足尾方面と書かれている。また、その横に設置された番線標もそこはかとなくいい味を出している。なお、神戸方面の「神戸」とは、100万ドルの夜景の「こうべ」ではなく、群馬県の山あいにある「ごうど」のことである。
東武線ホームは、前述の通り島式1面2線となっており、列車の行き違いが可能となっている。特急りょうもう号が停車するため、有効長は比較的長くなっている。
当駅わてつホーム1番線の駅舎横には、レンガ造りの倉庫が現在も残っている。
また、当駅にはホーロー製の縦型駅名標が残っており、筆文字タイプの青ホーローがわてつ1番線・2番線両ホームに存在する。
2番線ホームのホーロー。ホームの電柱に取り付けられている。駅舎からホーローは撤去されてしまったが、ホームではこのように現役で使用されている姿を見ることができる。
また、改札口付近の駅舎柱には、1 | 桐生方面と書かれた縦型のホーロー製方面表示看板が残る。このように、番線標と一体になったタイプのホーロー製方面表示は非常にレアである。
同じく、改札口付近の駅舎柱には手書きの乗り場案内看板が残っている。文字が薄くなっているが、路線名が手書きで追加されていることがわかる。
わてつ1番線の足尾寄りには、「東武線のりかえ」と書かれた自立式の乗り換え案内看板が設置されている。
駅舎の事務室出入り口付近には、駅長と書かれていたと思われる木製の看板が残る。しかし、「駅長 STATION MASTER」の部分は削って消されており、非常に雑な処理をされた状態のまま残っている。これはこれで非常に味のある代物と言える。
この他、駅舎のホーム側には手書きっぽいプラ板の縦型駅名標が残っているが、文字がかなり薄くなっており、消えかけてしまっている部分もある。
わてつ2番線ホーム待合室には、国鉄駅名標と並んで木製手彫りと思われる縦型駅名標もある。恐らく比較的新しいものと思われる。このように、当駅構内にはわてつホームを中心に、看板マニア必見のもじ鉄案件が多数存在する。

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所在地:群馬県桐生市
乗入路線
■ わたらせ渓谷線
東武桐生線

赤城駅

東武桐生線と上毛線の駅、赤城の改札画像です。

上毛電鉄駅名標。当駅は東武桐生線との接続駅である。
上毛線ホーム上には朝日新聞の広告入りの縦型駅名標も設置されている。
東武桐生線駅名標。当駅は東武桐生線の終着駅であり、上毛電鉄との接続駅でもある。
駅舎。丸い屋根が特徴的な、桃色の外観をした比較的新しい駅舎となっている
改札口。当駅は上毛線と東武線の共同使用駅となっており、駅は上毛電鉄が管理している。改札口にはIC専用簡易改札機が設置されているが、PASMO等の交通系ICでは東武線でのみ使用でき、上毛線では使用不可である。
券売機周辺。上毛線・東武線の券売機がそれぞれ設置されているほか、窓口で東武線の乗車券・特急券等の購入が可能となっている。
駅舎内部の様子。ガラスが多用された駅舎であるため、自然光が入り明るい空間となっている。
駅舎内部には売店も営業している。
駅舎内部にある待合室の様子
駅舎からホームは構内踏切を渡って移動する。
上毛線ホームは島式1面2線となっており、列車の行き違いが可能となっている。
上毛線ホーム出入口にはIC専用簡易改札機が設置されている。東武線にICカードで乗車し、上毛線と乗り継ぐ場合はこの改札機に必ずタッチしなければならない。
上毛線ホーム上には、上毛線の鉄道むすめ「北原ゆうき」と群馬県キャラクター「ぐんまちゃん」が描かれたかわいらしい自販機が設置されている。
東武線ホームは島式1面2線となっている。
先述の通り、東武桐生線は当駅が終点であるため、線路は当駅で行き止まりとなっている。
東武線ホーム上には、次発の列車がどちらから出るかを示す行灯式の表示板がある。古くから使用されているものと思われるもじ鉄案件である。
東武線ホーム(手前側)と上毛線ホーム(奥側)は並んで設置されているが、東武線ホームの方がホーム長が長いことがわかる。これは、浅草からの特急りょうもう号が当駅まで乗り入れることによる。

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所在地:群馬県みどり市
乗入路線
東武桐生線
 上毛電鉄上毛線

押上駅

東京スカイツリーのお膝元、押上の改札画像です。

京成押上線・都営浅草線駅名標。京成押上線は当駅が起点駅で、都営浅草線は当駅が終点である。両線は直通運転を行っており、当駅は京成電鉄が管理する共同使用駅である。駅名標も京成仕様となっている。
東京メトロ半蔵門線・東武伊勢崎線駅名標。当駅は半蔵門線の終点駅・東武伊勢崎線の起点駅である。両線は直通運転を行っており、当駅は東京メトロが管理する共同使用駅となっている。
駅入り口。当駅は地下駅となっており、改札口やホームは地下にある。当駅は東京スカイツリーのすぐそばに位置しており、副駅名<スカイツリー前>が設定されている。
京成押上線・都営浅草線改札口。改札機は京成仕様となっている。半蔵門線・東武線への乗換えや、東京スカイツリータウンへのアクセスに便利である。
京成押上線・都営浅草線改札口。ホームの西馬込寄りの階段からアクセスする改札。メインの改札口より利用者が少ないため、改札機の台数も少ない。
券売機。京成の券売機と都営の券売機が並べて設置されている。
ホームは2面4線となっている。改札口へ向かう階段は利用者の割りには非常に狭く、混雑しやすい。会社境界駅であるが、当駅始発・終着列車は多くなく、ほとんどの列車が直通運転を行う。
半蔵門線・東武線押上方面改札。東京メトロ管轄のため東京メトロ仕様の改札機が導入されている。京成線・都営浅草線への乗り換えや東京スカイツリータウンへのアクセスに便利な改札口である。
半蔵門線・東武線業平方面改札。東京スカイツリータウンや京成線・都営浅草線へは若干距離があるため、利用者は押上方面改札と比べると少ない。
券売機は、東京メトロのものと東武線のものが並べて設置されている。
東武線の運賃表。埼玉・群馬・栃木方面に広大な路線網を有するだけあり、運賃表はかなりカオスになっている。当駅周辺では、隣の曳舟駅を境に、亀戸方面、浅草方面・押上方面に分かれている。
運賃表を見ると、隣の曳舟駅から浅草方面に1駅行ったとうきょうスカイツリー駅の運賃が運賃表に書かれていないことがわかる。これは、当駅ととうきょうスカイツリーが営業上同一駅扱いであるためである。。
ホームは2面4線となっている。半蔵門線の列車のうち東武線に乗り入れるのは約半分で、残り半分は当駅で折り返しとなる。
当駅を発着する半蔵門線中央林間方面行きの列車は、東武線直通か当駅始発かでホームが変わるため、乗車時には注意したい。当駅の発車標では中央林間方面行きの発車番線の案内を行っている。
東京スカイツリーを訪れる観光客が当駅を多く利用するためか、当駅構内には東京メトログッズを販売する売店が営業しており、外観は銀座線の車両を模したデザインとなっている。
駅構内には「江戸の祭り」と称した壁画が飾られており、活気ある東京の下町らしさを感じることができる。
東京のランドマークの一つである東京スカイツリーは当駅のすぐそばにそびえ立つ。電波塔として日本一高い高さ634mのスカイツリーは、下から見上げるとその高さをより実感できる。隣のビルは東京ソラマチで、東武鉄道の関連会社が運営するショッピングモールである。
東京スカイツリータウンは当駅の地下通路にも入口があり、京成線・都営浅草線・半蔵門線・東武線の各線と直結している。

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所在地:東京都墨田区
乗入路線
京成押上線
都営浅草線
東京メトロ半蔵門線
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)